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Cubase 4.5 の新機能

Steinberg ハードウェア新製品との高度な統合

MR816 CSX と MR816 X は、特に Cubase と使うことを想定して Steinberg と Yamaha が共同開発したオーディオ インターフェースです。Yamaha のきわめて厳格な製造基準の下で誕生する、これらの高精度デバイスは、ミュージシャンやプロデューサーにとって次世代のソリューションとなります。また、MR816 CSX や MR816 X に CC121 アドバンスド インテグレーション コントローラーも加われば、Cubase 4.5 は、オールラウンドなシステムとして、比類なき柔軟性とパワーを発揮することでしょう。

先駆的テクノロジーから生まれたこのシステムは、従来のソフトウェア / ハードウェアの常識を覆す新しい価値観を、レコーディング、ミキシング、そして音楽プロデュースに関わるすべての人々に提案します。

アドバンスド インテグレーション DSP スタジオ:MR816 CSX、MR816 X

Steinberg の新しいオーディオ ハードウェアと Cubase 4.5 の間に実現された、次世代のインテグレーションを体験してください。MR816 CSX、MR816 X と Cubase は、入出力ポートの設定、操作、ルーティングに関わる、すべての面で高度に統合されています。

・ True Integrated Monitoring
新しく開発された True Integrated Monitoring™ テクノロジーにより、各種オーディオ入力ソースからの信号を、すべて Cubase の中で簡単にリアルタイム処理できるようになりました。一番大事なポイントは、DSP エフェクトを使ったミキシングがレイテンシーなしで行なえるということです。

・ Cubase ユーザー インターフェースへの完全統合

Cubase には、MR816 CSX と MR816 X それぞれに専用のウィンドウやパネルが用意されています。隅々まで一貫した統合デザインが実現されているため、Cubase からハードウェアの機能をフルに利用できます。

・ニアゼロ レイテンシーを実現したコントロール ルーム
MR816 CSX、MR816 X の使用により、Cubase でニアゼロ レイテンシーのモニター ミキシングが可能になります。内蔵のDSP エフェクト を使って EQ、コンプレッション、リバーブなどを加え、ミュージシャン用のミックスを素早く仕上げることもできます。

・Cubase に DSP パワーを増設

Cubase 4.5 は MR816 CSX と MR 816 X に搭載された DSP(Digital Signal Processor)をフルに活用します。どちらのモデルにも Yamaha の誇る REV-X リバーブが装備されています。また、MR 816 CSX は Sweet Spot Morphing Channel Strip プラグインを最大で8つ使用できます。このプラグインは、最新テクノロジーを採り入れた最高級コンプレッサー / EQ です。また、Cubase で再生中のトラックに対して DSP エフェクトを VST3 プラグインとして使うこともできます。

・ Quick Connect : ソフト / ハードの融合
独自の Quick Connect 機能を採用したことで、Cubase のトラックに割り当てられた入力ポートのルーティングを瞬時に切り替えられるようになりました。本体フロント パネルのボタンを押すだけで、ルーティングの設定 / 再設定が簡単に行なえます。

MR816 シリーズ の詳細はこちら

アドバンスド インテグレーション コントローラー:CC121

この高精度デバイスは、Steinberg が開発した次世代の USB コントローラーです。Cubase 4.5 は、この CC121 に備わったすべての機能に対応しており、CC121 を利用すると、Cubase 4.5 という音楽制作システムと一体化した、ダイレクトな制御感覚を味わうことができます。

・革新的な AI ノブを使用した高精度のコントロール
外部デバイスを使った Cubase の操作が、かつてないほど簡単になりました。画面上の設定項目にマウス ポインターを合わせると、自動的に、CC121 の AI ノブで、そのパラメーターを調節できるようになります。クリックしたり、マウス ボタンを押し続けたりといった、マウス操作なしで、ストレートな操作が行なえます。

・Cubase とのダイレクトな接続
Cubase を効果的に制御するため、CC121 には、専用のコントロールがセットで搭載されています。タッチ センシティブな 100 mm モーター フェーダーにより、手元の直接的な感覚で、チャンネルやグループのボリュームをフルにコントロールできます。また、専用のボタン群は、各トラックの主な機能の操作を可能にします。

・Cubase の EQ セクションが、そのままハードウェアに
CC121 には、Cubase の VST3 チャンネル EQ を、そのままハードウェアにしたセクションが備わっています。ここには、"Gain"、"Freq."、"Q"の各パラメーターを直接コントロールできる、4 チャンネル合計 12 個のノブ、また EQ タイプ セレクター スイッチとバイパス ボタンが揃っています。

CC121 の詳細はこちら

Yamaha ハードウェア製品との統合を強化

Cubase 4.5 では、Yamaha ハードウェアと Steinberg ソフトウェアとの統合をさらに推し進めました。

Yamaha MOTIF-RACK XS、MOTIF XS 6 / 7 / 8 との統合

Cubase 4.5 では、MOTIF XS シリーズに対して、これまでの連携機能を拡張し、更に新しい連携機能を加えました。

IEEE1394 経由での統合
これは、Steinberg と Yamaha の高度なテクノロジーが生んだ恩恵の1つです。Cubase は、IEEE1394 (FireWire) 経由でコンピューターに接続された Yamaha MOTIF XS をすべて自動的に検知することができます。検知された MOTIF は自動的に設定されるため、そのまま、外部 VST3 インストゥルメントとして利用することが可能です。すべてのオーディオ チャンネルや MIDI チャンネルも含めて、直接、Cubase の作業環境の中に取り込むことができます。

MOTIF XS 用 VST 3 エディター
MOTIF XS 用の新しいエディターは、VST3 に対応すると同時に、MOTIF データの管理機能を搭載しました:MOTIF XS のボイスやマルチ音源のデータは、すべて Cubase のメディアベイ内で直接、保存したり読み込んだりすることが可能です。これにより、MOTIF のボイスは、すべて、メディアベイでコンテンツの分類に従って検索し、見つけたボイスを試聴したり再生したりできるようになりました。また、エディターは、基本的なボイス パラメーターのオートメーション操作にも対応しました。このパラメーターは Cubase プロジェクト ファイルに保存することができます。

* 新しい機能をフルに活用するには、Yamaha のユーザーサポート用ウェブサイトから、Extensions for Steinberg DAW、および MOTIF XS / MOTIF-Rack XS Editor VST を別途、ダウンロードする必要があります。ダウンロードはこちらから

Yamaha USB キーボード KX25、KX49、KX61、KX8 の統合

コントローラー キーボード KX シリーズへの対応も拡張され、Cubase のトラック クイック コントロールを直接、制御できるようになりました。これにより、エフェクト、MIDI エフェクト、トラック設定などを含む、Cubase のトラックに関連した主なパラメーターは、常に KX シリーズ製品のノブに割り当てられた状態になります。Cubase 内で選択されているトラックのパラメーターを、いつでもノブで直接、操作できます。
また、KX シリーズ製品からメディアベイをリモート コントロールできるようになりました。KX の操作でビューアー セクションをブラウズしたり、インストゥルメント プリセット ブラウザー内のサウンドを選択したりできます。

* 新しい機能をフルに活用するには、Yamaha のユーザー サポート用ウェブサイトから、Extensions for Steinberg DAW を別途、ダウンロードする必要があります。インストーラーはこちらから

VST Sound™

VST Sound™ は Steinberg が提唱するメディア管理用の汎用ファイル形式です。
これは、Steinberg が開発した業界標準規格 Virtual Studio Technology の最新バージョン VST3 の中でも重要な位置を占めるものです。

プラグインや VST インストゥルメントは、サード パーティー製でも、VST Sound™ に対応していれば、メディアベイに直接、統合できます。このメディアベイは、Steinberg のホスト アプリケーションに搭載されているメディア管理システムです。こうした統合により、オーディオ、ループ、VST インストゥルメント プリセット、ビデオ、MIDI パート、トラック プリセットといった各種メディア ファイルの検索や取り扱いが全体的に、より速く、より簡単に行なえるようになります。

旧バージョンの Cubase に組み込まれていた SoundFrame™ は、VST Sound™ へと世代交代しました。

・ ソフトウェア、ハードウェアにかかわらず、どんなシンセサイザーのどんなサウンドでも、統一されたユーザー インターフェース(メディアベイ)の下で管理できます。

・ どんなサウンドでも、インストゥルメントだけでなく、カテゴリー、タイプ、スタイル、キャラクターや他の属性に基づいて検索することができます。

・ コンテンツは、インストゥルメントのカテゴリー、タイプ、キャラクターによって、すっきりと分類、整理され、Cubase のメディアベイですぐに使用できます。メディアベイでは、1つ1つのサウンドをロードしなくても、選択したサウンドを即座に試聴できるようになっています。

・ VST Sound™ では、使用している VST エフェクト プラグインのプリセットも管理することができます。それらを組織的に分類して、大きなエフェクト ライブラリーを作ることも可能です。

VST Sound コレクション Vol. I

このサウンド コレクションは、Yamaha、Sonic Reality、Big Fish Audio など、トップクラスのコンテンツ メーカーが制作した新しいコンテンツ、サウンド、ループを集めたもので、その合計サイズは 1.6 GB を超えます。コンテンツ使用料なしで、すべての Cubase ユーザーが使用できます。

HALion One 用の高品質インストゥルメントが 45 種類付属 (Sonic Reality 社製)
Sonic Reality 社のコンテンツ スペシャリスト達が制作した、この新しい HALion One サウンド ライブラリーは、インスピレーションをかきたてる高品位なインストゥルメントのコレクションです:美しいギター サウンド、スムーズなベースと並んで、エレクトロニック系、アコースティック系のドラム キット群は質、量ともに圧倒的です。広いジャンルをカバーするこれらのインストゥルメントは、どんな Cubase プロジェクトにも、新しい色合いを加えることでしょう。

オリジナルの Yamaha S90ES が HALion One に融合
Yamaha の S90ES に内蔵された Grand Piano は、ステージ ピアノ音源としては最も人気の高いサンプル音源の1つです。このピアノ サウンドを、HALion One を通じて Cubase に直接取り込めるようになりました。オリジナルのサンプルを使い、Yamaha のコンテンツ エキスパート達が細心の注意を払って収録したこのS90ES Grandには、本当に美しく、表現力のある音色が備わっています。どんなスタイルのピアノ演奏にも合うことでしょう。

Big Fish Audio 社による 250 の新しいドラム ループ
数々のホットなドラム ビートとエネルギッシュな大量のループが、すぐに使えます。すべて、Cubase の強力なビート操作ツール群で多彩かつクリエイティブに使えるよう最適化済みです。どのファイルも Cubase のメディアベイに対応しているので、使えるループはたいてい、秒単位で見つかるでしょう。

Sequel 2 と Sequel コンテンツ セットへの対応

Sequel 2 は、音楽の制作とパフォーマンスが簡単に行なえる、Steinberg ソフトウェアの最新バージョンで、コンピューターを使った音楽作りに、はじめて取り組む方々のために設計された製品です。

Cubase 4.5 での Sequel プロジェクト互換性について
Cubase は、これまでにも、Sequel 1 プロジェクトに対応していました。Cubase 4.5 では、これに加えて Sequel 2 プロジェクトの読み込み、再生、編集、ミキシングに対応しました。すべてのサウンドやエフェクトと並んで、Sequel 2 の移調トラックやアレンジャー情報も、Cubase でそのまま利用できます。

Cubase 4.5 での Sequel コンテンツセット互換性について
ダウンロードショップにて発売中の Sequel コンテンツセットには、様々なスタイル、ジャンルに渡って厳選されたループが数百個も収められています。Cubase 4.5 では、この Sequel コンテンツセットが、そのまま使えるようになりました。これからは Cubase ユーザーなら誰でも、このプロフェッショナルクオリティのループコレクションにダイレクトにアクセスできます。コンテンツセットは Rock、Hip Hop、Industrial 等、それぞれのスタイルをディープにカバーしつつ、まるで組み立てキットで遊ぶように、扱いやすく出来ています。使えそうなブロック、パーツを見つけたら、その場でプロジェクトに取り込んでください。あなたの閃き、クリエイティビティはますます加速することでしょう。

* 新しいコンテンツセットはオンラインショップより随時リリースしています。

Cubase 4.1 の新機能

Windows Vista 対応

Cubase 4.1 は、Windows Vista 32-bit に完全対応しました。Vista 64-bit プレビューバージョンも同時リリース。64-bit プレビューバージョンは Vista 64-bit 上でネイティブに動作し、最大 128GB の RAM に対応します。

VST3 プラグイン用のサイドチェーン入力

Cubase 4.1 に付属するほとんどの VST3 プラグインで、サイドチェーン入力を使用できるようになりました。新しい「フリー・ルーティング」アーキテクチャー(以下参照)を活用することによって、VST ミキサーの実質上すべてのシグナルをサイドチェーン入力シグナルとして使用することができます。
サイドチェーンは、ダッキング(オーディオソースによってコントロールされたコンプレッション)などの、オーディオ信号を使ってコントロールするエフェクトにとって非常に重要な機能です。サイドチェーン・コントロール機能は、それぞれの対応プラグイン用にあらかじめ組み込まれています。コンプレッサーなどのダイナミクスプラグインのサイドチェーンシグナルは、シグナルゲインをコントロールし、モジュレーションエフェクトは LFO をコントロールします。

フリー・ルーティング+ サミング・オブジェクトからのレコーディング

バージョン 4.1 では、新しいルーティング機能によって、バスの順番に関係なく、プロジェクト内でオーディオを自由にルーティングできるようになりました。。グループチャンネル間で完全に無制限なルーティングが可能になり、グループから FX リターン、そして FX リターンからグループチャンネルへの送信が可能です。更に、オーディオトラックからは、プリフェーダーセンドを使ってシグナルをグループや FX リターンへ送信できるだけでなく、シグナルを出力タブからグループチャンネルや FX リターンへポストフェーダーで送信することもできるようになりました。

新しいルーティングシステムのもうひとつの利点は、バス、FX リターン、グループなどのすべてのサミング・オブジェクトのシグナルを直接オーディオトラックに再ルーティングできるので、サミング・オブジェクトのシグナルをリアルタイムでオーディオトラックに再レコーディングすることができるという点です。これによって、ステム(インストゥルメント・グループや、ドラムやバッキングボーカルなどのセクションのサブミックス)を非常に簡単に作成することができます。

再レイアウトされたサンプル・エディタ

Cubase 4.1 のサンプル・エディタには、インスペクタースタイルのセクションが新しく追加され、よりエルゴノミックで素早い作業が可能になりました。このインスペクターに、すべてのオーディオ編集機能、特に、ミュージカル・モード、オーディオ・ワープ、ヒット・ポイントなどといった、音楽的なテンポ操作に使用される機能が集約されています。ループのテンポ検索、タイミング調節、サンプルのピッチ変更用のツールなどを含む、関連している機能は、アクセスし易いように同じ場所にグループ化されています。

トラック・クイックコントロール

トラック・インスペクターに、新しいセクション「クイックコントロール」が追加されました。トラックごとに 8 つのリアルタイムコントローラーを自由に定義でき、選択中のトラックで使用可能なあらゆるパラメーターに、素早くアクセスすることができます。ワークフローを劇的にスピードアップすることができるクイックコントロールは、オーディオ、MIDI 、そしてインストゥルメントトラックで使用することができ、オーディオやインストゥルメントトラックのミキサーパラメーター、インサートプラグインパラメーター、VSTi パラメーター、そして MIDI やインストゥルメントトラック用の MIDI コントローラーをコントロールすることができます。トラック・クイックコントロールの設定は、プロジェクトと一緒に保存できるだけでなく、トラックプリセット内に保存することが可能なので、一度設定を行って保存しておくと、どのプロジェクトでもいつでも使用できる状態になります。

これらの新しいクイックコントロールは、リモートコントローラーと組み合わせることによって、フルにその威力を発揮します。MIDI Learn 機能を使用することによって、設定も非常に簡単に行うことができます。一度設定しておくと、リモートコントロールノブやフェーダー機能が、トラックの選択に追従します。

進化したメディアベイオプション

強力な Cubase のメディアベイシステムにも、バージョン 4.1 でいくつかの改良点が追加されています。

  • ブラウザ・セクションでは、メディアベイでどのフォルダーやメディアドライブを管理するかを定義することが可能になりました。スキャンや検索がスピードアップし、全体のパフォーマンスが改善されました。
  • Sequel ループ対応のために使用される新しい MIDI ループファイルタイプにも対応し、ビューアー・フィルターセクションに専用のタブが追加されました。
  • メディアベイの検索やインデックス作業を表示するアクティビティ・インジケーターが追加されました。

グローバルトランスポーズ・トラック

Cubase 4.1 には、新しいトラックタイプ「グローバルトランスポーズ」が追加されました。この新機能によって、ループを基本とした新しい音楽的なアレンジの作成や、各トラックのそれぞれのパートを個々に編集せずにコード進行を試してみるといった作業が非常に簡単に行えるようになります。この機能は、すべてのオーディオ、MIDI 、インストゥルメントトラックをコントロール可能です。極度な移調を避けるため、移調範囲を 1 オクターブ以内に制限する機能も搭載しています。ルートキー機能では、トランスポーズ・トラックを含むソング全体を、クリック数回で驚くほど素早く移調することができます。

進化したアレンジャ・トラック(プレイオーダー・トラック)

進化したアレンジャ・トラックは、プレイオーダー・トラックのコンセプトを引き継ぎ、それをさらに改良、パターンベースの新しい音楽制作スタイルや、ライブパフォーマンスでのいままでとは違う活用方法など、 Cubase の新しい可能性を開きます。

  • パートリスト内をクリックすることによって、アレンジャ・パートをリアルタイムにトリガーできるようになりました。
  • 新しくライブパフォーマンスに使用することができる、Normal、Repeat Forever、Pause After Repeats の特別なプレイバックモードが追加されました。
  • アレンジャ・トラックのエディットウィンドウに「展開」オプションが追加されました。1 つ、複数、またはすべてのチェーンを、コマンド 1 つで展開することができます。アレンジャ・トラックは、展開した後も維持されるようになったので、すべてのアレンジャ・トラックプリセットが、その後の編集作業に保持できるようになりました。

プロジェクト・ロジカル・エディタ

強力なロジカル・エディタがプロジェクトレベルで使用可能になり、作業のオートメーションやプロジェクト全体に渡るパワー・エディティングの可能性が広がります。

プロジェクト・ロジカル・エディタを使用することによって、フォルダトラックも含む、トラックやパターン/イベントを、ワークフローを根本的に向上させるような方法で操作することができます。この新しいエディタは、ひとつ、すべて、または選択した複数のパート/イベントに対して、ユーザー定義可能なアクションを 1 回の操作で適用することができます。

しかし、それだけではありません。プロジェクト・ロジカル・エディタには、多数のロジカル・エディタ・プリセットが付属しており、編集メニューから直接選択し実行できます。もちろん、ユーザープリセットを作成することもでき、作成したプリセットは自動的にプリセットメニューに追加されます。更に、プロジェクト・ロジカル・エディタ・プリセットは、キーコマンドに定義し、作業効率を大幅に向上させることも可能です。

以下は、ロジカル・エディタの操作例です:

  • 「drum」 という名前のすべての MIDI パートを選択する。
  • 選択したオートメーションを 10% トリムする。
  • ミュートされたトラックをすべて削除する。
  • 名前に「ボーカル」が含まれるトラックをミュートする。
  • 選択した MIDI、オーディオトラックに日付を追加する。

プロジェクト・ロジカル・エディタは、制作や編集のワークフローを大きく改善することができる、非常に強力なツールです。

Sequel プロジェクトインポートとコンテンツの互換性

Sequel は、Steinberg の DAW  技術を惜しみなく投入し、ループファイルをメインにした作曲を可能にした最新の音楽制作/パフォーマンスソフトウェアです。Cubase 4.1では、Sequel プロジェクトのインポート、プレイバック、編集に対応しました。変換作業を行わずに、Sequel プロジェクトを通常のCubase プロジェクトと同様に直接開くことができます。すべてのサウンドやエフェクト、そしてトランスポーズ・トラックやアレンジャ・インフォーメーションを使用することができます。もちろん、すべてのサウンドやエフェクトを Cubase 内で完全に編集し、プロジェクトをネイティブ Cubase 4 フォーマットで保存することもできます。プロジェクトのインポート機能に加え、Cubase 4.1 では、Sequel が同じシステムにインストールされている場合、Sequel に付属の豊富なループライブラリへの完全なアクセスが可能になりました。つまり、現在の豊富な音楽スタイルをカバーしている最大 5000 種類の優れたオーディオや MIDI ループへアクセスすることが可能になるのです。これらのループは、自動的にプロジェクト・テンポやトランスポーズ・トラックに追従します。強力なメディアベイを活用するため、ライブラリのループの検索やブラウズは、Sequel と同様にシンプルです。

MusicXML インポート&エクスポート

MusicXML は、音楽スコアのやりとりに使用されるデータフォーマットで、アプリケーション間での音楽スコアの共有を実現するために、多くのメーカーがサポートしています。Cubase 4.1 では、MusicXML のインポートとエクスポートの両方に対応し、マルチプラットフォーム、マルチアプリケーションの音楽スコアワークフローの中心となりました。

MIDI ファイルと比べて、MusicXML には、ノート情報のみではなく、レイアウト情報も含まれます。
Cubase 4.1 は、SmartScore、Capella-Scan、PhotoScore Professional などのアプリケーションからスキャンしたスコアを読み取ることができます。MusicXML のエクスポート機能は、Finale、 Sibelius、capella Media Producer などといった、スコアのレイアウトやパブリッシングに特化したソフトウェアへスコアを転送することができます。60 種類以上のソフトウェアが現在 MusicXML に対応しています。

Music XML の現在の概要と詳しい情報は、http://www.recordare.com/xml/software.html#NowBoth でご確認頂くことができます。

新しい VST3 プラグイン

Cubase 4.1 には、以下の新しい、または更新されたプラグインが追加されています。

  • Distortion: 優れたサウンドながら操作はシンプルなディストーションエフェクト。ドライブ、フィードバック、トーンコントロール搭載。
  • DualFilter: ローパスフィルターとハイパスフィルターを、1つのカットオフとレゾナンスコントロールで組み合わせるユニークなエフェクト。DJ スタイルのフィルターエフェクトに最適。
  • Chorus: シングルステージのコーラス。Studio Chorus と同じですが、この Chorus はシングルモジュレーションステージのみのコーラスです。
  • Roomworks/Roomworks SE: 両方とも VST3 プラグインとして使用可能になりました。オーディオシグナルがプラグインを通過する場合にのみ CPU パフォーマンスを消費するようにする Silence 機能など、すべての VST3 プラグインと同じ優れた機能を搭載しています。
  • UV22 HR: Apogee UV22HR ディザリングプラグインが VST3 プラグインとして帰ってきました。 すべてのシステムプラットフォーム(Intel MacとVista 64-bit も含む)で使用することができるようになりました。

VST Plug-in Bridge

Cubase 4.1の新しい VST Plug-in Bridge  は、プラグインの互換性を最大に拡張します。32-bit の Windows バージョンのプラグインとインストゥルメントは、Vista 64-bit で動作する Cubaseで使用することができます。Mac PPC 専用バージョンのプラグインは、Intelプロセッサ搭載のMacintoshで動作する Cubase で使用することができます。VST ブリッジ経由で使用する場合の互換は高いですが、パフォーマンスでは Intel Mac / Vista にネイティブで対応しているエフェクト/インストゥルメンと・プラグインの方が高いので、可能な限りネイティブでそれぞれのフォーマットに対応したバージョンに取り替えるようにしてください。

改善された QuickTime 7 対応

QuickTime への互換性も向上されました。Cubase 4.1 は、最新で最も人気の高いビデオフォーマットに対応し、さらに高い柔軟性と、より優れたイメージクオリティを提供します。

  • MPEG1、MPEG4、 .H264 フォーマットに対応しました。
  • “ビデオファイルからオーディオを抽出”が、QuickTime 対応のすべてのオーディオファイルフォーマットに使用できるようになりました。
  • “HQ” フラッグに対応(高解像度のビデオプレイバック)しました。
  • ハーフ/ダブルサイズに対応しました。

ドラム編集機能の向上

ドラム編集機能に、いくつかの改良点が追加されました。

  • ピッチの異なる複数ノートに対してベロシティ変更作業を同時に適用可能。
  • ドラム・マップが適用されている場合、キー・エディタでイベントを選択/移動すると、ドラム・サウンド名が表示されるようになりました。
  • ドラム・エディタでもイベントを選択/移動時に、ドラム・サウンド名が表示されるようになりました。

リモートコントロールの拡張

ハードウェアリモートコントローラーで、インストゥルメントトラックやスタジオセンド(コントロール・ルーム)、そして Cubase 4.1 の新しいトラック・クイックコントロールにもアクセスできるようになりました。インストゥルメントトラックでは、インストゥルメントパラメーターにリモートコントロールデバイスからアクセスできるようになりました。これらの新しい機能を使用したコントローラーは、Mackie Control、Mackie
HUI、SAC-2K、Yamaha 01X 、Yamaha DM2000 などです。

Apple Remote 対応

Apple Remote を使っている Mac ユーザーに朗報です。小さな赤外線のリモートコントロールをCubase 4.1 のリモートデバイスとして使用できるようになり、“Apple Remote Control” を、デバイスセットアップウィンドウで設定することができます。Apple Remote 用のプリセットが用意されていますが、数百種類の操作可能パラメータをカスタマイズすることもできます(Mac OS X のみ)。

HALionOne を使った MIDI ファイルのプレイバック

Cubase 4 ユーザーは、Yamaha シンセサイザー MOTIF のサンプルコンテンツを装備したHALionOne を使って、数百種類の優れたサウンドのインストゥルメントにアクセスすることができます。このサウンドライブラリには、完全な General MIDI のサウンドセットも含まれます。Cubase 4.1 では、スタンダード MIDI ファイルを HALionOne の GM サウンドセットを使って直接インポートし、再生することができます。新しい “インストゥルメントトラックに読み込み(Import To Instrument Tracks)”プリファレンスを有効にすると、MIDI ファイルを Cubase にドラッグすると自動的にHALionOne でインストゥルメントトラックがセットアップされ、正しい GM サウンドを選択します。

新しいファイルタイプ: MIDI ループ

Cubase 4.1 は、新しいファイルタイプ、「MIDI ループ」に対応しました。MIDI ループとは、MIDI ファイルと関連したトラックプリセットの組み合わせです。インストゥルメントトラックの MIDI パート、たとえばベースライン、シンセパターン、ドラムグルーヴなどを、MIDI ループとしてエクスポートすることができます。MIDI ループは、メディアベイで使用可能で、別のプロジェクトにインポートすることもできます。Cubase 4.1 は、Sequel に付属の 2000 種類以上の MIDI ループに完全にアクセスすることができます。MIDI ループを新しいプロジェクトにドラッグすると、関連したサウンドを含む新しいインストゥルメントトラックが作成され、MIDI データをそのトラックにインポートして、パートを適切なサウンドと共に、素早く効率的にコピーすることができます。 

Cubase 4 の新機能

コントロールルーム

Cubase 4 にパワフルなコントロールルーム・セクションが搭載されました。コントロールルーム・セクションは最大 4 つまでのスタジオ・モニターが作成できるばかりでなく、トークバック・チャンネルやヘッドホン・バス機能まで提供します。また、モニターの切替やオーディオ・デバイスに接続された外部音源機器(CD、DVD、テープなど)の切替にも対応します。

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刷新した VST3 プラグイン・セット

Cubase 4  は、VSTテクノロジーの最新バージョン (3.0) に対応した全く新しいプラグイン・エフェクトを搭載しています。VST3 に対応したプラグインは、インサートされたトラックのチャンネル構成(モノ、ステレオ、5.1 など)に動的に合うように設計されているため、すべてのエフェクトが最初からサラウンド対応です。(チャンネル分のエフェクトがパラレルに起動するように設計されています。チャンネル間の動きを制御するサイドチェーンに関しては、サラウンド対応の専用プラグインをご使用ください。)サイレンス・ディテクト機能によって、プラグインは実際にオーディオ信号が通っている部分だけ機能するため、CPU 負荷を大幅に軽減することができます。

Cubase 4 には、33 種類の VST3 オーディオ・プラグインが搭載されています。さらに、旧バージョンから、このバージョンのためにアップデートされたプラグインを合わせると、その総数は 50 種類におよびます。(一部のプラグインは Intel Mac に非対応)

新しいプラグイン・セットには新開発のパワフルな Studio EQ (4 バンド・パラメトリック EQ )をはじめ、Vintage Compressor、Studio Chorus、Multiband Compressor、ボイスのダブリング用プラグインの Cloner、ギターアンプをモデリングした AmpSimulator などがあります。

待望の新機能:ドラッグ&ドロップでエフェクトの移動、コピーが行なえるようになりました!

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標準搭載の VST インストゥルメント

Cubase 4 に 4  種類のバーチャル・インストゥルメント (HALion One、Prologue、Spector、Mystic) が搭載されました。HALion Oneは、スタインバーグの HALion 3 (ソフトウェア・サンプラー)のプレイバック・エンジンと Yamaha の MOTIF (ハードウェア・シンセサイザー)の波形を融合したマルチ音源です。600 種類以上のプリセットを搭載しています。

Prologue は高音質フィルターとパワフルなモジュレーション機能を搭載したポリフォニック・アナログ・モデリング・シンセサイザーです。滑らかでリッチなパッド系サウンドから、明るくシャープなリード系サウンドまで幅広くカバーすることができる汎用性の高いインストゥルメントです。Spector は柔軟なスペクトラム・フィルター音源を搭載したシンセサイザーです。Mystic は、フィジカルモデリングとスペクトラム・フィルターのパワフルなコンビネーションで、重厚なサウンドから奇妙なサウンドまで作り出すことができる音源を搭載しています。

サウンドフレーム (SoundFrame™) - ユニバーサル サウンド マネージャー

*SoundFrame™ は、バージョン4.5 より VST Sound™ へと世代交代しました。

サウンドフレーム (SoundFrame™)は、Cubase 4 に搭載されたメディアベイ、トラックプリセット、VST3 の 3 種類の機能を併せた総称です。ファイルの属性やタイプを超えたパワフルなメディア・ライブラリ機能を提供します。

サウンドフレームとは?

  • サウンドフレームは、ソフトウェア&ハードウェア・シンセサイザーのサウンドを、一つに集約されたユーザーインターフェース(メディアベイ)で一括管理します。
  • 高い検索性を備えたサウンドフレームは、インストゥルメントからだけではなく、カテゴリー、タイプ、スタイル、キャラクター他の様々な属性からサウンドを探し出します。
  • サウンドフレームには、すぐに使える 1000 種類以上のプリセットが内蔵されています。それぞれのサウンドはインストゥルメントのカテゴリー、タイプ、キャラクター別に使いやすく分類されています。プリセットはインストゥルメントを起動する前でもサウンドフレーム内でプレビューすることができます。
  • サウンドフレームは、お手持ちの VST プラグイン・エフェクトのプリセットも同様に扱うことができます。

メディアベイ - メディアファイル・マネージメント・システム

増え続けるサウンド、サンプル、ループ、プリセットを整理するために、Steinberg は非常にパワフルなメディアファイル・ マネージメント・システム「メディアベイ」を開発し Cubase 4 に搭載しました。メディアベイによって、あらゆる種類のメディア・ファイルのブラウズ、サーチ、管理、カテゴライズを1箇所に集約して作業できます。オーディオ&MIDI ファイル、インストゥルメントやプラグイン・プリセット、トラック・プリセット、ビデオ・データ、さらにはプロジェクト・ファイルさえも一括管理できるのです。

パワフルな検索ツールとわかり易いユーザーインターフェースが、探しているファイルがお使いのシステム上のどこにあっても、瞬時に探し出すお手伝いをします。メディアベイはまた、独自の属性をつけることができるタグエディタを搭載しています。スコープ・セクションは、既存のソングテンポを適用したループや、オーディオ、MIDI、プリセットのプレビュー機能を搭載します。

 

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トラック・プリセット

Cubase 4 に搭載された新機能の中でも特にパワフルな機能の一つが、トラック・プリセットです。トラック・プリセットはメディアベイと組み合わせることで威力を発揮します。トラック・プリセットはトラック/チャンネルのオーディオ、MIDI 設定や、インストゥルメント・トラックのすべての情報を保存することができます。例えばオーディオ、FX、MID Iトラックのコンビネーションでさえも、マルチトラック・プリセットとして保存することができるのです。ボリュームやパンの情報、全インサート・エフェクトの設定、チャンネル EQ など、ほぼ全てのトラックとミキシングの設定が保存されます。インストゥルメント・トラックには全てのインストゥルメント/プリセットの情報を、MIDI トラックには MIDI ポート、チャンネル、パッチの情報を保存できます。

Cubase 4 には予めトラック・プリセットが付属しています。ご自身のデータにトラック・プリセットを適用して色々お試しください。トラック・プリセットとこの機能を可能にしたサウンドフレーム構造のパワフルさと斬新なコンセプトを直感的にご理解頂けるはずです。

インストゥルメント・トラック

Cubase 4 に新しいトラック・タイプ「インストゥルメント・トラック」が搭載されました。従来の VST インストゥルメント・ラックから呼び出す方式(プロジェクトには VSTi 用のトラックと VSTi をコントロールするための MIDI トラックが必要です。また、MIDI トラックの出力先を VST インストゥルメントに割り当てる必要がありいます。)と異なり、インストゥルメント・トラックだけで、インストゥルメントの選択と MIDI 情報の入力が行なえます。インストゥルメント・トラックはVSTインストゥルメント・ラックと全く別管理なので、VSTインストゥルメント・ラックの使用数に関係なく、無制限に作成することができます。インストゥルメント・トラックは、ひとつのチャンネル/トラック内に MIDI 入力とステレオ・オーディオ出力を提供します。

機能拡張されたスコア・エディタ

Cubase 4 のスコア・エディタが再設計されました。操作性の大幅な向上やワークフローの改善の他、数多くの新機能が盛り込まれています。もちろん、前バージョンに搭載されていた機能は、場所は変わっていてもすべて使用可能です。

  • スコア・メニューがスリム化され、より効率的に操作できるように整理されました。専用のコンテクスト・メニューからアクセスできるようになったことで、操作性が向上した機能もあります。
  • シンボル・パレットは、自由に設定変更できる「インスペクター」が備えられ、トラック・インスペクター同様にタブ毎に整理できます。
  • すべてのプリファレンスは、スコア設定ダイアログに組み込まれました。
  • Drum 設定はドラムマップ設定の中に統合されました。
  • 高品質な 2 種類のスコア・フォント 「Jazz」 「Classical」 が新たに追加されました。従来のCubase スコア・フォントも 「Legacy」 という名前に変わってそのまま付属しています。

リファインされたユーザーインターフェース

Cubase 4 のユーザーインターフェースは、さらに作業しやすい環境を提供するために、変更、改善が施されました。非アクティブ項目に対するアクティブ項目の見易さが、大幅に改善されたことにより、本バージョンで画面上に表示される項目数が増えたにもかかわらず、より多くの機能にアクセスしやすくなり、今までよりも全体的に見やすく、操作性も良くなりました。ミキサーやインスペクターのような重要なエリアは、従来よりもはっきりと強調され、テキスト情報も読みやすくなっています。

新しいユーザーインターフェースは、すべてカスタマイズ可能なトラック インスペクターなど、仕様が改善されています。トラック インスペクター内の一つ一つの項目を必要に応じて表示/非表示設定にできるだけでなく、トラックタイプごとに表示項目の順番や見やすさの設定変更と保存が行なえます。

  • チャンネルストリップ画面もすべてカスタマイズ可能で、セクションごとに専用のセットアップ・パネルを使って設定できます。また、プリセットの管理も自由自在です。EQ セクションのディスプレイが拡大され、チャンネル EQ を使うときに見やすくなりました。
  • Cubase 4 のミキサー画面は、従来よりさらに柔軟に、効率よく作業できるようになりました。表示設定は、同時に複数の選択チャンネルに適用することができ、表示/非表示設定も 1 チャンネルごと、同時に複数のチャンネルどちらでも行なえます。