コントロールルーム
Nuendo 4 にはソフトウェアでエミュレートしたコントロールルーム・セクションを搭載しています。マルチチャンネル・オーディオデバイスとの併用で、ハードウェアミキシングコンソールと同様にご使用頂くことができます。
- 外部ソース接続用のインプット
最大 6 系統の外部ソース(CD、DAT、MD など)を素早く選択して、スタジオ/ヘッドホン/コントロール・バスにルーティング可能です。 - 4 系統のスタジオバス
最大 4 系統の独立したスタジオバスを作成してサブミックスが行えます。Nuendo ミキサー内の各オーディオ、グループ、エフェクト・チャンネルにはパンとボリューム調節機能、プリフェーダー/ポストフェーダーをもったスタジオセンド機能があります。 - トークバック機能
トークバック回路を通してブース内のアーティストとコミュニケーションすることができます。オート DIM 機能によってフィードバックを回避します。DIM をマニュアル操作することもできます。 - クリックバス
クリック専用のバス搭載。メトロノーム信号をスタジオ/ヘッドホン/コントロール・バスにルーティング可能です。 - メインミックスからスタジオバスへのキーコマンド
単純なキーコマンドでメインミックスを各スタジオにルーティング可能。 スタジオ内の相手の希望に沿ってミックスを調節可能です。
MR シリーズとの連携でニアゼロ レイテンシーを実現
Steinberg の FireWire インターフェース MR816 CSX、MR816 X の使用により、Nuendo 4.2 でニアゼロ レイテンシーのモニター ミキシングが可能になりました。これらハードウェアは、Nuendo 4.2 の強力かつ柔軟な機能と融合し、レコーディング/モニタリング環境を劇的に進化させます。コントロール ルームで作成された一般的なモニターミックスでは、通常のオーディオ ハードウェアを用いた場合、入力信号に対しある程度のレーテンシーが発生します。MR シリーズは内蔵の DSP によってこの限界を打ち破り、Nuendo のミキシングエンジンを用いて ニアゼロ レーテンシー(限りなくゼロに近く、実質上レーテンシーを感じさせない)でのモニターミックスを実現しました。更に、内蔵 DSP エフェクトを使って EQ、コンプレッション、リバーブなどを加え、演奏者用のミックスを素早く仕上げることもできます。