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Erran Baron Cohen: 映画「ブルーノ」でも活躍した Cubase

長年の Steinberg ユーザーであるプロデューサー Erran Baron Cohen (エラン・バロン・コーエン) の活躍は目覚しい。優れたトランペット奏者、キーボーディストそして DJ としてロンドン界隈に欠かせない人物であると同時に、バロンは hip-hop、エレクトロニカ、ワールドミュージックら多様なスタイルを見事にブレンドしたバンド ZOHAR の創設メンバーでもある。何より、彼は TV シリーズ Da Ali G Show の音楽担当による Travis や Supergrass らアーティストとの共演、そして2006年の話題作 「ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習」 の音楽で知られている。

バロン・コーエン初のソロアルバムプロジェクト "Songs in the Key of Hanukkah" は2008にリリースされ、批評家たちの高い評価を受けた。アルバムはユダヤの有名なハヌカー・ソング(ユダヤ教での年中行事に歌う曲)たちのリメイクや、イスラエルのスター、イダン・レイチェルやアメリカのラッパー Y-Love を起用した新曲を含んでいる。

2009年、エラン・バロン・コーエンは再びフィルムコンポーザーとしての仕事に戻り、彼の弟サシャ・バロン・コーエンの映画「ブルーノ」の音楽を担当している。Steinberg は彼にいくつか尋ねる機会を得た。

エラン、読者のためにあなたのバックグラウンドを少し話してください。最初に音楽への愛が花開いたのはいつで、誰か影響を受けたミュージシャンはいたか、など。

8歳の時、トランペットとピアノを始めたんだ。ピアノの先生は僕に教えることを嫌がってね、それで自分の耳で独学するようになったんだ。トランペットの方はクラシックのトレーニングをして、地元の年少者のオーケストラで演奏していた。オーケストラの真ん中に座って、パワフルなサウンドに包まれて演奏するのが好きだったよ。学生時代にはクラフトワークやデヴィッド・ボウイ、ブライアン・イーノ、トーキング・ヘッズらに影響を受けたロックバンドをやっていた。その頃最初のシンセ、Moog を買ったんだ。それからラッキーな事に、マイルス・デイヴィスを3度も観る事ができて、ジャズにのめり込んだんだ。そして、ジョー・ザヴィヌルが沢山のシンセに囲まれてキーボードを演奏する姿は目に焼きついているよ。

 
on stage 

ZOHAR のサウンドシステムを詳しく教えてくれますか? また、DJ 活動も盛んですね。どうしてはじめたんでしょう?

ZOHAR はマイルス・コープランドの CIA レーベルから2枚のアルバムを世界でリリースしている ("onethreeseven" と "Do you Have any Faith?")。ZOHAR は中東のサンプルやテクスチャーを染み込ませたエレクトロニックプロジェクトで、最初はロンドンのクラブで ZOHAR ナイトと題してドラム、ベース、キーボード、ボーカルの生バンドとしてライブしていたんだ。また Cubase を使ってループや色々なサンプルをトリガーしていたよ。そのライブの合間に DJ をするようになって、やがてロンドンの色々なクラブや、国際的にも DJ をするようになったんだ。

あなたはこれまでグラミー賞プロデューサーのナラダ・マイケル・ウォルデンやパリの DJ で Buddha Bar の創立者クロード・シャーユらと仕事をしてきましたね。全く異なったバックグラウンドを持ったアーティスト達とのコラボを楽しんでいますか?

色々なジャンルをまたいで素晴らしいアーティストと仕事できた事は本当にラッキーだよ。思うにグレートなシンガー、プロデューサー、ミュージシャンの共演が、僕の音楽性を高めるように常に刺激してくれている。それにこういった刺激によって、創作という過程がどんどん面白くなっていくんだ。確かに今、凄い技術のおかげでコンピューターで全ての事が自分でもやれるようになっているけど、本当に素晴らしい音楽を作り出していくのは「人」との関わり、コラボレー ションだと僕は思うよ。

 

あなたの弟サシャの映画「ボラット」の音楽を担当した事で、何かが変わりましたか?

「ボラット」はそれまでで一番大きな仕事だったし、その後に続いたプロジェクトのきっかけにもなっているよ。

映画「ブルーノ」の音楽も担当しましたね。イギリスとアメリカでまもなく公開されます。音楽のアイデアは、どのようにして具現化するのですか、Steinberg の Cubase はどんな役割を果たしますか?

僕は Atari の時代からずっと Cubase をメインの DAW として使っている。ハウスからオーケストラ、ロック、ポップとどれも Cubase で作曲してきたよ。

 
at recording session 

Cubase のどの機能を一番良く使いますか? それは作曲の過程に影響を与える機能でしょうか?

Retrospective Record (停止/再生時に演奏した MIDI データを記録し、保存できる機能。オーディオでも同様のプリレコード機能を搭載)が好きだね。マーカー、タイムワープ、それにテンポマップをエディットする機能を、映像と同期させるために使うよ。僕は Cubase で MIDI とオーディオを使って録音、ミックスを完成させる事もあるし、一方、後でミュージシャン達に演奏して貰う為のスケッチパッドとしても使うこともある。

他の Steinberg 製品は使っていますか?

うん。HALion、Groove Agent、The Grand、Virtual Guitarist、そしてもちろん Hypersonic も使う。どれも素晴らしいよ。とても簡単に使えるし、クリエイティブなツールだ。

ご自身のスタジオも持っていますか? また、Cubase 以外の機材は?

自分のスタジオもある け ど、旅が多いからラップトップベースのモバイル機材を持っているよ。何テラバイトかのサウンドライブラリー、USB キーボード、MOTU Ultralite、Rode のマイク、Genelec のスピーカーなどだ。

2009年はこの後、どんな予定でしょう?

7/10 に「ブルーノ」が公開、New Line Records から "Songs in the Key of Hanukkah" が再リリースされ、それから BBC の仕事がいくつかある。また、LA 主体で制作される映画の音楽の話もまとめているところだよ。

すごいですね! お忙しいところ、ありがとうございました。

ZOHAR website: www.zoharmusic.com

 

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