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AXR4T 既知の問題

2019/06/04 公開 - 2022/05/26 更新

Thunderbolt 2 接続オーディオインターフェース AXR4T (Version 2) において、現在確認されている問題を以下記載いたします。

Windows Mac: V2.2.0 以降 Mac: V2.1.0 以前

Windows 環境

概要 詳細 回避 • 復帰手段
Cubase 上で ASIO ドライバーを Yamaha Steinberg Thunderbolt に切り替える際にサンプリング周波数の変更も行われた場合、ASIO ドライバーでの録音/再生ができなくなる。 【発生手順】
(1) コントロールパネルで AXR4T のサンプリング周波数を 96kHz に設定する。
(2) Cubase を起動し、スタジオ設定 > オーディオシステム で Yamaha Seinberg Thunderbolt 以外の ASIO ドライバーを選択する。
(3) プロジェクトのサンプリングレートを 96kHz 以外に設定する。
(4) スタジオ設定 > オーディオシステム で ASIO ドライバーを Yamaha Seinberg Thunderbolt に切り替える。

【問題】
ASIOドライバーでの録音/再生ができなくなる。
MIDI や WDM は正常に機能する。
【復帰手段】
以下のいずれかを行えば ASIO ドライバーでの録音/再生ができるようになります。
• Cubase で ASIO リセットを実行する
• Cubase を再起動する
• AXR4T の電源を入れ直す
• Thunderbolt ケーブルを抜き差しする
Cubase 12 / Nuendo 12 で WinRT MIDI を使用する設定にすると、スタック接続したAXR4T の2台目以降の MIDI ポート名が正しく表示されない。 【発生手順】
(1) AXR4T を2台以上 PC にスタック接続する。
(2) Cubase 12 / Nuendo 12 の スタジオ設定 > MIDI ポートの設定 で「デバイス 'WinRT MIDI' を使用」にチェックを入れる。

【問題】
STACK ID が 2 および 3 の AXR4T の MIDI ポート名が [MIDI ポートの設定] 画面で正しく表示されず、どの AXR4T のポートなのか分からない。
("MIDI" のみ、あるいは "2 - MIDI" のように表示される。)
回避手段はありません。
AXR4T を複数台スタック接続する場合は、Cubase 12 / Nuendo 12 で WinRT MIDI を使用する設定にしないでください。
Live (V10.1.7) において、特定のバッファサイズに設定した場合に、再生/録音した MIDI データのタイミングが崩れてしまう。 【発生手順】
(1) コントロールパネルでバッファーサイズを 768 または 1536 に設定する。
(2) Live の オプション > 環境設定 > Link MIDI で MIDI 入力および出力に AXR4T の MIDI ポートを選択する。
(3) Live 上で MIDI トラックを追加し、録音/再生を行う。

【問題】
録音/再生された MIDI データのタイミングが著しくずれる。
(NoteOn の開始時刻や発音長が崩れてしまうために、リズムがよれる等の問題が生じる)
【回避手段】
• バッファーサイズは 512 以下、もしくは 1024、2048 のいずれかを使用してください。
一部の Realtek オーディオ搭載 PC で、音声が再生できない等の不具合が発生する。 現時点で不具合の発生が確認されている PC は、DELL 製 Latitude7300 一機種のみ。

【発生手順】
AXR4T を PC に接続する。

【問題】
• Windows Media Player で音声の再生ができない。
• ボイスレコーダーで音声の録音ができない。
• 設定 > システム > サウンド を選択すると、ウインドウがフリーズする。
【回避手段】
• 使用する必要がない場合は Realtek High Definition Audio Driver および Realtek USB Audio をアンインストールしてください。
• もしくは、AXR4T を接続する前に コントロールパネル > サウンド から [Realtek オーディオデバイス] を選び、 [無効] に設定してください。
AXR4T を接続した PC に Thunderbolt 接続デバイスを追加接続した場合に、ブルースクリーンが発生することがある。 【発生手順】
(1) AXR4T を PC に接続する。
(2) Cubase 上で Yamaha Steinberg Thunderbolt Driver を選択する。
(3) Thunderbolt 接続デバイスを AXR4T にディジーチェーン接続する。

【問題】
クラッシュにより DAW プロジェクトの作業内容消失、ファイルの破損、最悪の場合 PC のストレージ破損や PC が起動しなくなる恐れがある。
【回避手段】
• 使用する Thunderbolt デバイスはすべて事前に接続しておいてください。

【復帰手段】
• 発生時は PC の電源を入れ直してください。
外部クロックで動作している AXR4T が接続されている PC において、iTunes でオーディオ再生している状態で、外部クロックのサンプリング周波数を変更すると、AXR4T 本体フロントパネルのレベルメーターが振れたままになる。 【発生手順】
(1) iTunes で再生。
• AXR4T でモニターできている。
• 本体フロントパネルの PC L/R レベルメーターも振れている。
(2) 外部クロックソースのサンプリング周波数を変更する。
(3) iTunes の再生が止まる(これはここでは問題としない)。
(4) フロントパネルのレベルメーターを確認。

【問題】
再生は止まっているのに、フロントパネルの PC L/R In レベルメーターが振れたままになっている。
【復帰手段】
• iTunes を再起動させ再生し始めると、止まったメーターは通常に戻ります。
Cubase 起動中に、デジタル I/O モードとチャンネルリンク (Stereo, Mono) が異なるシーンをリコールした場合に、チャンネルリンクがシーン通りにならないことがある。 【発生手順】
(1) Cubase のスタジオメニュー > スタジオ設定 > Steinberg I/O で AXR4 を選択している時に表示されるオプション内の "チャンネルリンク" をオンにする。
(2) Scene 01 (ステレオ AES/EBU) と Scene 02 (モノラル ADAT) を用意し、Scene 01 をリコールしておく。
(3) Cubase を起動し、オーディオ接続設定で全てのチャンネルについてステレオバスを作成する。
(4) dspMixFx AXR 上で Scene 02 をリコールする。
(5) モノラルのシーンにも関わらず、チャンネルリンクされてしまう。
ハードウェアセットアップの "チャンネルリンク" オプションをオフにしてください。
一部の PC でノイズが発生する。 DELL 製 Alienware 15 R4
• 数分から数十分に一度、オーディオが不連続になりノイズが発生する。
• オーディオデータの機器と PC 間の DMA 転送が不定期に遅れることにより症状が発生する。
回避手段はありません。
DELL 製 Precision 7530
• 著しい DPC 遅延が PC 内部で発生するために、バッファーサイズを最大としてもノイズが回避できない。
回避手段はありません。
AMD 製 Ryzen 第3世代 CPU 搭載 PC
• 数時間おきにオーディオが不連続になりノイズが発生する。
• AXR4T を2台までしか認識することができない。
回避手段はありません。
OS が、AXR4T が接続されたことを認識しない。 【パターン A】
• AXR4T の電源を入れてから、コンピューターを起動する。
• AXR4T の電源が入った状態で、Windows OS を再起動する。

【パターン B】
• コンピューターを起動してから、AXR4T の電源を入れる。
• コンピューターの動作中に、AXR4T を抜き差しする。

【問題】
• デバイスマネージャで、"Steinberg AXR4" が表示されない。エラーの表示は無し。
• OS が AXR4T を認識しないため、ドライバーも動作しない。
• DAW、エディター、ドライバーコントロールパネルでも、AXR4T がリストアップされない。
以下の手順で起動してください。

【パターン A の場合】
コンピューターを起動してから、AXR4T の電源を入れる。
(1) コンピューターと AXR4T の電源を切る。
(2) コンピューターを起動する。
(3) AXR4T の電源を入れる。

【パターン B の場合】
コンピューターを起動する前に、AXR4T の電源を入れておく。
(1) コンピューターを終了する。
(2) AXR4T の電源を入れる。
(3) コンピューターを起動する。
ブルースクリーンの発生。 • 複数台の AXR4T が1台のコンピューターに接続されていて、なおかつ DAW でオーディオデバイスとして選択されている場合に、いずれかの AXR4T の電源が切れると発生する。
• PC と直接接続されていない AXR4T の電源が切れた場合に発生する可能性が高い。

【問題】
クラッシュによる DAW プロジェクトの作業内容消失、ファイルの破損、最悪の場合 PC のストレージ破損や PC が起動しなくなる等の影響がある。
【回避手段】
• DAW で使用中に機器の電源を切らないでください。
• AXR4T の電源を切る前に DAW 上で AXR4T 以外のオーディオデバイスを選択するか、DAW を終了してください。
Studio One (V4.1.0.49247, V4.6.0.55605, V5.5.1.85792)、Live (V10.0.5, V10.1.7, V11.1.1) において、DAW 動作中にオーディオポート数が変更された場合、変更後のポート数を DAW に自動的に反映することができない。 • AXR4T のデジタル I/O モード、DAW アプリケーションのサンプリング周波数、またはコンピューターに接続された AXR4T のユニット数が変更されて、オーディオポート数に変化が生じた場合に発生する。
• AXR4T のシーンリコールにおいてデジタル I/O のポート数が変更する場合にも発生する。

【問題】
DAW で利用できないオーディオポートが表示されたり、DAW 上でアサインされているポートと実際に音声が入出力されるポートの整合性が崩れる。
【回避手段】
• 左記の操作を DAW 使用中に行わないでください。

【復帰手段】
• DAW の設定メニューからオーディオ入出力ポートの割り当てを手動設定してください。
Studio One (V4.1.0.49247, V4.5.4.53232, V4.6.0.55605, V5.5.1.85792)、Live (V10.0.5, V10.1.7, V11.1.1) において、DAW 動作中に AXR4T や外部機器側からサンプリング周波数設定を変更できない。 DAW アプリケーションが起動中に、AXR4T 本体のフロントパネル、AXR4T のコントロールパネル(ソフトウェア)、AXR4T にクロックを送っているクロックマスター機器側でサンプリング周波数を変更しても DAW に反映されない。

【問題】
• DAW のプロジェクトに設定されているサンプリング周波数に設定が戻される。
• もし同期中の外部クロックのサンプリング周波数が変化した場合、Studio One においては DAW のサンプリング周波数がデバイスと合致していない旨の警告が表示される。録音のタイミングがポート間でずれる、再生時ピッチが変わってしまうなどの症状が起きる。
AXR4T のクロックソースが Internal の場合
DAW 側のサンプリング周波数を変更してください。AXR4T はその変更に追従します。

AXR4T のクロックソースが External の場合
(1) AXR4T のクロックソースを Internal にセットする。
(2) DAW アプリケーションのサンプリング周波数を変更する。
(3) 外部クロックソースのサンプリング周波数を変更する。
(4) AXR4T のクロックソースをクロックを受信したいデジタル端子に変更してください。

この手順により、AXR4T はデジタルクロックを受信しはじめ、AXR4T と外部機器とのデジタルクロック同期が適切に行われます。
Reason (V10.2d93, V10.4d4, V11.1d9, V12) の設定画面から ASIO バッファーサイズを変更することができない。Reason の 環境設定 > オーディオタブ におけるバッファーサイズスライダーがグレーアウトする。 バッファーサイズ変更は AXR4T のコントロールパネルから行ってください。
Reason (V10.2d93, V12) 動作中に AXR4T をコンピューターから切断した場合、MIDI 入出力のクロック同期設定が解除される。Reason の 環境設定 > 同期タブ > MIDIクロック同期設定 にて Steinberg AXR4 が選択されている状態で、Reason アプリケーション起動中に Thunderbolt ケーブルが抜かれ、再び挿し直されたときに未設定の状態に変わる。AXR4T の再接続後に、環境設定 > 同期タブ の MIDI クロック同期設定 から MIDI 入力• 出力のクロック同期 を Steinberg AXR4 に再設定してください。
TOOLS for AXR4T 1.1.0 for Windows が非サポート環境である Windows 10 バージョン 1709 以前でも実行できてしまう。非サポート OS
(a) Windows 10 (1507, 1511, 1607, 1703, 1709)
(b) Windows 8.1、Windows 7

Windows 8.1 と Windows 7 の場合、『ドライバーソフトウェアの発行元を検証できません』という警告が出る。その後インストールがあたかも無事に完了したように見えるが、実際はインストールされたドライバーは OS で無署名のドライバーとして扱われてしまうため、機器を接続してもドライバーはロードされず動作しない。
OS の判断によってはエラーが表示され、ドライバーのインストールが失敗する場合もある。
回避手段はありません。
サポート環境である Windows 10 バージョン 1803 以降でご使用ください。

Mac 環境

TOOLS for AXR V2.2.0 for Mac 以降の場合

概要 詳細 回避 • 復帰手段
FileVault で暗号化された Apple シリコン搭載 Mac で Yamaha Steinberg Thunderbolt Driver V2.x.x を使用していた場合、ドライバーを V3.x.x にアップデートした後で AXR4T が適切に認識されない。 【発生手順】
(1) Yamaha Steinberg Thunderbolt Driver V2.x.x がインストールされた Mac に Driver V3.x.x をインストールする。
(2) Mac をシステム終了する。
(3) AXR4T の電源を入れる。
(4) Mac を起動する。

【問題】
以下の症状が発生します。
• Cubase などでドライバーを正しく選択していても AXR4T を適切に使用できない。
• AXR4T が dspMixFx AXR 上で認識されない。
• AXR4T を接続した状態で Mac をシステム終了すると、Mac が再起動する。
• Mac に接続した状態で AXR4T の電源を切ると、Mac が再起動する。
【回避手段】
Driver V3.x.x にアップデートする前に、FileVault を無効にしてください。

【復帰手順】
以下の手順を行ってください。
(1) Mac をシステム終了する。
(2) macOS をリカバリモードとして起動するため、「起動オプションを読み込み中 …」と表示されるまで電源ボタンを押したままにする。
(3) 「オプション」(歯車のアイコン)をクリックしてから、「続ける」をクリックする。
(4) 「macOS 復旧」でドライバーをインストールしたボリュームを選択し、「次へ」をクリックする。
(5) 「macOS 復旧」でお使いのユーザー名を選択し、「次へ」をクリック。パスワードを入力し、「続ける」をクリックする。
(6) 上部の「ユーティリティ」メニューから、「起動セキュリティユーティリティ」を選択する。
(7) Driver をインストールしたシステムを選択し、ディスクが FileVault で暗号化されている場合は「ロックを解除」をクリック。パスワードを入力してから「ロックを解除」をクリックする。
(8) 「セキュリティポリシー」をクリックする。
(9) 「確認済みの開発元から提供されたカーネル機能拡張のユーザ管理を許可」のチェックを外す。
(10) 「OK」をクリックする。
(11) パスワードを入力し、「OK」をクリックする。
(12) 左上のアップルメニューから Mac を再起動する。
(13) Yamaha Steinberg Thunderbolt Driver for Mac 以外の Kernel Extension を使う必要がある場合は、この後で再び「確認済みの開発元から提供されたカーネル機能拡張のユーザ管理を許可」にチェックを入れてください。
デジタル I/O モードを変更した場合、オーディオアプリケーション上に見えるデジタルポート名が正しく変更されない場合がある。 【発生手順】
(1) Cubase を起動する。
(2) dspMixFx AXR を起動して、デジタルI/Oモードを変更する。

【問題】
• Cubase のスタジオ設定等の画面で、デジタルポート名が正しく変更されない場合がある。
• この問題は、デジタル I/O モードを変更してもデジタルポートのチャンネル数が変わらない場合のみ発生する。(例: Fs=48kHz で ADAT から AES に変更する場合)
【復帰手順】
• デジタル I/O モードを変更した後、オーディオアプリケーションを再起動してください。
• もしくは、もしアプリケーションから ASIO リセットが可能な場合は ASIO リセットを行ってください。
他のドライバーを選択しているプロジェクトで、サンプリングレートが異なる Yamaha Steinberg Thunderbolt Driver を選択すると、サンプリングレート変更ダイアログが表示されず、サンプリングレートが不一致のままとなる。 【発生手順】
(1) Cubase を起動して、Yamaha Steinberg Thunderbolt 以外のドライバーを選択、 任意のサンプリングレートでプロジェクトを作成する。
(2) AXR4T は外部クロックでプロジェクトとは異なるサンプリングレートに設定する。
(3) AXR4T を Mac へ接続し、Cubase のスタジオ設定からドライバを Yamaha Steinberg Thunderbolt に切り替える。

【問題】
サンプリングレート変更のダイアログやアラートなどが表示されない。Cubase のサンプリングレートが、AXR4T のサンプリングレートへ変更されないため、周波数が不一致となる。
【復帰手順】
• Cubase で ASIO リセットを行ってください。
Cubase 起動中に、デジタル I/O モードとチャンネルリンク (Stereo, Mono) が異なるシーンをリコールした場合に、チャンネルリンクがシーン通りにならないことがある。 【発生手順】
(1) Cubase のスタジオメニュー > スタジオ設定 > Steinberg I/O で AXR4 を選択している時に表示されるオプション内の "チャンネルリンク" をオンにする。
(2) Scene 01 (ステレオ AES/EBU) と Scene 02 (モノラル ADAT) を用意し、Scene 01 をリコールしておく。
(3) Cubase を起動し、オーディオ接続設定で全てのチャンネルについてステレオバスを作成する。
(4) dspMixFx AXR 上で Scene 02 をリコールする。
(5) モノラルのシーンにも関わらず、チャンネルリンクされてしまう。
ハードウェアセットアップの "チャンネルリンク" オプションをオフにしてください。
Mac を終了し起動すると、クロックソース設定が External から Internal に変化している場合がある。 macOS が終了する過程で発生。Mac に接続されているすべての AXR4T が対象。 クロックソースを External で使用したい場合は、Mac 起動後に毎回 External に合わせてください。
Studio One (V3.5.6.46910, V4.5.2.53232, V5.3.0, V6.0.2)、Live (V10.0.6, V10.1, V11.0.2, V11.1.6)、Logic (V10.4.4, V10.4.6, V10.6.2, V10.7.6)、Garage Band (V10.3.2, V10.4.3, V10.4.7)、において、DAW 動作中にオーディオポート数が変更された場合、変更後のポート数を DAW に自動的に反映することができない。 • AXR4T のデジタル I/O モード、DAW アプリケーションのサンプリングレート、またはコンピューターに接続された AXR4T のユニット数が変更されて、オーディオポート数に変化が生じた場合に発生する。
• AXR4T のシーンリコールにおいてデジタル I/O のポート数が変更する場合にも発生する。

【問題】
使用できないオーディオポートが表示されてしまったり、DAW アプリケーションと AXR4T 間でポート数の不整合が起こる。
【回避手段】
• 左記の操作を DAW 使用中に行わないでください。

【復帰手段】
• DAW の設定メニューからオーディオ入出力ポートの割り当てを手動設定してください。
Studio One (V3.5.6.46910, V4.5.2.53232, V5.3.0, V6.0.2)、Live (V10.0.6, V10.1, V11.0.2, V11.1.6)、Logic (V10.4.4, V10.4.6, V10.6.2, V10.7.6)、Garage Band (V10.3.2, V10.4.3, V10.4.7) において、DAW 動作中に AXR4T や外部機器側からサンプリングレート設定を変更できない。 DAW アプリケーションが起動中に、AXR4T 本体のフロントパネル、AXR4T のコントロールパネル(ソフトウェア)、AXR4T にクロックを送っているクロックマスター機器側でサンプリングレートを変更しても DAW に反映されない。 AXR4T のクロックソースが Internal の場合
DAW 側のサンプリングレートを変更してください。AXR4T はその変更に追従します。

AXR4T のクロックソースが External の場合
(1) AXR4T のクロックソースを Internal にセットする。
(2) DAW アプリケーションのサンプリングレートを変更する。
(3) 外部クロックソースのサンプリングレートを変更する。
(4) AXR4T のクロックソースをクロックを受信したいデジタル端子に変更してください。

この手順により、AXR4T はデジタルクロックを受信しはじめ、AXR4T と外部機器とのデジタルクロック同期が適切に行われます。
Live (V10.0.6, V10.1, V11.0.2) がサポートしないサンプリングレートを表示し続ける。 • Live アプリケーションがサポートしないサンプリングレートが AXR4T のフロントパネルやコントロールパネル(ソフトウェア)側から選択された場合に、Live がアラートを表示する。
• Live がサポートするサンプリングレートに設定が変更された後も、アラートが表示され続ける。
【回避手段】
• サンプリングレート設定は Live アプリケーションを起動する前に行ってください。
• サンプリングレートを変更する際は Live アプリケーション側で行ってください。

【復帰手段】
• 「内蔵マイク」「内蔵出力」等のサポートされている サンプリングレートで動作する他のドライバーに一度切り替えた上で、Yamaha Steinberg Thunderbolt Driver を選択し直してください。
Cubase (V10.0.15, V10.5, V11.0.30, V12.0.5) のオーディオコネクションにおけるポート設定が、不規則に変更される場合がある。 Yamaha Steinberg Thunderbolt ドライバーと Yamaha Steinberg Thunderbolt (High Precision) ドライバーを切り替えると、Cubase 内のオーディオポート設定がランダムに割り当てられてしまう。 オーディオコネクションで、適切なポートを設定し直してください。
Audio MIDI 設定がクラッシュする場合がある。 サンプリングレート変更を繰り返すと発生する。 Audio MIDI 設定を起動し直してください。
Audio MIDI 設定のサンプリングレート表示が更新されない。 Audio MIDI 設定にて Steinberg AXR4T 2TR のフォーマット欄のサンプリングレート表示が、AXR4T のフロントパネルやコントロールパネル(ソフトウェア)から変更した時に切り替わらない。Yamaha Steinberg Thunderbolt コントロールパネル上では追従する。 Audio MIDI 設定で、他のデバイスを選択してから Steinberg AXR4T 2TR を再び選択すると、正しいサンプリングレートが表示されます。

TOOLS for AXR V2.1.0 for Mac 以前の場合

概要 詳細 回避 • 復帰手段
AXR4T(Firmware v2.00)をスタック接続した状態で MIDI アプリケーション (Cubase, Audio MIDI 設定など) または dspMixFx AXR を使用中に AXR4T の電源を切ると、Mac が再起動する場合がある。
(macOS 13 でのみ発生)
【発生手順】
(1) 2台以上の AXR4T を Mac へスタック接続する。
(2) Cubase、Audio MIDI 設定その他の MIDI アプリケーション、または dspMixFx AXR を起動する。
(3) Mac から離れた AXR4T から順に電源を切る。

【問題】
Mac が再起動する場合がある。
【回避手段】
• AXR4T をスタック接続している場合、Mac をシステム終了した後で AXR4T の電源を切ってください。
• または、起動しているすべてのアプリケーションを終了した後で AXR4T の電源を切ってください。
AXR4T を Mac に接続した状態でドライバーのアンインストールとインストールを行うと、AXR4T が Mac に認識されなくなる。
(macOS 12 / 13 で発生)
【発生手順】
(1) AXR4T を Mac に接続しない状態で TOOLS for AXR4T をインストールする(Yamaha Steinberg Thunderbolt Driver もインストールされる)。
(2) AXR4T を Mac に接続し、認識されることを確認する。
(3) Mac に接続した状態のまま、Yamaha Steinberg Thunderbolt Driver をアンインストールする。
(4) Mac に接続した状態のまま、再び同じバージョンの Yamaha Steinberg Thunderbolt Driver をインストールする。

【問題】
再インストール後、AXR4T が Mac に認識されない。
【復帰手段】
下記のいずれかを行ってください。
• Thunderbolt ケーブルの抜き差し
• AXR4T の電源を切り、再び電源を入れる
• Mac を再起動

【回避手段】
同じバージョンの Yamaha Steinberg Thunderbolt Driver を再インストールする際は、AXR4T の電源を切っておくか、Mac から取り外しておいてください。
Intel 製 CPU 搭載の Mac に macOS 11(11.4 以降)がインストールされた環境で、下記の問題が発生する場合がある。
(1) Yamaha Steinberg Thunderbolt Driver をインストールすると、先にインストールされていた他の機器のドライバーが動作しなくなる。
(2) Yamaha Steinberg Thunderbolt Driver が先にインストールされた状態で他の機器のドライバーをインストールすると、 Yamaha Steinberg Thunderbolt Driver が動作しなくなる。
【発生手順】
(1) Kernel Extension を使用した他社ドライバーもしくは Yamaha Steinberg USB Driver をインストールする。
(2) TOOLS for AXR4T をインストールする。

【問題】
(1) でインストールしたドライバーが動作しなくなり、機器が使用できなくなる。
(2) > (1) の順番で行った場合は、AXR4T が使用できなくなる。
【回避手順】
• macOS 12 にアップデートしてください。
スタック接続した2台目以降の AXR4T の電源を入れると、警告メッセージが表示される。 【発生手順】
(1) 1台目の AXR4T を Mac へ接続し、電源を入れる。
(2) 2台目の AXR4T を電源を切った状態で接続する。
(3) Cubase を起動する。
(4) Cubase で "Yamaha Steinberg Thunderbolt" を選択する。
(5) 2台目の AXR4T の電源を入れる。

【問題】
「オーディオデバイスは削除されました」というダイアログが一瞬表示される。
【復帰手順】
• 特に必要ありません。
• 警告は表示されますが、AXR4T は引き続き使用できます。

【回避手順】
• スタック時は全ての AXR4T の接続、電源投入を済ませてから Cubase を起動してください。
AXR4T (Firmware v1.20) をスタック接続した状態で Firmware Updater を使用すると、Mac が再起動する場合がある。 【発生手順】
(1) スタック接続した先頭の AXR4T の電源を切り、2、3台目は電源を入れる。
(2) dspMixFx AXR を起動する。
(3) 先頭の AXR4Tの電源を入れる。
(4) 自動で Firmware Updater が起動する。
(5) Firmware Updater を Cancel する。
(6) 先頭の AXR4T の電源を切る。
(7) "AXR is not detected. OK" と表示される。
(8) "AXR is not detected. OK" と表示したまま、 先頭の AXR4T の電源を入れる。

【問題】
Firmware Updater に3台の AXR4T が順番に表示される途中で、Mac が再起動することがある。
【回避手順】
• ファームウェアをアップデートする場合は、AXR4T 1台のみを接続した状態で行って下さい。
• dspMixFx AXR が動作している間は、AXR4T 本体の電源の ON/OFF を行わないで下さい。
デジタル I/O モードを変更した場合、オーディオアプリケーション上に見えるデジタルポート名が正しく変更されない場合がある。 【発生手順】
(1) Cubase を起動する。
(2) dspMixFx AXR を起動して、デジタルI/Oモードを変更する。

【問題】
• Cubase のスタジオ設定等の画面で、デジタルポート名が正しく変更されない場合がある。
• この問題は、デジタル I/O モードを変更してもデジタルポートのチャンネル数が変わらない場合のみ発生する。(例: Fs=48kHz で ADAT から AES に変更する場合)
【復帰手順】
• デジタル I/O モードを変更した後、オーディオアプリケーションを再起動してください。
• もしくは、もしアプリケーションから ASIO リセットが可能な場合は ASIO リセットを行ってください。
macOS 11 の環境で、Yamaha Steinberg Thunderbolt (High Precision) ドライバーを使って録音/再生ができない。(32ビット整数での再生/録音ができない。) 【発生手順】
(1) Cubase を起動して、Yamaha Steinberg Thunderbolt (High Precision) のドライバーを選択、 任意のサンプリングレートでプロジェクトを作成する。
(2) 録音を行い、再生する。

【問題】
無音が録音され、再生音も無音となる。
【回避手段】
• macOS 12 にアップデートしてください。
• 32ビット整数での録音/再生が必要でない場合は、Yamaha Steinberg Thunderbolt ドライバーもしくは Steinberg AXR4 2TR ドライバーを選択してください。
他のドライバーを選択しているプロジェクトで、サンプリングレートが異なる Yamaha Steinberg Thunderbolt Driver を選択すると、サンプリングレート変更ダイアログが表示されず、サンプリングレートが不一致のままとなる。 【発生手順】
(1) Cubase を起動して、Yamaha Steinberg Thunderbolt 以外のドライバーを選択、 任意のサンプリングレートでプロジェクトを作成する。
(2) AXR4T は外部クロックでプロジェクトとは異なるサンプリングレートに設定する。
(3) AXR4T を Mac へ接続し、Cubase のスタジオ設定からドライバを Yamaha Steinberg Thunderbolt に切り替える。

【問題】
サンプリング周波数変更のダイアログやアラートなどが表示されない。Cubase のサンプリングレートが、AXR4T のサンプリングレートへ変更されないため、周波数が不一致となる。
【復帰手順】
• Cubase で ASIO リセットを行ってください。
Cubase 起動中に、デジタル I/O モードとチャンネルリンク (Stereo, Mono) が異なるシーンをリコールした場合に、チャンネルリンクがシーン通りにならないことがある。 【発生手順】
(1) Cubase のスタジオメニュー > スタジオ設定 > Steinberg I/O で AXR4 を選択している時に表示されるオプション内の "チャンネルリンク" をオンにする。
(2) Scene 01 (ステレオ AES/EBU) と Scene 02 (モノラル ADAT) を用意し、Scene 01 をリコールしておく。
(3) Cubase を起動し、オーディオ接続設定で全てのチャンネルについてステレオバスを作成する。
(4) dspMixFx AXR 上で Scene 02 をリコールする。
(5) モノラルのシーンにも関わらず、チャンネルリンクされてしまう。
ハードウェアセットアップの "チャンネルリンク" オプションをオフにしてください。
Mac を終了し起動すると、クロックソース設定が External から Internal に変化している場合がある。 macOS が終了する過程で発生。Mac に接続されているすべての AXR4T が対象。 クロックソースを External で使用したい場合は、Mac 起動後に毎回 External に合わせてください。
AXR4T が認識されない。 【発生手順】
(1) TOOLS for AXR4T のインストールを開始する。
(2) インストーラー、および OS からシステム環境設定の 「セキュリティとプライバシー」が開かれ、「許可」が押されるのを待つ状態になる。
(3) 「許可」を押さずにインストーラーの「再起動」ボタンが有効になるまで、1分間待つ。
(4)「再起動」ボタンが有効になった後で、「許可」ボタンを押し、それに続けて直ちに「再起動」ボタンを押す。
(5) macOS 再起動後に AXR4T は認識されない。
インストール中、「セキュリティとプライバシー」が開かれたらすぐに「許可」を押してください。
再度 TOOLS for AXR4T を正常にインストールすれば、問題は解消します。
Studio One (V3.5.6.46910, V4.5.2.53232, V5.3.0, V6.0.2)、Live (V10.0.6, V10.1, V11.0.2, V11.1.6)、Logic (V10.4.4, V10.4.6, V10.6.2, V10.7.6)、Garage Band (V10.3.2, V10.4.3, V10.4.7)、において、DAW 動作中にオーディオポート数が変更された場合、変更後のポート数を DAW に自動的に反映することができない。 • AXR4T のデジタル I/O モード、DAW アプリケーションのサンプリングレート、またはコンピューターに接続された AXR4T のユニット数が変更されて、オーディオポート数に変化が生じた場合に発生する。
• AXR4T のシーンリコールにおいてデジタル I/O のポート数が変更する場合にも発生する。

【問題】
使用できないオーディオポートが表示されてしまったり、DAW アプリケーションと AXR4T 間でポート数の不整合が起こる。
【回避手段】
• 左記の操作を DAW 使用中に行わないでください。

【復帰手段】
• DAW の設定メニューからオーディオ入出力ポートの割り当てを手動設定してください。
Studio One (V3.5.6.46910, V4.5.2.53232, V5.3.0, V6.0.2)、Live (V10.0.6, V10.1, V11.0.2, V11.1.6)、Logic (V10.4.4, V10.4.6, V10.6.2, V10.7.6)、Garage Band (V10.3.2, V10.4.3, V10.4.7) において、DAW 動作中に AXR4T や外部機器側からサンプリングレート設定を変更できない。 DAW アプリケーションが起動中に、AXR4T 本体のフロントパネル、AXR4T のコントロールパネル(ソフトウェア)、AXR4T にクロックを送っているクロックマスター機器側でサンプリングレートを変更しても DAW に反映されない。 AXR4T のクロックソースが Internal の場合
DAW 側のサンプリングレートを変更してください。AXR4T はその変更に追従します。

AXR4T のクロックソースが External の場合
(1) AXR4T のクロックソースを Internal にセットする。
(2) DAW アプリケーションのサンプリングレートを変更する。
(3) 外部クロックソースのサンプリングレートを変更する。
(4) AXR4T のクロックソースをクロックを受信したいデジタル端子に変更してください。

この手順により、AXR4T はデジタルクロックを受信しはじめ、AXR4T と外部機器とのデジタルクロック同期が適切に行われます。
AXR4T が外部クロックで動作中に Studio One (V3.5.6.46910, V4.5.2.53232) が正常に起動しない場合がある。 Studio One アプリケーションがソングファイルをダブルクリックして起動した場合で、ソングファイルに保持されているサンプリングレート情報と現在のサンプリングレートが異なる場合に発生。 (1) Studio One アプリケーションを終了する。
(2) AXR4T の クロックソース設定を Internal に変更する。
(3) Studio One アプリケーションを起動する。
(4) Studio One アプリケーションのサンプリングレートを外部クロックソースに合わせる。
(5) AXR4T のクロックソースを現在デジタルクロックを受信しているデジタルポートに変更する。

以上の手順により、AXR4T と外部機器とのクロック同期が確立します。
Live (V10.0.6, V10.1, V11.0.2) がサポートしないサンプリングレートを表示し続ける。 • Live アプリケーションがサポートしないサンプリングレートが AXR4T のフロントパネルやコントロールパネル(ソフトウェア)側から選択された場合に、Live がアラートを表示する。
• Live がサポートするサンプリングレートに設定が変更された後も、アラートが表示され続ける。
【回避手段】
• サンプリングレート設定は Live アプリケーションを起動する前に行ってください。
• サンプリングレートを変更する際は Live アプリケーション側で行ってください。

【復帰手段】
• 「内蔵マイク」「内蔵出力」等のサポートされている サンプリングレートで動作する他のドライバーに一度切り替えた上で、Yamaha Steinberg Thunderbolt Driver を選択し直してください。
Cubase (V10.0.15, V10.5, V11.0.30, V12.0.5) のオーディオコネクションにおけるポート設定が、不規則に変更される場合がある。 Yamaha Steinberg Thunderbolt ドライバーと Yamaha Steinberg Thunderbolt (High Precision) ドライバーを切り替えると、Cubase 内のオーディオポート設定がランダムに割り当てられてしまう。 オーディオコネクションで、適切なポートを設定し直してください。
Audio MIDI 設定がクラッシュする場合がある。 サンプリングレート変更を繰り返すと発生する。 Audio MIDI 設定を起動し直してください。
Audio MIDI 設定のサンプリングレート表示が更新されない。 Audio MIDI 設定にて Steinberg AXR4T 2TR のフォーマット欄のサンプリングレート表示が、AXR4T のフロントパネルやコントロールパネル(ソフトウェア)から変更した時に切り替わらない。Yamaha Steinberg Thunderbolt コントロールパネル上では追従する。 Audio MIDI 設定で、他のデバイスを選択してから Steinberg AXR4T 2TR を再び選択すると、正しいサンプリングレートが表示されます。
サンプリングレート、または、デジタルモードを変更した場合に、Audio MIDI 設定の入出力装置のチャンネル数の表示が更新されない。 Audio MIDI 設定の画面左側にある装置の一覧での入出力チャンネル数が、設定変更後のチャンネル数にアップデートされない。 Audio MIDI 設定の画面をいったん閉じて、再度開いてください。