Steinberg Media Technologies GmbH

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生活に音楽があふれる喜び


宝塚メディア図書館(旧:彩都メディア図書館)で行われている「デジタルサウンド講座」。そこで教材として使用されている "Sequel 2" は、高品質なたくさんの音素材と使いやすいインターフェイスで、楽器を弾けない人でも音楽を作れると評判の音楽制作ソフトだ。今回は、先日講座を修了した第二期生の中からお二人に Sequel 2 で音楽との係わり方がどのように変わったか、話を伺った。

仕事のために始めた Suquel 2 は、趣味にまで広がった

山田孝子さんは関西学院大学総合政策学部メディア情報学部の教授。Sequel 2 を始めたのは、インターネット上の広告についての授業に取り入れ媒体計画立案から作成までトータルに教えるためだ。授業では生徒にフラッシュを使って商品広告や学校紹介の映像を作らせている。「動画にはやはり音楽が必要。そこで生徒に教えるために、まず自分がデジタルサウンド講座で音楽の作り方を習おうと。でも楽器もできないし、最初に“どのシンセサイザーを買えばいいですか?”と先生に質問したぐらい、DTM(デスクトップミュージック)についての知識はなかったんです」

だからデジタルサウンド講座で初めて出会った Sequel 2 のハイレベルな機能には驚いたそう。「インターフェースの分かりやすさは、教える立場としても非常に良いですね。直感的に操作ができ、それでいて実は奥が深くて飽きないソフト。エフェクトの使い方やミキシングがわかってくると、ますます曲作りの面白さにハマりました」

自身が講座を受け始めて半年後には、さっそく授業にも導入し、生徒に教えて活用させている。「パソコンの不得意な生徒にも評判が良くて。基本操作だけ教えれば、あとはみんな自分でどんどん使い込んでくれる。パソコンに詳しくなくても、音素材をうまく組み合わせて曲を作ってきますよ」

アイデアに溢れる若い世代にとって Sequel 2 は、クリエイティビティを伸ばす絶好のツール。授業だけでなく、ダンス系のサークル活動に使うなどプライベートでも活用している生徒もいるとか。山田さん自身もプライベートで DTM を楽しむようになった。「10年早く Sequel に出会っていれば音楽家をめざしたかも!」というぐらい夢中だ。「移動中の新幹線の中でもヘッドフォンをつけてよく曲作りをします。ノートパソコンと Sequel 2 さえあればいつでもどこでもできる DTM を、これからも楽しんでいきたいです」

Sequel 2 がきっかけになって作曲のスキルが UP!

下津泰子さんの大学卒業研究テーマは “音楽発表の場づくり”。3年前その研究発表のため、カフェを使った音楽イベントをコーディネートした。そこで開いたワークショップの講師に招いたのが、サウンドクリエイターの江夏正晃氏だ。「パソコンを使った作曲のグループワークで、見ていてすごく面白かった。私も DTM をやりたい、と強く思ったんです」音楽ソフトを手に入れて、とにかく独学で作曲を始めてみた。だが初心者ならではの難しさも実感した。「ソフトをある程度使えるようになっても、それ以上は進めない。例えば “マスタリング” が何かは知っていても、具体的にはどうすればいいのかわからなくて。1年ぐらいで壁にぶつかった感がありました」そこで江夏氏が講師を務めるデジタルサウンド講座を受講し、音楽のトータルプロデュースと Sequel 2 を使った作曲法を一から学ぶ事にしたという。

そこで江夏氏が講師を務めるデジタルサウンド講座を受講し、音楽のトータルプロデュースと Sequel 2 を使った作曲法を一から学ぶ事にしたという。
デジタルサウンド講座では DTM のベースになる理論も学ぶことができた。それにプラスして、操作しやすく音素材も豊富な Sequel 2 を活用することで、曲作りのスキルがだんだん向上していくのも感じられるという。「この1年間で、Sequel 2 を使って新しく5~6曲を作りました。1曲作るごとにその前の曲がショボく聴こえるので (笑)、そこに自分の進歩を実感します!」

現在は働きながら空いた時間で Sequel 2 を使い作曲を続け、友人とのユニット「αα(アルファルファ)」の MySpace に公開中。いつかはライヴパフォーマンスもやりたい、と目を輝かせる。Sequel 2 がきっかけで壁を一つ乗り越 え広がった音楽の夢。そんな下津さんは今、曲作りのクオリティをいっそう高めたいという意欲でいっぱいだ。「技術的な課題は次々に出てきますが、クリアし ていきたい。ただ、DTM を仕事にしようというのではなく、純粋に自分の技術を高めて、もっといい音楽を作りたいという思いが尽きないんです」

知識も技術も、何もないところから始めた山田さんと下津さん。二人ともきっかけや目的は違えど、Sequel 2 を活用することで、思いがけずに趣味が広がったり、また夢に一歩近づいたり。今ではいつもそばに音楽があふれている。
パソコンの中に Sequel 2 という自分だけの音楽スタジオを入れたなら、そこにはもっとアクティブなミュージックライフが待っている。

▼ 「デジタルサウンド講座」 についてはこちらから
http://www.iminet.ac.jp/dss/

▼ この記事を掲載している雑誌「音遊人」はこちらから
http://www.yamaha.co.jp/fc/myujin/

▼ vol.1 - 「誰もがミュージシャンになれた日」のページへ
http://japan.steinberg.net/jp/community/steinberg_stories/saito_digital1.html