Steinberg Presents Sound Roster 2015.5.19, 5.26 放送回
【ゲストプロフィール】
DJ BABY-T
http://ameblo.jp/djbabyt/
https://twitter.com/DJBABYT
生年月日:1987年1月31日 出身地:神奈川県
17歳でDJを始め、10代で国内外数多くのビッグアーティストと共演を果たす。
さらに20代前半には発売した MIXCD が軒並みチャートにランクイン。REMIX を担当した MATT CAB FEAT.VERBAL (m-flo) の TOUCH THE SKY が iTunes にて配信され DJ REMIX としては異例の R&B TOP SONG ランキング8位をマークする。
数々のステージを経験し、現在27歳の彼は年間現場数250本を超え、総数20万人の前でプレイしている現状は "今日本で最も踊らせている DJ" の1人と言えるであろう。
【CD 情報】
「Ready For Action」
2015.5.27 リリース
「BOUNCE PARTY」
2015.2.25 リリース
【放送中インタビュー内容】
- 普段、このラジオが放送されている時間(午前2時半)は何をしていますか?
渋谷に T2 っていう大きなクラブがあるんですけど、そこで SUPER TUESDAY(スーパー・チューズデー)」というイベントがありまして。そこで DJ してますね。毎週。
- BABY-T さんは日本に限らず世界中を飛び回っているとお伺いしています。先日開催された「electric Zoo」というパーティでも DJ をされていましたがその時の感想などを聞かせてください。
あれはですね、世界のビッグアーティストが集まるビーチフェスティバルだったんです。もう早い時間からすごい動員で、僕はオーシャンステージというメインステージとサブステージでやらせてもらったんですけど。本当にエナジー全開で楽しくやらせて頂きました。
- 他に今までで印象に残っている現場はありますか?
去年の冬、っていっても10月なんですけど大阪で開催された「ELECTRIC RUN」っていうナイトランニングイベントですね。そこの DJ は2万人くらいお客さんいたんですけど「世界中のトップアーティストは毎日こういう絵を見てるのか」と思って。
パレードみたいな光るコースを5キロ走った後のゴール地点がフェスティバルの会場になってて、皆さんゴールしたあとに、僕が約2時間 DJ プレイで、みんなでイエーイ!って盛り上がる感じなんですよ。
- じゃあ5キロ走らないと BABY-T さんの DJ は聞けないって事なんですか?
まぁ正確にはそうなんですけど(笑)。
- こういう EDM の現場が多いんですか?
そうなりますねー!フェスだったり EDM っていうワードが、今のひとつのトレンドでもありますし。やっぱりそういう現場が多く、プレイさせてもらってます!
- そんな BABY-T さん。DJ のルーツを教えてください。
17歳のときですねー。僕は結構若い時から、ソウルとかファンクとかが大好きで、ずっとそういうのばっかかけてて。アナログレコードでやってましたね。
- 今使っている機材は、SCRATCH LIVE とかですか?
今はそうですね。なんですけど、electric Zoo をきっかけに、USB メモリでのプレイ(*1)に変えました。なんかフェスの現場とかでは、PC とか持ち込むのを、うーーんって嫌われるところが多かったんです。
- PC やインターフェースを使わないで?
はい、ちょっと勝負して USB メモリでやろうってことで。つい最近変えました。
*1 USB メモリが接続可能な CDJ を使用して USB メモリの中に保存した曲データを使用して CDJ での DJ をやること。
- 最近リリースされてるコンピレーションアルバムについて教えてください。
「BOUNCE PARTY」っていうミックス CD を2月の半ばにリリースさせて頂きました。ノンストップの74分程度のミックス CD になってるんですけど。
これは先ほどお話させて頂いた、トレンドになっているフェスでかかっているような、もうみんなジャンプしたり手―あげたりするような曲を、めいっぱい詰め込んだミックス CD になってますね。
- このCDにはどんなアーティストの曲が入ってるんですか?
「electric Zoo」でも来日された「R3hab(リハブ)」「VINAI(ビナイ)」「Showtek(ショーテック)」だったりですね。
ほんとに今の EDM の旬のアーティストを全部詰め込みましたっていう、初心者の方でも分かりやすい、楽しんで頂けるようなCDになってると思うんで、「EDM ってなんだ?よく聞くけど」っていう方にはぜひ聞いて頂ければと思います。
- さらにもう一枚出されるってことを小耳に挟みました。
ありがとうございます。僕が全部プロデュース、作曲させて頂いた「Ready For Action」っていう EP が今月末(収録時点)にリリースされます。初めての自分名義でのリリースになるので、自分自身でもどういうアクションになるのか楽しみだなーという。
- なるほど。そちらにも豪華アーティストが色々参加されてるのですか?
シングルになった「Ready For Action」という EP のタイトル曲。そこには「Fatman Scoop(ファットマンスクープ)」、世界中で有名なハイプマン……あおり番長っていうんですかね、に参加してもらって。
あと、AAA のメンバーでもある「SKY-HI(スカイハイ)」にお願いして、もう飛び切りわかりやすいスタジアムアンセムを作らせて頂きました。
- どんな作品になりましたか?
昨今キーワードになっている EDM というものを、日本にローカライズうまくさせて、どういう風にしたらみんなに今ダンスミュージックというものをうまく伝わるかなっていうのを考えて、多少日本寄りにして作った EP になってますね。
普段クラブとかダンスミュージックを聴かない人でも、耳障りが良かったり、聴きなじみのあるようなフレージングを使ったりとか、そういうところを工夫して作らせてもらいました。
- 今回リリースされた曲たちは、どんな環境で作られたんですか?
ソフトは「Logic Pro X」を使って、あとはソフトシンセなんですけれど「Massive」とか「Nexus2」「Sylenth1」等を使って作らせてもらいました。
- 作るときに何か気をつけてることってありますか?
普段クラブとかに興味のない人でも、しっかり聴ける作品にしようかなって。あと音色の部分で言うと、「先へ行き過ぎないように」っていうことはちょっと意識して作りましたね。
- それはどういうサウンドですか?
耳なじみのいいというか、ちょっと聴こえの良い方向のサウンドになってますね。
「Ready For Action」っていうシングルだけは、少し尖ったシンセの音になっているんですけど。それ以外はわりと聴きやすいかなーと思いますね。
- 話は変わりますが、海外での DJ で一番楽しかった場所はどこでしたか?
ちょっと今までの話と違うんですけども。僕は現場では結構ヒップホップミュージックとか、アーバンミュージック、ブラックミュージックもかけることも多くて、僕のルーツってそこなんです。
それでブラックミュージックがしっかりお客さんに刺さった感のあったハワイとかは、すごく楽しく DJ させてもらいましたね。
- ハワイはいいですね。
そうですね。お客さんのバイブもすごい高いんで。南国独特のっていう感じで、すごく良かったですね。
- 海外で洋楽をかけるから歌詞つなぎをしたりしますか?
そうですねー。やっぱそういう小さいこだわりって DJ ってあるじゃないですか。だからそこを分かってもらえたときが、「やっぱり良かったなー、楽しいぜー」っていう感じはありますね。
- 今の目標とかはありますか?
クラブに行かない人たちとか、普段洋楽やダンスミュージックに触れない人が興味を持ってもらえるような、橋渡しになるような存在になれればっていうのは思ってます。
そういう意味で今回の EP も、日本の人にうまくダンスミュージックを届けられればなぁっていうことでローカライズして作ったつもりなんで、そういう役割になれればいいなぁと思ってますね。
【織田's クエスチョン】
- SNS 等でわんちゃん二匹とペットショップにいってるのを拝見したのですが、普段プライベートでは、どこの街でどんな遊びをしていらっしゃるんですか?
すごくいい質問ですね。僕、その二匹のわんちゃんをあまりに愛しすぎまして、誰からの誘いにも乗らないっていう(笑)。もうひたすら家にいるか、「そこ、犬いけるの?」って聞いて、行けるとこじゃないと行けないっす。
- じゃもうわんちゃん主導っていう(笑)。
はい、わんちゃんラブなんで、どこにもいかないっす(笑)。
- じゃあどっかに、友達と街に繰り出したりとかは(笑)?
いや~、もうないですね。
- あのサウンドからは想像できないですね(笑)。
- 好きな女性のタイプを聞いてもいいですか?
タイプですか。あのー…クラブに来ないような…あの、清楚な感じの方がいいですかね。
- あ~~(笑)。
なんか、静かな方が僕好きです。
- 「静か」で頷いちゃいました、僕(笑)。
橋渡しになりたいとか言っときながら、クラブに来ない人とか言っていいんですかね(笑)?
- いや、アリだと思います(笑)。
アリっすか(笑)?
- あれですよね、なんか、もうがっつりクラブでパーティでアゲるんだけど、やっぱ休みの日はゆっくり、わんちゃんを一緒に散歩してくれるような女子がいいみたいな(笑)。
そうなんですよ(笑) 。元々なんか、あんまりワイワイするのが得意じゃないんで、ただ、音楽が好きだっていうだけなんで。そういう話。
- 一同爆笑