Steinberg Media Technologies GmbH

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Steinberg Presents Sound Roster 2015.10.20, 10.27 放送回

【ゲストプロフィール】

神奈川県相模原市出身のシンガーソングライター。
独特のスタイルでフロアを湧かせる生粋のエンターテイナー。

2013年7月にデビュー・アルバム『SAMURAI LAND』 をリリース。先行配信された楽曲『空』がレコチョク クラブ・フルチャートで週間初登場1位を獲得し、TBS 系全国ネット「がっちりマンデー!!」エンディングテーマに採用された。
また年末に行われた ZIP FM 主催の「ニューイヤーズカウントダウン」に出演し7000名の聴衆を魅了。

2015年に 2nd mini album「LIFE」をリリース。

【リリース情報】

2nd Album「LIFE」
2015.10.7 リリース

【放送中インタビュー内容】

- 普段、この番組が放送されている時間(午前2:30)は、何をしてますか?

そうですね、まあ、寝てる事のほうが多いですけれども、夜のこれくらいの静かな時間帯に作詞をしたりすることもありますね。

- なるほど、「降りてくる」か、眠ってしまう時間ということですね。

そうなんですよ。

- 「侍」というお名前のルーツを教えてください。

色んな意味があるんですけど…、簡単に言いますと、まぁこの時代に侍っていないじゃないですか。
で、その、なんていうか、僕ら(収録時点で34歳)ぐらいの年代から下の世代の方って、結構、価値観とか感覚とかが、全然違うというか、今の若い子たちを批判するわけではなく、それは個性なんでしょうけど、なんか、日本人としての「古き良き心」…義理人情ですとか、そういう、「侍のあったかさ」みたいのって、もしかしたらこの時代で無くなっちゃうんじゃないかな…みたいなのを感じたことがありまして。
でも、そういうのは、説教しても絶対今の子達には伝わらないんだろうなって。そして、言葉で言ってわかんねぇなら、「この野郎!」なんてやっても駄目じゃないですか。

(一同笑)

でも、そういうのって、音楽という世界であれば、伝えられるんじゃないかと。
それが一つですね。

- なるほど。

もう一つは、日本のシーンって、結構、ジャンルで聴き分けてしまっている方が多いのかなと思ってまして、そういうジャンルをぶった斬ってやりまくりたい! という。

- なるほど。ちなみに、元々、どういうきっかけで音楽の世界に入ったんですか?

きっかけはえ~と、中学校二年生の時に、YMO (Yellow Magic Orchestra) をすごく聴いてた時期がありまして。

- YMO、意外ですね(笑)

はい(笑)。それで、YMO のコピーバンドを結成して、中学校の文化祭、体育館のステージでライブをしようって。それが初めてのライブだったんですが、それがきっかけだったので、一番最初はジャンルで言うとテクノになりますね。

- その YMO から、どういった経緯を辿られたんでしょう?

高校に入ってから THE BLUE HEARTS さんとか、Hi-STANDARD さんとか。YMO の時はドラムをやってたんですけど、高校になってから、ギターとかもやりだして。
でも実は、バンド時代はボーカルはやってなくて、楽器ばっかりいじってたんです。

- 歌を始められたのはどういうきっかけがあったんでしょう?

その後、バンドでずっとパンクとかをやってたんですが、初めて歌を歌ったのが、ストリート。ゆずさんとかが、バーンと行き始めた頃ですね。僕らもちょっと、路上で歌ってみようかみたいな、感じで。
それこそ、ゆずさんとかも、そのままコピーさせてもらったりとかしてたんですが、歌い始めた当時は「歌って気持ちいいね」くらいの感じでしたね。
当時は、楽器で伝えるのと、歌で伝えるのは、同じようで違うというか、同じ音楽でも一緒にはしたくなかった、と思ってました。
「俺はやっぱり、音出して人に伝えていく方が好き」みたいに思ってた時期のほうが長かったかもしれないですね。

- では、ドラムやって、ゆずさんに憧れて、ギターもやってって感じですかね?

そうっすね。
あっただ、ゆずさんにいったのは結構経って、高校卒業してからだったんですけども、その前は先ほども言った通り、Hi-STANDARDさんに憧れまして。
で、もうその頃は、その…ハイスタのドラム、すっごいんですよ。なんか、ゴロゴロゴロゴロ…って、「俺これ無理っぽい」みたいになって。

(一同笑)

それで、ギターのほうが目立つっぽいみたいなことに気づきまして…高校ぐらいになるとちょっと、「モテたい」みたいなところも出てきますし。
「もっと、見て!」って(笑)

(一同笑)

- 確かに、ステージでもドラムはだいたい後ろですからね。

そうなんですよ。
ライブハウスとかでも、いつも、なんか照明が当たりづらいと言いますか。
その…気になるあの子が来てくれているのに、ギターのやつが、ドンカブリしてるもんだから、っていうので。
ギターなら、「ボーカリストの横に出られる」「ソロパートならもっと前に出られる」って(笑)

- なるほど。それでギターに転身したんですね。

そうですね、幅広い(笑)

- 本格的に歌を歌うようになったのは、どのくらいからなんでしょう?

本格的に、歌…というか、マイクをちゃんと握って、「よっしゃー、俺は歌い手だぜ」みたいにやり始めたのは、23~24、ぐらいだったかなと。
きっかけは、FIRE BALL さん。

- レゲエの方ですね。

そうなんですよ。横浜レゲエ祭とかにも毎年遊びに行ってて、「なんか、いいよね」って。
当時はほんと、ただ、純粋に憧れとして見てたんです。
それが変わったのは、当時僕らが仲間内でやってた、忘年会。地元のクラブで、友達の DJ とかに音出してもらって。みんなでワイワイって感じに。
そこである年「今年の忘年会でちょっと俺ら歌ってみない?」みたいなことになりまして。で、それは面白いかもしれないね、ってことで、地元のメンバーには内緒で三人グループで組みまして。
で、その「一発みんなを驚かしてやろうぜ」、みたいな感じで組んだユニットが、そこにたまたま来てた、イベントのオーガナイザーさんに声かけてもらいまして。
なんか、「横浜で歌えることになった」とか、「渋谷で今度歌えるぞ!」とかって、なんか、どんどんどんどん、気づけば色々な所で歌わせてもらえるようになって…て感じでしたね。

- 忘年会からなんですね。

そうなんですよ。忘年会ユニットでしたね。

- ちなみに、侍さんは「ライブがすごい」とお聞きしたんですが。

あっはい(笑)

- 「予測不可能なパフォーマンスをする」と聞いたんですが、具体的にはどんなパフォーマンスをされているんでしょう?

え~と、まあ、色々あるんですが…。
結構自分の中でも記憶に残ってる激しいので言いますと、「一輪車に乗って登場しようとして失敗した回」とかもありましたし、あとは…大量のコアラのマーチをステージから客席にばらまくっていうライブもありましたね。

- すごいですね。

あの、一輪車乗ったことないのに、ステージ袖からそのステージ中央までの数メートルを、チャチャチャと一輪車でぱっと出てきたら、絶対面白いだろうなと思って、敢えて練習せずに、挑戦したんですけども(笑)
ほんとに、乗った瞬間転びまして、一輪車だけがパーンとステージに飛び出ていく感じになっちゃいました(笑)

- そんな侍さん、10月7日(収録時点2015年)新しいミニアルバムをリリースしたということですが、そのコンセプト等を教えていただけますか?

はい。タイトルは「LIFE」と言います。これは二枚目ですね。
一枚目の時は、いままでやってきた、いろんな音楽のシーンを表現できたら良いなと思って、そういうコンセプトで作ったんです。
で、そこから、「プロとしてのステージ」といいますか、色々な所でライブさせてもらったり、色々な環境を見ていく中で、こう…俺このままで良いのかなとか、俺は本当に何が伝えたいんだろうか、みたいな…ある意味スランプに陥ったんです。
でも、なんかこう、やっぱり、「ありのままをそのまんま伝えたい」っていうのが自分の行き着いた答えでして。

それで、今回のアルバムはメッセージ性の強い曲が多く並ぶ形になっているんです。そして、自分なりの人生観というか「生きていくって、こういうことでしょう」みたいなメッセージが詰まった曲たちなので、「LIFE」ってタイトルをつけさせてもらったんです。 そんなにでもなんか、重たく考えずに。僕自身が結構、いろんなことやってきた人間でもありますし。

 

なんか、生きてく上で色んな悩みとか、思わぬところで躓いたりとかって時に、「だったら、こっから見てみたらどうだ」みたいな感覚にもなってもらえるんじゃないかな、という気はしてます。なので、侍なりの「LIFE」と言いますか。
それで、ちょっとタイトルを悩んだんですけども、ちょっと大きく「LIFE」と言うことで、どの世代の方でも、共感してもらえる部分が必ず有るんじゃないかなと思いまして。是非皆さんに聴いてもらいたいなと思ってます。

- え~と、このアルバムの内容について、ちょっとお聞きできればなと思うんですけど。

はい。あの~、2枚目となるアルバムなんですけれども、なんか、その、人生とはって言ったら大げさですけれどもなんか、その日々の生活の中で、結構その~、まっ歌い手としてじゃなくても、人間として、だれでもこうゆうの有るよねっていうような、悩みですとか嬉しい事とかを、結構、その~、喜怒哀楽と言いますかを、分かりやすく、シンプルに表現したような曲がこう、並んだんじゃないかなと思うんですけども、だからこそ、自分にとっての、嘘はつきたくないと言いますか、その音楽に対してもそうですけども、生きていくってこうだよなとか、なんか自問自答して書き上げたリリックの曲が多くてですね。

- なるほどですね。

はい。

- 歌詞を少し読ませてもらったんですが、「ONE LIFE」等の歌詞は、すごくポジティブですね。

はい。有難うございます。

- 「自分に問いかけてるのかな」と思う瞬間もありました。

そうなんです。まさにこの曲はそう。
音楽をプロとしてやり始めてから、「こんなはずじゃない」とか「もっとこうなる予定だったのに」とか、「理想と現実」みたいなところで悩んでて、じゃ、「自分はどういう音楽を伝えていきたいんだ」とか、「どういうスタイルでやっていけばいんだ」みたいなことを考えた時期もあったんです。
「ONE LIFE」はそんな時に作った曲なんですが、実はこれ、1年位かけて作った曲なんです。
で、まさに自問自答しながら、自分に対して言い聞かせてる部分もあったり。まぁ自分なりにいろいろ悩んで出た答えだから、これは、是非ともみんなにも聞いてもらって、同じように悩んでる奴の背中を、ちょっとでも押せたら良いなって気持ちも込めて。

- なるほど。

この曲、サビが、3回、4回かな、来るんですけども、あえて、歌詞は、全部一緒なんですよ。
で、普通サビって、一番きれいに取れたテイクを全部貼り付けたりとかするじゃないですか?
この曲に関しては、もうそれが嫌で、「この歌詞の後に来るサビはこうゆう歌い方で」って毎回変えていって、最後だけ「ごめんなさいちょっと、1テイクだけ録り直していいですか」っつって、一番最後のテイクをこう、シャウトした感じで録ったんです。

そのテイクが、ピッチがずれちゃってはいるんですよ。
でもなんか、この「吐き出してる感」は、多分今のしか出ないんで、「今のテイクでお願いします」ってお願いして使ってもらった、みたいな。思い入れがすごくある曲なんです。

- 1曲で1年ってすごいですね。

そうなんですよ。
音の面でも、生音を使ったり、それこそいろいろお金がかったりもするじゃないですか。
そこを、仲間内のアーティストが、じゃあ俺録るよ、みたいな感じで…ピアニストの方やベーシストの方とかが、すごく協力してくれて…。
で、そのメンバーとか、事務所のスタッフさんとかも込みで、最後に、一本のマイクを囲んで、クラップの音を入れたんですよ。
曲の最後に入ってるんですけども、これ、ミックス終わったその瞬間に、ぶわぁぁって、自分泣いちゃったんですよ。
なので、この「ONE LIFE」は、このアルバムの中でも一番と言ってもいいくらい、いろいろ、自分にとっての思い出深い曲なんですよ。

- なるほど。そんな侍さん、楽曲を作る時は、どういう感じで作っていくんですか?

ん~、そうですね。僕、歌詞を書くときとか、「よし、じゃあ、今日一曲作ろう!」みたいな感じで、書けないんですよ。
そうやってできれば一番いいんですけど、なんかこう、「書こう」と思って書いちゃうと、なんか、どうでもいいような歌詞になってしまう…というか。

だから、結構不思議なタイミングで書くことが多いですね。
もう、眠くって眠くってしょうがなくて、ベッド入って寝ようと思った時に、なんか、パパパッと浮かんじゃって、「これだけ、メモっとくか」と思って書いたら、止まらなくなって、バッと書き上げたみたいな。なんか、結構、そういう感じのが多いんです。
歌詞書くのって、あまり好きじゃないと言いますか、苦手ではあるんです。

とはいえ、普段は、締切があって、どうしても書かかなきゃいけないって時ってあるじゃないですか。もう、いついつまでに、何曲絶対書かなきゃみたいな。
そういう時、僕は基本的に、自宅のトイレで全部服を脱ぎまして、綺麗にたたみまして…で、全裸で、便座に座った状態で、便座の目の前にちっちゃい机が有るんですけども、そこで詩を書く事が多いですね。

- なかなか変わっていますね(笑)

これ、本当なんですよ。
ばばっと書いた曲を、全部清書していくとか、そういう作業は必ず、自宅のトイレで全裸で、冬だろうがなんだろうがやるんです。
すごく、自分にとって「降りてくる」と言いますか、一番集中できる場所なんですよね、自宅のトイレってのが。

- すごいですね。「狭いところが落ち着く」ということでしょうか?

あははは(笑)。なんか、ある意味、静かというか。
換気扇の音だけが、フーンみたいになってる、あの感じがまた、良いんですよね。

- なるほど。ちなみに、曲を作る時は、アレンジャーさんなどと作られていくんですか?

はい。そうですね。「こういう楽曲のイメージなんです」みたいのを持ってって、アレンジャーさんに、スタジオでそれを具現化してもらうといいますか。

- 御自分で DAW 等は使われたりしますか?

僕は、Mac の Logic というソフトでやるんですけども、いつも小松さんという方にアレンジしていただきますね。
小松さんのスタジオでは Cubase を使って、「ここをもっとああして」「こうして」って言葉で言ったのを音にしてもらう、そういう作業をやってもらってますね。

- なるほど、侍さんは歌詞やメロディー中心に作り、それを仕上げるサウンドプロデューサーさんが小松さんなのですね。

そうですね。
なんか、Cubase って、Cubase 用のショートカットとかが割り振られた、手元でこう操作するマシーンがあるじゃないですか。
簡単に、ここ押すだけでこれ出来るみたいな。
僕あれにすごい憧れてまして、でも、Cubase 用だったら、Logic とか無いのかなと思って、すごい調べたりとかしたんです。

- 恐らく、CMC シリーズのことですね。

そうそうそう、そうです。同じような形で「これ用」「これ用」「これ用」みたいな。
あれが友達んちにもあって、小松さんもそれ使ってて、かっこいいなと思って。

- あれは Logic には非対応ですね。

ないっすよね。そうなんすよ、だからもう Cubase に変えます。

(一同笑)

- それでは、最後に音楽業界の未来を背負って立つ未来のアーティスト達に、アドバイスなどいただけますか?

僕なんかが上から言うあれじゃないですけども、今の若い子達って、「これからミュージシャンを目指す人」ってもしかしたら、僕らの時より減ってるんじゃないかなと思ってるんです。
「ミュージシャンって何する人?」ってなった時に、やっぱり「メッセージを伝えていく」とか「誰かの背中を押す」とかだけじゃなく、「ミュージシャンでしか出来ない事」って必ずあると思うんですが、ミュージシャンになることによって、滅茶苦茶自分自身が勉強できるんで、なんかその、見えない景色といいますか、「あっ、こんなところも、こうなってたんだ」みたいな景色がそこにはあるし、自分もまだまだそこを目指して進んでる途中ではあるんですけれども。

なんか、こう、なんっつったらいいんすかね、「夢を持ってくれ」じゃないですけれども、誰かに何かを言うって、すごい責任のある事で、それを自分で言うことによって自分自身も変わっていけるし、お互いそれで成長していけるってスゲーことだなと。音楽にはそのチカラがあると、自分は信じてますんで。
ミュージシャンに限らず、歌い手とか、DJ とか、ダンサーとか、音楽に携わるエンターテイナーがどんどんどんどん若い子で出てきたら、面白い事になると思ってますので、是非是非、みんな音楽いっぱい聴いて、ステージに立って、輝く日を目指して頑張って欲しいな…と言うのと、最後に1つだけ言わせてもらいたいのが…

- はい。

なるべく、その、僕よりは売れないでいただきたいと。
これだけは言っておきます。はい。

(一同笑)

【織田's クエスチョン】

- おならの音階を調整出来ると聞いたんですが…

はいはいはい。

- 今、ちょっと実践するのは難しいと思うんですけど、これはどういうことなんでしょうか?

あの~、おならの音にすごいこだわってた時期がありまして。
おならって、しちゃまずい時でも、どうしても、どうしようもない時ってあるじゃないですか。そういう時、皆さんどちらかのおしりを持ち上げて、なんとか音が出ないようにしますよね。 でも、これが出来るってことは、逆に「どういうふうにすれば、音が出るんだろう?」みたいな事を考えまして…。
それで、「プッ」って音が高ければ高いほど面白いってゆうことに気づきまして。
で、どうやったら、高い音が出るかを日々研究してた時期があったんですよ、曲も書かずに。

- なるほど(笑)

どうしようもないですね。

(一同笑)

で、僕が出した答えは、結局腹筋だったんですよ。
腹筋の力の入れ具合で、音階が変わるってことに気づいて…ドレミの歌の最初ぐらいまでは鳴らせるようになりました(笑)

- すごい!

でも、途中でその…ガスの量がたんなくなって駄目なんですけども。でも、「ドレミファ」ぐらいまでは、今でもいけますね。
頑張れば、メロディも鳴らせます(笑)

【織田's クエスチョン 2】

- 侍さんは一人暮らしということですが、「お家に帰ってからまずすること」が、良い声で「ただいま」と言うと拝見しまして…今、その良い声で「ただいま」って言ってもらってもいいですか?

全然いいですよ。あっ、そうですね…考えてみたら、いっつもやってることなんですけど、人前でやるのは初めてですね。
(咳払い)ちょっと、緊張しますけど。いっ、いいですか?

- はい、お願いします。

「ただいま」

(一同笑)

- 良い声ですね!

はいはいはい。

- 渋い「ただいま」なのかなと予想してたんですが、少し裏切られました。

んんん。そうでしょうね。

(一同笑)

なんか、やっぱり、ひとり暮らしって寂しいじゃないですか?
寂しいんだけれども、別に、一人だからっつって「行ってきます」とか「おかえり」とか「ただいま」とかを言わないのも、これはそれでおかしいんじゃないかと思って。
まぁ「おかえり」って言われなくても、帰ってきて、まぁご苦労さんって意味も兼ねて「ただいま」は言おうって決めまして。
で、どうせ言うならいい声で言おうかなと思って、いっ、まっやってますね。

(一同笑)

- ちなみに、「行ってきます」は言って行かないんですか?

「行ってきます」は、あの~そうですね、正直言う日と、言わない日とが…

- 言う日もあるんですね?

勿論ありますよ。ちょっと早起き出来た日とかは言いますね。はい。

- バタバタしてると、言わずに出て行く事もある。

言わずにってか、まあ、つい忘れちゃうと言いますか。
でも、なるべく言うようにはしてますね。
是非、ひとり暮らしされてる方、やってみて貰いたいなと思います。

- なんだか元気になれますね。

ヘタしたら、一人暮らししてると、一日誰とも会話をしなかった日みたいのがある。恐ろしいことじゃないですか?
あれ、今日俺、声を発してないみたいな。

(一同笑)

歌い手として大丈夫か、みたいな。
なのでその、自分が普段喋ってる声の、2オクターブ位高めを意識して狙っていくと、良いヒットが打てるんじゃないかと。思ってます。