ADR(オートマチックダイアログリプレースメント)
アテレコや吹き替えは、オーディオポストプロダクションで最も頻度の高い作業の一つです。
Nuendo ならば、高価な外部ダイアログレコーディングシステムを上回る柔軟性と DAW ならではのスムーズなワークフローで、 ADR 作業を効率的に行うことができます。
ADR セッションを簡単かつ効果的に
Nuendo の ADR システムなら、台詞やフォーリー(効果音)のスポッティングや録音、また複数の場面や配役の音声管理などを簡単、かつ効果的に行えます。
プロジェクト上の膨大な録音箇所や素材配置も、最大32のマーカートラックと、役名 / 場面 / 時間などのフィルタリング機能を備えたマーカーウィンドウを組み合わせ、台詞、効果音、SFX などの分布を一目で把握できます。
録音プロセスはマーカーウィンドウ下部の ADR パネルから直接コントロールできます。パネルはリハーサル / 録音 / レビュー の3つのモードを備え、プリ / ポストレコードも可能です。
マーカーウィンドウで適宜場面を選択し、複数のテイクを一つのバッチ処理の中で録音することもできます。またフリーモードを使えば、場面の途中など自由な位置から録音を開始することも可能です。
また、すべてのマーカーは CMX 3600 EDL リスト、CSV マーカーの読み込み/書き出しに対応し、外部ビデオエディターとの連携もスムーズです。すべての情報は ADR パネル上部のマーカーに、属性付きで表示されます。
フォーリーレコーディング
ADR テイカーにより、フォーリーの録音を簡単、自由に管理できます。フォーリーに関連する場面をマーキングし、フォーリーアーティストのパフォーマンスを的確に捉えるために、パワフルな ADR テイクリストが役立ちます。Free Run モードを使えば、それぞれの場面のエンドポイントに限定されることなく録音を進めることができ、長い尺のフォーリーを一気に録音するときに便利です。また録音ファイル名の設定パターンを活用し、「地下」や「素材」など、効果音の属性を録音時に記録することで、プロジェクト中での整理も楽です。
ビデオオーバーレイ、テイクリスト、スクリプト編集
Nuendo 8 の新機能
プロのために進化を続ける Nuendo の新機能を紹介します。