Cubase / Cubase Artist 7.x アップデートによる追加機能
これらのアップデートには、以下の追加機能および改良が含まれています。
バージョン 7.0.7
このバージョンには、追加機能はございません。
不具合の修正については こちらのページ をご参照ください。
バージョン 7.0.6
- MixConsole の改良
視認性の向上- 全体的な視認性およびリサイズ、レイアウト保存の動作を向上しました。
- ズームレベルに応じてフォントサイズを調整します。
- モノラル/ステレオ/サラウンドチャンネルフォーマットに応じたアイコンを表示します。
- プリ、センド、クイックコントロールセクションにオーバーレイコントロールボタンを追加しました。
- ダイレクトルーティングでのカラー設定を、チャンネル設定、MixConsole、インスペクターで統一しました。
- ドラッグ&ドロップで MIDI インサートエフェクトの順番変更や複製が可能になりました。
ワンクリックでのプラグインアクセス
- MixConsole 上のプラグインをスロットのシングルクリックで開けるようになりました。
ワークスペース対応
- MixConsole のウインドウ設定およびレイアウトをワークスペースの一環として保存できるようになりました。
- Voxengo CurveEQ 3.2.5 アップデート
- オーディオ処理速度を最大30%向上しました。
- WAV ファイルから直接スペクトラム解析(固定)が可能になりました。
- CSV テキストファイルの読み込み、書き出し機能を追加しました。
- ルーティング設定を自動化しました。
- EQ カーブを連続的に更新します。
- 最大または最小周波数近くでコントロールポイントを動かした際の応答を向上しました。
- グループ間でのスペクトラムマッチングがあらゆるグループ間で正しく動作するようになりました。
- オーディオ処理安定性の向上
- Windows 環境での全般的なオーディオ処理安定性を向上させるために、ASIO ドライバースレッドがオーディオ処理に際して Windows MMCSS (Multimedia Class Scheduling Service) を用いるようになりました。
- Windows 環境での全般的なオーディオ処理安定性を向上させるために、ASIO ドライバースレッドがオーディオ処理に際して Windows MMCSS (Multimedia Class Scheduling Service) を用いるようになりました。
- UAD との互換性向上
- UAD を用いた際のサンプリングレートの不一致といった問題に対応しました。
不具合の修正については こちらのページ をご参照ください。
バージョン 7.0.5
- MixConsole の改良
ショートカット: コントロールリンクグループの選択
キーボードショートカット > ミキサー > コントロールリンク: 前のコントロールリンクグループ / 次のコントロールリンクグループ- チャンネルのリンク設定を一つ前および一つ後のグループに切り替えるキーボードショートカットを指定可能になりました。
ショートカット: チャンネル&ラック設定ード
キーボードショートカット > ミキサー > チャンネルとラックの構成 1~8- チャンネル&ラック設定 1-8 を呼び出すキーボードショートカットを指定可能になりました。
EQ / フィルターの応答速度
- MixConsole の機能メニューで、「EQ/フィルター変化」の指定が可能になりました(ソフト / クイック)。
EQ やフィルターが、突然のパラメーター変更にどれくらい速く追従するかを指定します。たとえば「ソフト」設定では、オートメーションでプロジェクトのある位置でパラメーターを変更する際、不自然な音の変化を防ぐことができます。
- 視認性の改良
チャンネル構成の表示
プロジェクトウィンドウ > (右クリック) > トラックコントロールの設定- プロジェクトウィンドウのグループ / FX チャンネル上で、チャンネル構成(例: 2.0、5.1など)を表示できるようになりました。
フォルダートラックの色分け
環境設定 > 外観 > カラー > 各トラックタイプのデフォルトカラー- フォルダートラックのデフォルトカラー設定が可能になりました。設定画面上の「その他」の設定が、フォルダートラックにも反映されます。
- ワークフローの改良
トラックの選択
環境設定 > 編集操作- 「背景クリックでトラックを選択」という設定を追加しました。プロジェクトウィンドウのワークエリア上で(イベントの無い)任意の場所をクリックすることで、トラックを選択できます。
一般リモートデバイス設定画面の改良
デバイス設定 > 一般リモートデバイス- 一般リモートデバイス設定画面のメニューを刷新し、機能やパラメーター、検索フィールドを整理しました。
不具合の修正については こちらのページ をご参照ください。
バージョン 7.0.4
- MixConsole の改良
視認性の向上- アイコンやボタンの視認性、およびパラメーターや値のテキストの可読性を向上しました。
- MixConsole 上の強調表示(白い四角形)を目に優しくソフトにしました。
チャンネルストリップモジュールのエクスクルーシブ(単一表示)モード
- 個々のチャンネルストリップモジュールに単一表示モードを追加し、小さいモニターでの表示性を向上しました。
モードを有効にするには、MixConsole のツールバー上、ラックボタンの隣にある星印のメニューボタンから「1つのチャンネルストリップタイプを表示」を選択してください。
ラウドネスメーターオプション
- ラウドネスメーターの設定を保存 / 読み込み可能になりました。
- EBU 以外の規格に対応するために、トゥルーピーク値を -6dB 以下、またリファレンスレベルを自由に設定できるオプションを追加しました。
- コードトラック の改良
Pitch Correct とコードトラックの統合- プロジェクトのコードトラック上のコード / スケール情報を、リアルタイムに Pitch Correct プラグインに取り込むことが可能になりました。
任意のオーディオトラックに Pitch Correct を挿入し、"Scale Source" を "Chord Track - Chords" "Chord Track - Scales" に設定してください。次に MIDI トラックを作成し、その出力先を Pitch Correct に設定することで、コード / スケールイベントを Pitch Correct に送ることができます。
コード作成機能に二つのオプションを追加
プロジェクト > コードを作成- 「アルペジオを検出」を有効にすると、アルペジオノートをコードとして解釈する精度が格段に向上します。
- 「サステインペダルを解釈」を有効にすると、CC64 の情報をノートの長さとして検知し、サステインペダルによって伸ばされるノートも含めてコード解釈することができます。
コードのテキスト入力
- コードエディター上で、テキスト入力によってコードを作成できるようになりました。また Tab キーを使えば、一連のコード入力を素早く行えます。特にリードシートを見ながらコードを入力していく際に便利です。
「ミュートされたノートをエディターに表示しない」環境設定
環境設定 > 編集操作 > コード- MIDI エディター表示上で、ミュートされたノートを隠すことが可能になりました。これによって、「コードトラックに追従」モードによって正しくマッピングされないノートを非表示にし、エディター画面を整理することができます。
- プロジェクトのコードトラック上のコード / スケール情報を、リアルタイムに Pitch Correct プラグインに取り込むことが可能になりました。
- MIDI の改良
新しい MIDI 反転機能
MIDI > 機能 > 反転- パート中の MIDI イベントを視覚的に反転させ、逆再生します。既存の「前後に反転」機能(ノートのピッチと長さを反転し、ノートオンの位置は維持)で目的の結果が得られないときに、代わりに使うことができます。
新規 MIDI トラックの追加と MIDI チャンネルの設定
- 「トラックを追加」ウインドウから MIDI トラックを作成する際に、MIDI チャンネルが順次自動設定されます。
カラオケ歌詞をテキストとして読み込み
- MIDI ファイルを読み込む際に、カラオケ歌詞を「SMF-Karaoke」 (SMF-#5) イベントとして読み込むか、または「テキスト」 (SMF-#1) イベントに変換することが可能になりました。「SMF-Karaoke」イベントはリストエディターでのみ表示され、スコアエディターでは表示されません。「テキスト」イベントの場合は、リストエディターおよびスコアエディター上で編集可能です。「SMF-Karaoke」は斜体、「テキスト」は太字で表示されます。
元々「SMF-Karaoke」データであり「テキスト」として読み込んだデータは、プロジェクトを MIDI ファイルとして書きだす際、再び「SMF-Karaoke」形式に戻ります。
- オーディオの改良
ASIO ドライバー設定ダイアログ- 接続したオーディオデバイスに応じた適切なドライバーを、「デバイス設定」ウインドウを開かずとも選択できるようになりました。最初に Cubase を起動した際、新規に ASIO ドライバーをインストールした後、または ASIO ハードウェアを接続した後に、設定ダイアログが表示されます。
オーディオ入出力接続状態の表示
- VST コネクションにて入力、出力、バス、または「スタジオ」モニターが設定されていない場合、プロジェクトウインドウの「ステータスライン」に「未接続」とオレンジ色で警告表示されます。この注記をクリックすると VST コネクションウインドウが開き、入出力、バスなどの設定を行えます。これにより「Cubase を再生しているが何も音が出ない」状態を回避することができます。
VariAudio セグメントのミュート
- ピッチ&ワープモードにおいて、VariAudio の個々のセグメントにミュート (X) 記号が付きました。これによって個々のセグメントをミュートすることができます。また複数のセグメントを選択し、ショートカット [Option/Alt + M] によって一括ミュートすることも可能です。
- その他の改良
カラーツールの復活- ツールバーにカラーツールを復活しました。
トラック画像の扱い
- トラック画像部分のダブルクリックにより、トラック画像ブラウザーを開くようになりました。これまではシングルクリックでしたが、これによりミスクリックで開くことを防ぎます。
カーソルを相対参照して貼りつけ
編集 > 機能 > カーソルを相対参照して貼りつけ- プロジェクト上のカーソル位置に対して相対的な位置を保ったまま、複数のオブジェクトをペーストできるようになりました。デフォルトショートカットは [Shift + V] です。
縦方向ズームの改良
- プロジェクトウインドウにおいて縦方向にズームを行う際、選択したトラックを極力保ったままズームするようになりました。イベントを選択した状態では、選択イベントに焦点を合わせてズームを行います。
キー / ドラムエディターにおいてもほぼ同じ挙動をし、極力すべての MIDI イベントを中心に保ってズームするか、選択されたイベントに焦点を合わせてズームします。
トラック / チャンネル検索の改良
- フォルダートラックに対してもトラックおよびチャンネル検索が可能になり、キーボードショートカットも追加されました。
プロジェクト読み込みの高速化
- 多くのプラグインを使用したプロジェクトの読み込みが高速化しました。
カラー設定の改良
- カラー設定の手順を改良、洗練しました。
不具合の修正については こちらのページ をご参照ください。
バージョン 7.0.3
- MixConsole の改良
- 機能メニューに「ディレイ補正」の on / off 切り替えを追加しました。
- チャンネル編集ウインドウでのチャンネル設定をウインドウタイトルバーに表示しました。
- 左右ゾーンにロック表示したチャンネルとロックしないチャンネルの間に隙間を表示し、視認性を向上しました。
- チャンネルセレクターでのチャンネル選択におけるスクロール動作を向上しました。
- 環境設定 > プロジェクト & MixConsole
「プロジェクトウインドウでの選択範囲と MixConsole を同期」する設定を復活しました。 - 複数の MixConsole ウインドウにおいて、機能メニューから独自に「選択チャンネルにスクロール」を設定可能になりました。
- チャンネルストリップ、EQ 上での「バイパス」、「無効」表示の視認性を向上しました。
- センド上での「プリ」、「ポスト」の視認性を向上しました。
- チャンネル名の下に、それぞれのチャンネルタイプ (stereo / mono など) を表示します。
- Steinberg Hub の改良
左側に表示されるリンクをクリックすると、OS で設定した標準ブラウザが起動するようになりました。 - スコアエディター
記号インスペクターで選んだ記号に応じて、レイヤーが自動的に切り替わり、通知されるようになりました。 - プラグイン情報ウインドウ
「プラグイン情報を更新」実行中に取り消し可能になりました。 - トラックタイプ別のカラー設定
環境設定 > 外観 > カラー
トラックタイプ別に、デフォルトカラーを設定できるようになりました。 - MediaBay の改良
プリセット保存の際に、前回使用した保存場所を記憶するようになりました。 - EuCon アダプターの改良
- EuCon アダプターが ver. 6.5.1.5 になりました。
- コントロールサーフェスで選んだ範囲に応じて EuCon 上で MixConsole のラックが自動的に開くようになりました。
- EuCon 上の「入力」ノブセットから MixConsole のロー / ハイパスフィルターにアクセス可能になりました。
- EuCon 上の「チャンネルストリップ」モジュールおよびノブセットから MixConsole のチャンネル EQ にアクセス可能になりました。
- EuCon 上から MixConsole のエージェント機能を操作できるように、関連する AppSet ファイルを更新しました。
- VST Connect SE マニュアル
VST Connect SE マニュアルを6言語に翻訳し、全般的に改訂しました。
不具合の修正については こちらのページ をご参照ください。
バージョン 7.0.2
- MixConsole の追加キーボードショートカット
キーボードショートカット > ミキサー
「チャンネル表示エージェント」でのチャンネル表示 / 非表示をすべてショートカット設定できるようになりました。
「コントロールリンク」ウインドウをショートカットで開くことも可能です。 - EQ バンドのコンテクストメニュー
MixConsole の EQ 各バンドにコンテクストメニューを追加しました。反転、コピー、貼り付け、クリア、EQ タイプ変更などが可能です。 - Control Room、メーターの改良
Control Room は、モニターしているシグナルの数値とメーターを常に表示します。
メーター > ラウドネス
ラウドネス設定ウインドウに EBU R128 ロゴを追加。初期値から偏差がある場合は、ロゴに「!」マークが表示され、ロゴをクリックすれば EBU R128 初期値に戻せます。 - MixCosole チャンネルの設定を保存 / 読み込み (VMX ファイルサポート)
選択したチャンネルの設定を VMX ファイルとして読み書きできます。 - トラックプリセット機能の向上
グループ / FX / VSTi リターンと入力 / 出力チャンネル もトラックプリセットの読み書きに対応しました。
オーディオ / インストゥルメント / MIDI トラックと同様の場所で読み書きが行えます。
* 注意: 入出力チャンネルでトラックプリセットの読み書きを行うには、オートメーションの書き込みボタンを押し、オートメーションレーンを表示する必要があります。 - ユーザーインターフェースのカラー設定
環境設定 > 外観 > カラー
全般 > 基本カラー の変更を、Cubase の再起動無しに適用できるようになりました(再起動後に反映される部分もあります)。
デスクトップカラーを指定可能になりました(Windows のみ)。
カラー選択ウインドウが新しくなりました(右下図)。
MixConsole ラックのさまざまな部分へのカラー設定が可能になりました。 トラックヘッダーのカラーリング
環境設定 > イベントの表示 > トラック
トラック左のカラーインジケーターだけでなく、トラックヘッダー全体を色分けできるようになりました。
スライダーで、色の強みを調整できます。スライダー右端で、トラックヘッダー全体がカラーインジケーターと同じ色になります。- VST Connect SE 1.2
バンド幅を節約するためにビデオストリーミングを無効にするオプションを追加。
モニターミックスにトークバックチャンネルを追加しました。
また、接続の安定性とビデオストリーミングの信頼性を、より向上しました。
不具合の修正については こちらのページ をご参照ください。
バージョン 7.0.1 Pre-Release
- ユーザーインターフェースのカラー設定を変更
環境設定 > 外観
GUI の外観設定を改善し、より自由にカラー設定を行えます。ワークエリアやグリッドのカラー設定も、より自由になりました。
カラーの変更方法:
カラーボックスをクリックし、カラー選択ポップアップウインドウを開いてください(右図は Cubase 7.0.2 での画面です)。
右クリックにより色のコピー / ペースト / 初期化が行え、「カラーの値を表示」により HSV や RGB コントロールでの正確な色調整も行えます。
カラー選択ウインドウを閉じるには、「新規カラー」の領域をクリックしてください。「現在のカラー」をクリックすると、変更をリセットできます。
カラー選択ウインドウを閉じた後「適用」をクリックすると、変更が適用されます。 - MixConsole の追加キーボードショートカット
キーボードショートカット > ミキサー
MixConsole ウインドウ上でどの領域を選択していても、選択チャンネルに対してショートカットによるコントロールが可能になりました。
対応したコントロール:
ソロ / ソロ解除、ミュート、試聴、オートメーション読み / 書き、モニター、レコード、チャンネル設定 - VST Connect SE 1.1
接続の安定性とビデオストリーミングの信頼性を向上しました。
間違った種類のチャンネルに VST Connect SE をインサートしようとすると警告が出るようになりました。
不具合の修正については こちらのページ をご参照ください。