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Steinberg Presents Sound Roster 2015.7.28, 8.04 放送回

【ゲストプロフィール】

ゆよゆっぺ (DJ'TEKINA//SOMETHING)

http://yuyoyuppe.com/
http://djtekina.club/
https://twitter.com/yupeyupe/
https://twitter.com/tekinasomething

生年月日:1989年9月25日 出身地:茨城県

2008年 より VOCALOID を用いたロック/スクリーモにて楽曲投稿を行い、現在までのネット上での 関連動画の総再生数は1,000万再生を超える。 現在では、BABYMETAL 唯一のフルサウンドプロデュースをはじめ、様々なアーティスト・アイドル・声優など、幅広い層への楽曲提供での数々の実績を持つ。 また、『DJ’TEKINA//SOMETHING』名義では世界中を舞台としたDJ活動や ERIHIRO のサウンドプロデュース、バンド 活動では GRILLED MEAT YOUNGMANS のボーカリストとして活躍する。 常に前を向き続け研究を怠らないその姿勢は、多くのクリエイターや彼自身のファン にも多大なる影響を与え続けている。

【CD 情報】

「ERIHIRO / Stars」
2015.8.26 リリース

【放送中インタビュー内容】

- 音楽を始めることになったきっかけを教えてください。

本当に根本のところから話すと、父と母が、生まれてくる僕のことを女の子だと思ってたらしくて。ピアノを習わせる気満々で、アップライトピアノを買ってくれてたらしいんですが、出てきたら、「付いてる! これは仕方ないな…」と言うことで、そのアップライトピアノに自動演奏器を入れてくれたんです。アップライトピアノが自動演奏で、クラッシックの名曲をかけてくれるのを見てたら、「あっもしかして、これ楽しいんじゃないか」と思いまして。それで、小学生の頃から「よい子のエリーゼのために」みたいな、ちょっと簡単なのをやってたら楽しくなってしまったんです。そして、小学校6年生ぐらいにギターを手に持った瞬間から、ズルズルとズルズルとロックに流れていきました。

- その時に影響を受けたアーティストなどはいますか?

はい。テレビから流れてきた「BUMP OF CHICKEN」さんの曲で「あっ、エレキギターかっこいい」と思って。でも、その時使ってたのは、親父から誕生日に買ってもらったアコースティックギターだったんです。「キュイ~ン! って、全然鳴らないの、どうしてって?」聞いて、エレキギターのことを知って。父に「エレキギター……欲しいです」って伝えて、翌年の誕生日かな? に買っていただいて、そこから成績の下り坂が、とんでもないことになってしまいまして…。それで、ロキノン系と呼ばれるバンドさんを一通り聴き漁ったりして。僕もバンドやりたいなと、思った時期でしたね。

- そこから、バンドをやられるってことなんでしょうか?

そうですね、高校生になって、クラスの友達とかと「バンドやろうぜ」って話になって。
その頃、メタルとか、ハードコアとか、エモ、スクリーモに出会って。
リンキン・パークとか、スリップノットの3枚目2枚目位を聴いて「何だこの音楽は、でも、自分のギターからこういう音出ないな、どうしたらいいんですか」ってなって、ギターをドロップすればいいんだよ、チューニングを下げれば良いんだよって、本に書いてあって。
そこからは、チューニングが下がる速度と、僕の成績が下がる速度が良い感じで平行して、なかなかパンチの効いた学生時代を送っておりました。はい。

- 現在は、EDM とかの音楽を手掛けられたりしていますね。

結構いろんなものに目移りしちゃうんですよね。最初フォークギター、アコースティックギター買ってもらったのに、すぐバンドやりたいとか、急にメタルがやりたいと言い出し、さらに急に EDM をやりだし(笑)。まあ、もともと色々やりたいなと思う性格なんで、色々やらさせていただいております。

- とても器用ですよね。

社会的なもので考えるとすごく、不器用なんですけども、はい。

- ゆよゆっぺさんの名前の由来を教えてください。

それ聞いちゃいますか?くだらない上に、若干長くなりますけど…。
パソコンの前に座ってた時に、僕たぶんムシャクシャしてて、「もう知らんわー!」と思ってキーボードをブワーって叩いたら、『xxxxxxxxxゆよゆっぺxxxxxxxxx』って。
そこまでは全然日本語になってないのに、そこだけ綺麗に「ひらがな」で「ゆよゆっぺ」ってなってて、これだなと。それからもう6年位経ってしまいました。

- 別名義の【DJ’TEAKINA//SOMETHING】の由来も教えてください。

こちらは、僕が DJ をやる時や、クラブミュージックを作る時の名義として使わせて頂いてます。これも、なかなかアバウトなんですけども。僕の先輩に「ヒゲドライバー」って言うミュージシャンの方がいらっしゃるんですけど、『ヒゲドライバーを持ち上げる会』というヒゲドライバーさんのリリースパーティーをやったんです。
その時に、僕のマネージャーから「DJ やるの決めたから」と言われて。速攻で電気屋さんに走って行って「DJ やりたいんですが、どうすればいいんですか?」って聞いて、機材を揃えて、DJ がんばります! ってなったタイミングで、マネージャーさんと名前何がいいですかね、って相談したんです。
僕の口癖が「それ、○○的なサムシングっすよね?」みたいな感じだったので、「じゃあ、DJ 的なサムシングってどうだい?」って聞かれて「これだ!」って。そこにダブルスラッシュとか入れて、それっぽく見せれば、いいべ! つって。それからもう3年経ってしまいまして。

- なるほど、だからスラッシュが入ってるんですね。

そうなんですよ。でも、これDJじゃないんです。「 DJ 的な 何か 」なんです。
だから、モロに DJ をやるという気はなくて、サウンドのプロデュースだとか、楽曲の制作だとかを色々と。DJ のスタイルも、普通とは違うことをやっていこうかなっていうニュアンスで、付けさせて頂きました。

- ネットでの動画再生回数が1,000万回以上だとお伺いしました。

1,000万再生もされてるのかと、ほんと、ありがたい次第です。世界中の色んな方が、1,000万回クリックしてくれたというのはありがたいことなので。これからも1,000万回といわず、伸ばせていけたらなと思います。はい!

- BABYMETAL のプロデュースなどをされているそうですが、どのようなきっかけで BABYMETAL とお仕事する事になったのでしょうか?

BABYMETAL 自体は、僕も元々知っていたんですけどね。
ある日、僕のマネージャーが渋谷のビジョンに流れていた BABYMETAL の PV を観たらしくって。それで電話がかかってきて、「BABYMETAL 知ってるか?」と、「いや、もちろん知ってますよ、めちゃかっこいいですよね」って。そしたら「なんか、やったらいいんじゃない?」って…。
『やったらいい』で何かできるものじゃないと思うんですけど(笑)。
BABYMETAL さんとは何のツテも無いけど、直談判しに行った結果、カップリング曲である「ウ・キ・ウ・キ ミッドナイト」っていう曲を作らせて頂きました。
そこから BABYMETAL のプロデューサーさんと色々お話しさせて頂いて、いい感じの曲が出来たから次もやろうかって、だんだん自分のやることが多くなっていき…みたいな。
「メギツネ」っていう楽曲で初めてサウンドプロデュースというか、僕の家でミックスダウンをするみたいな事をやらせて頂いて、そこから、各国の色んなところから「なっ、何だ、お前は?」みたいな。

- ファンの方が熱狂している動画を、Youtube などでよく拝見しますね。

いやー、めっちゃ、嬉しいですよね、本当に。
BABYMETAL のライブに自分も行かせて頂くんですけども、すごく気持ちいいんですよ。
「作ってる側の人間」だから、どこでどうモッシュしたらいいのか、完璧に分かってる状態で行けるじゃないですか。
初めて新曲とか聴く時って分からないと思うんですけど、ここはこう来るっていうのを、僕は知ってるので、「いや、ちょっとまて、まだだ。まだ、突っ込むところじゃない」みたいな感じをライブ会場で延々とやらせていただきました。はい。

- 次は『DJ’TEAKINA//SOMETHING』さんへのインタビューです。世界を股にかけて EDM プロデュースをされていますが、日本と海外での違いは何かありますか?

一番感じるのは、海外のほうがお客さんが何も考えてないっていうか、『純粋にパーティーを楽しんでる感』があって。楽曲の捉え方が違いますね。
あと、僕だけかもしれないんですけど、日本で DJ をやる上で「こういう場では、こういう曲をかけたり、合わせたり」って言うのがあると思うんです。
でも、海外の場合はそういうのはあまり求められてなくて。みんな騒ぎたいだけだから、「あがる曲だったらなんでもいいから、お前が一番楽しそうにして欲しい。」みたいな。だから、僕自身が海外で DJ やる時は、淡々と DJ をやるよりは、前に出るなり、そこら辺歩くなりして、パフォーマンスを重視した方が楽しいかなって印象はありますね。
でも、日本にもそういう波が入って来てるというか、昔はあまり無かった「頭空っぽにしてみんなで EDM で楽しもうよ」みたいな考えも入ってきてると思います。日本にもまだ、EDM っていうか、クラブミュージックに関してのノビシロはあるんじゃないかなー、と。まぁあんまり僕から大きな口を叩いてもちょっと申し訳ないですけども、もう少し、なんだろ、みんな頭空っぽにできるタイミングあったらいいなと思った次第ですね。はい。

- 現在使用している機材や DAW ソフトを教えてください。

はい。Steinberg の Cubase を使わせて頂いております。
他の色んな DAW ソフトも持ってて、浮気しようとしたタイミングあったんです。
でもやっぱり、最終的にどう頑張っても、Cubase に戻って来るんです。

- その魅力とは何なのでしょうか?

いや、可愛んですよ。可愛い、めっちゃ可愛いんですよ。まず画面。Cubase を持ってる方は、今画面を開いて頂きたいんですけども、デフォルトの画面ちょっと黒いっていうか、暗いじゃないですか。そこで、トラックを7個くらい作って、上から赤から順番にやって欲しいんですけど。トラックの色分けは、どの DAW でも出来ますけど、ここまで鮮やかにできるのは Cubase だけだと思うんですよ。これができるのが Cubase の魅力だと思うんですよね。
あとは、トラックビューっていうか、ミキサーのビューがあったり、エディットをするビューがあったりするじゃないですか。どこからでも、自分の好きなところに行けるっていうか、ミックスをしている段階でもすぐにトラックをいじりに行けるっていうか。直感的にどこにでも手が届くのが、Cubase ですごくお気に入りです。
Cubase は色んな機能などが付いていてますけれども、それよりも元々 Cubase に備わっているポテンシャル。
「どっからでも、俺、行けるぜ」とか、『色合いの美しさ』だとか、僕は是非そういうのを、押して行きたいなと思っております。

- 過去に作られた「BABYMETAL」や『DJ’TEAKINA//SOMETHING』の EDM の曲も Cubase で作られているのでしょうか。

全て Cubase ですね。

- 音源とかは、HALion 系などを使用されていますか?

これ、申し訳ないながら、HALion はあまり使わないという・・・。
でも、HALion のヤマハのピアノが入ってるんですけども。それをリリースを切ったピアノがお気に入りで、結構ピタピタなるピアノがお気に入りです。
ちょっと前に僕が作った曲なんかで、結構入ってるんですけど結構お勧めですね。皆さん、ぜひ使っていただけたらなと。

- EDMを作るときに使ってる音源とはどの辺を使いますか?

EDM と言うか、クラブミュージック使ってる方はみんな使ってると思うんですけど、基本、Massive、Nexus2 とかです。サンプル音源で言えば、VENGEANCE もありますし SampleMagic もありますし。
あとはやっぱり、エフェクトが結構重要で。最近自分がはまってるのが Sausage Fattener っていうのがあるんです。バナナの…って言うか、ソーセージの顔があって、ツマミを回すとだんだんそのソーセージが怒るっていう、ジョークの利いたプラグインなんですけど、それがすごく良くて。
別にそれをどう使おうってのは言わないですね。もはやあれを、眺めてるだけで良い、眺めてると EDM を作ってる気になってくる、みたいな(笑)。
あとやっぱり画面が可愛いんです。その Sausage Fattener も、なんのトラックにもかけちゃうみたいな事を、最近やってる感じですね。

- ご自身の楽曲についてこだわりはありますか?

昔は変なこだわりがいっぱいあったんです。なんか「こうでなきゃいけない」とか、「こうじゃなきゃかっこ良くない」とか、「自分がかっこよくないもの以外作ってなんの意味あんの」、みたいな厨二病的な事を思ってたんですけども。
でも最近は、自分でも DJ をやったりだとか、色んな人に聴いてもらうようになって、「みんなが楽しんでくれる音楽を作るにはどうしたらいいんだろう」っていうところから、考えをスタートさせて、そこに自分のやりたい事を付随させるのが一番自分のクリエーターとしての道が開かれるんじゃないかっていうのを考えましたね。だから最近は、みんなが楽しめるって事を念頭に置いて曲を作ってます。
あとは、曲を作ってる途中に寝落ちしないっていうことを心がけております。はい。

- それでは、最後に音楽業界の未来を背負って立つ未来のサウンドクリエーターにアドバイスがありましたらお願いします。

取り扱いやすい人間になろう。でも、自分は曲げないで生きていこうってぐらいですかね。
つっぱりすぎても駄目だし、周りの意見ばっかり聞いてても駄目だし、そこの良いラインを見極められる人が良いクリエーターになるんじゃないかなと思いますので、そこのバランスを大事にクリエーターとして生きていってもらったらなと思います。 バランス、バランスって感じで。

- それでは、ゆよゆっぺさんから、今後のお知らせなど何かありましたら、お願いします。

『DJ’TEAKINA//SOMETHING』の方ですが、avex 様からリミックス盤を出させて頂きます。「KAWA-E D M」と言うタイトルでアイドル曲のリミックス盤となっております。発売未定ですが、必ず出ます。
もう音の制作は終わっているので、今は avex さんに頑張ってもらっています。

【織田's クエスチョン】

- 「バッティングセンターに行きたい!」と叫んでいたのを拝見したのですが、丸一日オフの時にやろうと思ってることは何ですか?

丸一日オフの時ですか?手の込んだスープを作りたいっすね。
僕、料理はそんな得意じゃないし、自分で作って食べても美味しいとも思わないんですけど、自分で手の込んだスープを、どれくらい作れるか試してみたいなと思って。
実は今も、夜な夜な一人でスープを作るタイミングがあるんですけど、全然上手く出来ないので、ちょっと鶏ガラとか出汁を買ってきてやってみようかなぐらい。

- 本気ですね。

音楽出来る人は料理も出来るでしょうって言われることあるじゃないですか。
でも、僕、相当不器用って言うか全然出来ない。砂糖入れすぎちゃうんで(笑)。
なので、特別なスープを作って、もし出来たら、出来たタイミングで Twitter とかにあげて、見た目のご評価とかを頂きたいなと。ついでにそこからちょっと、楽曲の方へ、乗っけて…美味しいのがはいってくるといいな、と(笑)。

- さすがですね!

- 『DJ’TEAKINA//SOMETHING』さんの楽曲について、とあるお店の紹介 POP に「音、ごんぶと、あとちょっと和」「かなりいかつくて、でも意外とポップ」と書かれているのを拝見しました。そこで、『ゆよゆっぺ』さんご自身が自分の紹介 POP を書くならどのような内容になりますか?

うあぁ、難しいぞー、これ。えー、「面倒くさいので、気をつけてください」って言う(笑)。
多分周りから見て、結構僕、面倒くさいんじゃないかって、最近思ってて、言われるわけではないんですけども。最近、テンションの浮き沈みが激しいなって自分で思ってて。
曲を作ってる時のテンションとか、普段喋ってる時のテンションと DJ やってる時のテンションあからさまに違うみたいに言われるんです。
なのでもう少し、便利っていうか、取り扱いやすい人間になりたいなと、思っている次第で御座います。

- なるほど、ありがとうございます。