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Cubase 7.5 Demo song by VOLTA MASTERS

斬新な楽曲を数多くリリースしてきた VOLTA MASTERS が、今回 新たに Hiphop テイストのデモソングを制作。さらに VOCALOID を使ったバージョンも制作し、新たな音楽シーンの可能性を感じさせる楽曲に仕上がりました。そのプロフェッショナルなテクニックが確認できるプロジェクトファイルにも、ぜひご注目ください!

(プロフィール)
2005年の活動開始以来、アナログシーンで数々のヒットソングをリリース。 2008年3月には VOLTA MASTERS ファーストフルアルバム「Change」、2008 年 4 月には Remix アルバム 「Volta Masters At Work」 をリリースし、 両アルバムともインディーズでありながら大ヒットを記録。

土屋アンナ Remix アルバムへの参加、 SPEED 2010 年ツアーのオープニングとダンスメドレーの楽曲アレンジを担当、島谷ひとみへの楽曲提供等多方面から高い評価を得る。

最近では MBS、TBS、CBC 等でオンエアされた人気TVアニメ 『 ダンガンロンパ THE ANNIMATION 』 の主題歌『Never Say Never』への参加や、SONY の CM への楽曲提供等、さらに活躍の幅を広げている。

来る2014年9月22日には、VOLTA MASTERS BAND feat. Sierra で Motion Blue Yokohama にて公演も予定されている。

デモソングは、以下のページからダウンロードできます。

スペシャルインタビュー

活動が変化しても、制作はいつも Cubase で。

- 2009年の Steinberg Day での印象的な DJ パフォーマンスから5年、最近の活動は?

最近は以前にも増してDJやライブの機会が増えてきましたね。

- CD で聴いてからライブへというこれまでの流れに加えて、最近はライブやイベントで曲を耳にしたリスナーの方がその音源を探すという流れも増えてきていますよね。

そうですね。この5年はそういう意味でも大きな変化がありましたね。

- 制作環境にも何か変化がありましたか?

当時 DAW は Cubase 5 を使っていましたが、今は最新版の Cubase 7.5 にバージョンアップして使っています。マシンやオーディオインターフェースは、変わらず同じものを使っていますね。マシンは同じ Mac でずっと安定して使うことができていますし、オーディオインタフェースは当時から MR816 を使い続けています。実は最近マイクプリが壊れてしまったので、実はここ一週間くらい直接 MR816 につないで録音しているんですよ。これでも十分使えますね。直で録音できるっていうのもいいですよね(笑)

- MR816 を選んだ理由は何でしょうか?

Cubase と同じ Steinberg 社製ということで相性の良さなどが決め手となって選びました。

- Cubase 5 から Cubase 7.5 になって、よく制作に使われている機能はありますか?

VariAudio 2.0 はボーカルを録ったときはだいたい使いますね。それからオーディオワープ。 MPC の時にも似たような機能は使っていたのですが、オーディオワープを使うとより正確に できるんです。

- 最近のお気に入りのソフトシンセサイザーは何ですか?

HALion 3の時代に周囲に勧められて HALion を購入して、今でも使っています。最近 Halion 5 にバージョンアップしてからは、特にベースの音源を気に入って使ってますね。

- 以前ソフトサンプラーといわれていたものが、ソフトシンセサイザーになってきてますよね。HipHop のジャンルではサンプラーはよく使うアイテムかと思うのですが、実機でも使いますか?

基本的にはコンピューターで録っています。

- 純正のソフトシンセは使われたりしますか?

生で弾くことも多いですが、ソフトシンセを使うときはピアノやオルガンの音を使うことが多いです。 The Grand なんかも使ったりしますよ。オルガンは HALion のものを使っています。

- 曲作りのワークフローを教えて下さい。

曲によって違うんですが、ビニールを聞きながら「カッコイイ!」と思ったフレーズを自分でもう一度弾き直して入れたりすることもあります。

- 今回のデモソングの聞きどころはどこでしょう?

Cubase のさまざまな機能を駆使して制作しているところと、イギリスの R&B 女性シンガー Laurnea のボーカルと、ボーカロイドの対比です!この二つの違った良さを聞いてみて下さい。

VOCALOID で断然仕事がスピーディーに。

- Cubase は HipHop や R&B のジャンルでも使えるソフトウェアなんでしょうか?

はい、もちろん使えますよ。

- 今回のデモソングには VOCALOID パートがありますよね。VOCALOID は初めて使われたんでしょうか?

V2 時代に触ったことがありました。当時使っていたのは 初音ミク でした。使い始めた当初は独特の音が耳慣れなかったのですが、使っていくうちに慣れてきて、しばらくしてからは、独自の音源と捉えて使っていましたね。当時は VOCALOID を使った楽曲もリリースしました。

- 当時と比べて印象は変わりましたか?

前回使った時から時間が経っており、新鮮な気持ちで VOCALOID を使いました。今迄 Windows だけだったものが Mac の制作環境でも使えるようになったのでとても便利ですね。それから、入力した瞬間に言葉の意味がわかるレベルで明瞭に発音してくれるのもいいですよね。単語を入力すると適宜分かれてくれるのも嬉しい機能です。

- 今後仮歌でも使えそうですか?

ええ、仮歌として十分使えると思います。今迄の仮歌はスケージュールを合わせてシンガーを呼び、録音というのが通常でしたが、その労力に比べ、特に V3 に変わってから単純に打ち込んだだけで上手く歌わせることが可能なので、断然仕事がスピーディになりました。要望としては音声認識で歌詞を読み取りしてくれる機能なんかができると、格段に効率アップしそうです(笑)

- メタル、ポップス、エレクトロ、ハウス系の楽曲を耳にすることが多い VOCALOID ですが、R&D や Hiphop 独特のメロディーの雰囲気を VOCALOID で表現するのは難しくありませんでしたか?

難しいですよ!かなり苦労しました(笑)

- 実際に VOCALOID の調教をされてみて、特に苦労された部分はどこでしょうか?

しゃくりとかをピッチベンドで描く場合と、音階で表現させた方がより自然に聴こえる場合とがあり、その使い分けが難しかったですね。

- どんな機能を使って表現されたんでしょうか?

今回 Laurnea のヴォーカルに寄せていくと考えると、Breathness はまさにソウルフルなカスレ声を表現するにはピッタリの機能でした!それ以外にはビブラートの調整で DEPTH を使いました。

- Hip Hop や R&B のジャンルにおいて、VOCALOID でこんなことができたらいいというご要望はありますか?

歌詞を打ち込んだだけでラップをキーに自動で合わせて指定した小節内で自然に歌わせる機能であったり、R&B 特有のソウルフルなコブシを効かせられるようになるとより面白くなると思います!