Steinberg Media Technologies GmbH

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Google の CM にも起用され、世界中で大ヒットとなった livetune feat. 初音ミクの "Tell Your World" や、アキバ系アイドル でんぱ組.inc の "でんでんぱっしょん" などの、リミックスを手がけたこともで知られる新進気鋭のリミキサー、PandaBoY さん。近年、注目を集めている秋葉系 DJ として、クラブ "MOGRA”(秋葉原)をホームグラウンドとしつつ、全国各地にてパフォーマンスを行う人気 DJ としても活躍されています。最近では、DJ / リミックスのみならず、新人アイドル「アップアップガールズ(仮)」への楽曲提供およびサウンドプロデュースなど、さらに活動の場を広げている同氏に、Steinberg Cubase との出会いや魅力、リミックス / エディットを行う際の活用方法などについて、クラブイベント直前の DJ ブースまでお邪魔し、インタビューを敢行しました。(撮影協力:MOGRA・秋葉原)

ダンサーから DJ・音楽制作へ、すべては偶然に!

- このたびは、「AKIHABARA MOGRA 5th ANNIVERSARY」イベントでのDJプレイ直前にも関わらず、インタビューにご協力いただきありがとうございます。

いえいえ、普段から Steinberg の音楽制作システムには、非常にお世話になっていますので、メーカーさんに直接取材していただける機会をいただけて光栄に思っています!

- 普段から、Steinberg の音楽制作システムを使用されているということですが、具体的にはどのようなソフトや機材をお使いなのでしょうか?

僕の制作環境はいたってシンプルなのですが、メインのコンピューターである iMac をベースに、DAW ソフトウェアとして Cubase 、オーディオインタフェースに UR28M を使用しており、あとは入力用の MIDI キーボード、ヘッドフォンといった構成が主になります。なお、部屋の都合上、モニタースピーカーによる大音量のチェックができないこともあり、ヘッドフォンについては、SONY MDR-Z 900、MDR-MA900、beyerdynamic DT770PRO/250、Beats Solo HD など複数の製品を使ってミックスをチェックするようにしています。今後は、評判の良いヤマハの HPH-MT220 も導入したいですね。

- PandaBoY さんは、いつ頃からコンピューターを使った音楽制作やリミックス、DJ などを始められたのですか?

高校時代にはダンスをやってまして、そのままダンスについて学べる専門学校への進学を考えていました(笑) 。ところが、そのダンスに必要な音楽を作るための編集作業をしているうちに、その面白さに徐々にハマっていき、そういえば専門学校には作曲とかやる学科があったなぁなんて思いつつ、偶然にも体験入学で初めて DTM に触れる機会があり、「こんなふうにコンピューターで音楽って作れるのか!?」と大きな衝撃を受けたのが、音楽制作を始めることになったきっかけです。

- では、専門学校で初めてコンピューターを使った音楽制作について本格的に学ばれたのですか?

学んだといいますか、遊んだといいますか…(笑)。ダンサーを目指していた時代から、音楽を編集することに興味がありましたので、その延長として専門学校でも自分の好きな音楽を作れるようになるのが嬉しくて、遊び感覚で作曲や編曲、音楽の編集作業などについて自然と覚えていけたのが楽しかったですね。ちなみに、友人に誘われて、つたないながらも初めての DJ に挑戦することになったのも、そんな専門学校時代でした。なお、本格的に DJ として活動を開始するのは、その後就職のために上京して遊びに行ったクラブで知り合ったイベントオーガナイザーさんの誘いを受けてからになるので、これもまさに偶然ですね!

Cubase なら時代に合った制作環境が選べる

- DJ だけでなく、リミキサーとしても活躍されている PandaBoY さんですが、リミックスについても DJ と並行して始められたのでしょうか?

ダンスのためトラック制作の際に、楽曲の切り貼り程度はしていましたが、リミックスと呼べるほどのものではありませんしたので…。本格的に DJ させてもらうようになってから、「せっかく DJ するなら、自分のオリジナリティーが出せたほうが面白いし、じゃあ自分で DTM で楽曲を編集しよう!」と、そこでやっと DJ と DTM が僕の中で繋がった感じです。たしか、松たか子さんの「明日、春が来たら」を GarageBand でハウス風にエディットしたのが最初だったと思います(笑)ちょうど CDJ による DJ プレイが一般的になってきて、自分がリミックスした曲を CD に焼いてプレイするといったことが、手軽に実現できるようになったもの良いタイミングだったのかもしれません。

- PandaBoY さんは、数多くの作品にリミキサーとしても参加されていますが、プロクリエイターとして活動されるきっかけは、何だったのでしょうか?

2007年に開催された "GATSBY MUSIC REMIX CONTEST 07" に応募した作品を当時審査員をつとめられていた m-flo の Taku さんに評価していただいて、m-flo 賞をいただいたことがきっかけです。賞をいただいてから、徐々に人づてやネット経由などでリミックスのお仕事も増えていった感じです。余談ですが、その時の賞品が、なんと Taku さんが使っていた PC のマザーボードだったのは超衝撃的でした(笑)! でも、大好きな m-flo のサウンドを生み出した PC を僕も使いたくて、そのマザーボードで PC を自作して、それからしばらくの間、僕の制作環境の中心として活躍してもらっていました。クラブで Taku さんとご一緒する機会があって、そのことをご本人に報告できたときは、かなり嬉しかったですね!

- それでは、音楽制作の環境としては、Mac も PC もどちらもお使いになるということでしょうか?

そうですね。専門学校時代には、 Mac (Digital Performer) で DTM を学んだので、その後 PC での制作環境に移行するにあたって、DAW ソフトウェアをどうするか非常に悩みました。最終的には、再び Mac に制作環境を移すこともあり得るのではと考え、当時ほぼ唯一といってもいいプラットフォームに関係なくソフトウェアの完全互換を実現していた Cubase を選択することにしたんです。結果的に、現在は iMac へと制作環境を移行することになりましたので、Cabase を選んでおいて正解でしたね! Cubase なら、コンピューターや OS などに縛られることなく時代に合った最適な制作環境をチョイスでき、クリエイターにとってもメリットはとても大きいです。

緻密なリミックスも Cubase さえあれば OK!

- 作曲や編曲だけでなく、楽曲のリミックスやエディットを行う際にも Cubase を活用されているそうですが、お勧めの機能などはありますか?

僕がよく行うリミックス手法の1つに "カットアップ" と呼ばれるものがあります。カットアップは、簡単にいえばトラックの任意の箇所を細かくロール(ループ)もしくはゲート処理してギミックを作る技なのですが、僕はそれを Cubase の「はさみツール」で波形は細かく切って、コピー&ペースト、ミュートなどで再現するんです。さらに、ロール部分にピッチシフト機能で、音程が急激に変化するようにカーブを描くことで、ターンテーブルでレコードをプレイするような効果も同時に生み出すこともできます。また、オートメーションを使ってフィルタ効果を継続的に変化させるのも大定番のサウンドメイキング方法としてお勧めです。もっと簡単に似たような効果を生み出すプラグインや、リミックスなど最適化された専用ソフトもあるとは思いますが、細かい作業が好きで慣れてしまっていることもあり、個人的には Cubase の方が断然作業も早く、思い通りのリミックス効果を作り出せるので、楽曲のリミックスやエディットも Cubase だけで作業してしまうことがほとんどです。

- Cubase に標準搭載されたエフェクトや音源も頻繁に利用されていると伺いましたが、お気に入りのプラグインなどはありますか?

Cubase に標準搭載されたエフェクトの中では、なんといっても Compressor がお気に入りです。あと、音源では HALion Sonic SE もよく使います。また、サードパーティー製の音源では、Native Instruments の KOMPLETE 9 や、reFX の nexus 2 なども利用しています。なお、Cubase では、無償 / 有償を含め長い歴史と多彩なバリエーションを持つ VST プラグインが、ダイレクトに活用できるので利便性およびコストパフォーマンスが非常に高いですね!

* でんぱ組.inc の "でんでんぱっしょん" のリミックス用プロジェクトの画面も、特別に公開していただきました。

- 現在、オーディオインターフェースとして UR28M をお使いとのことですが、そのサウンドや使い勝手について印象を教えてください。

UR28M は、ボディーデザインと、直感的なユーザーインターフェースに一目惚れして、最近導入しました。やはり Steinberg 純正のオーディオインターフェースだけあり、 Cubase との相性も最高で、ミキサー画面から直接 UR28M をコントロールできるのも重宝しています。音質は、クリアで色付けのないストレートなサウンドで、どんなソースとも相性が良いですね。まだ、内蔵 DSP や iPad アプリ dspMixFx など十分に試せていない部分もあり、今後は自身の制作環境においての有効な活用方法を、さらに研究していきたいと考えています。

- それでは、最後に今後の活動のご予定と、読者の方へのメッセージをお願いします。

8月末発売の TVアニメ「ご注文はうさぎですか?」キャラクターソングアルバムに収録された「Eを探す日常」(作曲 / 編曲担当)でも、今回ご紹介したようなリミックス手法を含む、Cubase サウンドが満載されていますので、気になる方はぜひチェックしていただけたら嬉しいです。なお、11月には、「アップアップガールズ(仮)」のニューシングルのリリースも控えていますのでお楽しみに!!

今後も、POP × ダンスミュージックのテイストを存分に生かすような楽曲制作を中心に、自分自身の枠のとらわれないボーダレスな活動を目指していきたいと思います。また、DJ としての出演予定は、流動的なことも多いので、ぜひ僕の Twitter などでチェックしていただき、クラブで一緒に騒いで踊り明かしましょう(笑)! 白 / 黒のパンダカラーを身にまとった PandaBoY を見かけたら、気軽に声かけてくださいね。

http://www.pandaboy.info/

https://twitter.com/PandaBoY_dot

「アップアップガールズ(仮)」が唄う「Beautiful Dreamer / 全力!Pump Up!! -ULTRA Mix- / イタダキを目指せ!」

作詞作曲:小出祐介(Base Ball Bear)/ 編曲:PandaBoYによるトリプルA面シングルが、11月4日にリリース予定。

http://www.upupgirlskakkokari.com/

「虹のコンキスタドール」が唄う「にじいろフィロソフィー」

10/6(月)からTOKYO MX 25:05〜より開始するTVアニメ「なりヒロwww」のエンディングテーマ
作詞・作曲・編曲をPandaBoYが担当。

narihero.com