広大な音の世界を
高次元のサウンドエンジン、シンセサイザー、アコースティック楽器など充実したコンテンツ、そして考え抜かれた操作性をバランスよく兼ね備えた HALion Sonic は、スタジオでもステージでもワイドレンジに活躍します。
HALion Sonic と共に、音の世界を旅しましょう。


最新のサウンドエンジン - Power of "4"
作曲やプロダクションで求められる、素早く強力なサウンドエディット機能。
次世代 HALion 4 のサンプリング / シンセシズテクノロジーをベースにした HALion Sonic は、4つのサウンドエンジンモードを核に、これからのサウンドデザイナーの要望に応えます。
ディスクストリーミング サンプルモード
HALion Sonic は、複雑なサンプルベースのインストゥルメントサウンドを、最初の千分の数秒を RAM に、残りをユーザーが演奏している間にハードドライブから直接読み込み、RAM の使用量を減らしつつ高い効率で再生。これにより、レガート、スタッカート、ハーモニクスなどアーティキュレーション(奏法表現)を含んだ大容量のアコースティック楽器の音色も余裕をもって表現します。
* RAM と ハードドライブからの読み込みバランスは、お使いのシステムや用途に応じて調節可能です。
ドラムモード
スタジオグレードのドラムトラックを生み出す専用モード。
読み込んだドラムサウンドとバーチャルキーボード上でのマッピングは一目で見渡せ、個々のパーツにはピッチ、エンベロープ、フィルターそしてアンプエフェクトをそれぞれ設定可能です。また、ホストアプリケーションでのミックスの為に、パーツごとに16系統のステレオアウトに個別に出力アサインすることもできます。
スライスループモード
専用のスライスループモードは、ドラムモードと同様の豊富なエディット機能を備えます。キーボードのレンジを半分に分割指定することで、鍵盤の下半分をループ全体、上半分をループからスライスしたヒット単音のトリガーに使えます。すべてのループはホストアプリケーションのテンポに同期可能です。
FlexPhraser 機能 (下記参照) を使えば、ループ素材を様々なセッティングでトリガーすることができます。また、ホスト DAW にドラッグ&ドロップでループを書き出し、DAW 側で更に編集することもできます。
バーチャルアナログシンセシスモード
HALion Sonic のバーチャルアナログシンセエンジンは、一般的なアナログスタイルソフトシンセとは一線を画した本格的な音づくりを可能にします。
マルチオシレーター
3基のメインオシレーターに加えて、サブオシレーター、リングモジュレーション、ノイズジェネレーターを搭載。これらの音源をミックスすることで、ディープでパンチの効いたベースからミックスに切れ込むシャープなリードまで、魅力的なサウンドの核をつくることができます。
アルゴリズム
メインオシレーターでは、波形 (Sine: サイン波、Triangle: 三角波、Saw: のこぎり波、Square: 矩形波) と以下の4つのアルゴリズムタイプの組み合わせを選択できます。
- PWM (pulse width modulation): 矩形波のみ。Waveform パラメーターにより、矩形波のハイとローの比率を変更します。50%の設定では純粋な矩形波、その上下の値では PWM 変調された矩形波が生成されます。
- Sync (synchronization): 1つのオシレーターの中で擬似的にマスターとスレーブのオシレーターをハードシンクさせ、豊かな同期サウンドを生成します。Waveform パラメーターはスレーブオシレーターのピッチを調整します。
- CM (cross modulation): 選択したスレーブオシレーター (Sine、Triangle、Saw、Square) のピッチを、マスターオシレーターによって変調し、周波数変調 (FM) に近いサウンドを生成します。Waveform パラメーターは、スレーブオシレーターとマスターオシレーターの間のピッチ比を調整します。
- XOR (exclusive or): 2種類の矩形波をXOR(排他的論理和)演算で比較した結果に応じて、選択した3番目のオシレーターの波形 (Sine、Triangle、Saw、Sauare) を変調し、リングモジュレーションに近いサウンドを生成します。Waveform パラメーターは矩形オシレーターのピッチ比を調整します。
フィルター
HALion Sonic のフィルターセクションは、アナログフィルターを再現した24のフィルターシェイプに暖かみのあるチューブドライブオプションを備え、サウンドを上品に、また攻撃的に色づけすることができます。
またこれらのパワフルなフィルターは単体モードの他、デュアル(直列/並列)モード、そしてフィルターを自在にブレンドするモーフィングモードで使用できます。24種類のフィルターから最大4つまでを選んでのモーフにより、未体験のサウンドテクスチャーを形に。また、クイックコントロールノブやスフィアコントローラーを使ってのモーフィングも可能です。
ミックス
ミックスページでは、16プログラムスロットのミキサーパラメーター(レベル、パン、エフェクトセンド、出力チャンネル)にアクセスできます。また、スロットごとに16系統の出力チャンネルを自由に設定可能なため、HALion Sonic 内部でのミックスに加えてホストアプリケーションや外部ミキサーでのミックスにも幅広く対応します。
搭載オーディオエフェクト
Cubase と同等のコンボリューションリバーブ REVerence やロータリーキャビネットエミュレーターなど16種類のエフェクトプロセッサーを搭載。スタジオでもステージでも、プロクオリティのサウンドに仕上げることができます。
- EQ: StudioEQ, GraphicEQ
- Dynamics: Compressor, Limiter, Gate, Expander
- Distortion: Amplifier
- Reverb: Reverb, REVerence
- Modulation: Chrous, Tremolo, Flanger, Phaser, Vibrato, Rotary
- Delay: MultiDelay
ワールドクラス コンテンツ
12GB、850レイヤー、1,200プログラムにわたる HALion Sonic の強力なインストゥルメントコンテンツ。
Yamaha MOTIF のサウンドデザインチームとの共同開発によるこれらのライブラリーは、アコースティック楽器からシンセサイザーの名機、クラブサウンド、環境音、そしてアコースティックドラムや最新のエレクトロニックビートまで網羅し、そのどれもが世界の現場で磨きぬかれたクオリティと表現力、実用性を兼ね備えています。
アーティキュレーション - 奏法表現
HALion Sonic が搭載するアコースティック楽器のサウンドライブラリーの多くには、リアルな奏法表現のための複数のアーティキュレーション - レガート、スタッカートやキーを離す音など - が搭載されています。これまで電子楽器の鍵盤からは難しかったこれら生楽器の表現を、HALion Sonic ではリアルタイムに行き来することもできます。たとえば、クラシックギターの音色を演奏しながら、通常の奏法とハーモニクス奏法を切り替えることも可能です。
また HALion Sonic は、Steinberg Cubase の VST Expression 機能に完全対応しています。Cubase のキーエディター、スコアエディター上で奏法記号を挿入、編集すると HALion Sonic の音色のアーティキュレーション切り替えもリンク。複雑な MIDI コントローラー番号による音色の切り替え管理から開放されます。
VST Expression Map やトラックプリセットにより Cubase との連携は抜群です。アーティキュレーションコマンドはノート情報とは別に処理され、エディター画面上でグラフィカルに奏法を切り替えることも、逆に鍵盤からキースイッチ (音色切り替えの為に使用する特定の鍵盤) を録音してエディターに奏法記号を表示することもできます。
HALion Sonic が持つ最大20種類ものアーティキュレーションは、VST Expression との組み合わせにより音楽制作を一層表現力豊かにします。
MediaBay によるサウンドマネージメント
Steinberg DAW と共通のサウンドマネージメントシステム MediaBay により、目的のサンプル、レイヤーやプリセットを瞬時に検索できます。HALion Sonic の膨大なサウンドコンテンツのライブラリーは楽器の種類、スタイル、キャラクターごとに一瞬で分類でき、どの方向からでも絞り込むことが可能です。また、それぞれのカテゴリーに該当するコンテンツの数も常に表示します。
VST Sound™ 拡張可能
MediaBay は Steinberg が提唱する VST3 規格の一部、VST Sound フォーマットに対応するコンテンツすべてを扱えます。VST Sound に対応した Steinberg やサードパーティー製のコンテンツは、HALion Sonic の MediaBay から直接開くことができます。
自在なコントロールとフレキシビリティ
ハイクオリティな楽器をモデリングしても、それに見合った音色のコントロール機能がなければ楽器の真価を引き出せません。HALion Sonic は操作性を徹底して磨き、スタジオでの制作環境でもライブパフォーマンスでも抜群の扱いやすさを実現しました。
プログラムのエディット画面では、それぞれのレイヤーに対してエンベロープ、フィルター、アーティキュレーション設定、そしてモジュレーションマトリクスを自在に設定できます。
クイックコントロールとトリガーパッド
8つのクイックコントロールは、レイヤーやプログラムの重要なパラメーターをハードウェア感覚で瞬時に操作できるノブです。またその左側に配置された8つのトリガーパッドは、キースイッチや FlexPhraser に使用する特定のノートや、複雑な和音のコードをアサインし、トリガーすることができます。
MIDI コントローラーの割り当て
これらクイックコントロール、トリガーパッドなどはすべて、簡単な学習機能による MIDI コントローラーの割り当てが可能です。コントロールしたいノブやスライダーを右クリックし、MIDI デバイスのコントローラーを動かすだけです。また、画面右下のオレンジ色のスフィアコントロールの縦軸、横軸をコントローラーに割り当てれば、モーフィングフィルターの操作にも活躍します。
ライブパフォーマンス
HALion Sonic はライブステージで真価を発揮します。ベースとピアノ、リードサウンドなどの鍵盤上のスプリットやレイヤーマッピングは、画面上で鍵盤のハイライト部分をドラッグするだけ。さまざまな外部 MIDI コントローラーから、クイックコントロールにアサインしたほとんどのパラメーターやスフィアコントローラーを操作することができます。
マルチチェーン機能により、最大128のマルチプログラムをリストに設定し、画面上のボタンやマスターキーボードから切り替えることができ、次の曲やセクションの準備が一瞬で行えます。
プレーヤー表示モードに切り替えれば、ライブパフォーマンスに必要十分なパラメーターを表示したインターフェースでの操作が可能です。
FlexPhraser フレーズアルペジエーター
それぞれのプログラムは、アルペジオフレーズプレーヤー機能 "FlexPhraser" を最大5つまで使用できます。FlexPhraser は Yamaha MOTIF に基づいた技術で、ドラムやシンセ、サンプル、ループなどレイヤーの種類やプログラムに応じて、多彩なフレーズやスライスなどを再生します。フレーズはホストアプリケーションと同期可能です。
FlexPhraser ライブラリー
HALion Sonic は、1,200 以上のアルペジオや MIDI フレーズと 300 以上のコンストラクションセットによる、合計 1,500 以上のパターンライブラリーを搭載しています。
フレーズは11のカテゴリーに分類されています:
Construction Sets, Classic Arp, Synth Sequences, Chord Sequences, Bass, Guitar and Plucked, Piano and Keyboard, Organ, Strings, Brass, Drums and Percussion
- インストゥルメント: ダイナミックなドラムフレーズ、シンセアルペジオ、ギター、ベース、ピアノなどのリアルな伴奏フレーズまで、FlexPhraser は多くのフレーズを再生できます。幅広い楽器や演奏スタイルに適した 1,500 種類以上のフレーズから選択できます。選択したフレーズに応じて、FlexPhraser はライブ演奏の際にリアルタイムでフレーズを変化させます。 これにより、たとえば、1~4 種類のキーを再生することによりパターンをさらに複雑にしたり、さまざまなコードを再生してフレーズのハーモナイズを変化させたりできます。
- ループ: FlexPhraser は本来のタイミングや順番でループのスライスをトリガーします。 キーの移調したループをトリガーすることも可能です。 さらに、ランダム機能で順番を変え、スライスシーケンスをドラッグ&ドロップして Cubase にエクスポートすることもできます。
Cubase との快適な連携
HALion Sonic は Cubase 5 & 6 のインストゥルメントラック又はインストゥルメントトラックに直接インサートできます。VST Expression 機能に対応した HALion Sonic は、インストールしてすぐ Cubase からの直感的なアーティキュレーションエディットができ、プリセットの検索も Cubase と共通の MediaBay システムにより、素早く合理的に行うことができます。さらに、1.5 アップデートにより Cubase 6 の VST Expression 2 に対応し、ノートエクスプレッション編集も可能です。
アイデアをスクラッチパッドで録音
ただ演奏しているだけのときにこそ、インスピレーションは沸くものです。HALion Sonic スタンドアローン版に搭載するスクラッチパッドで、弾いたアイデアをすべて録音。録音したデータは、再生はもちろん、スタンダード MIDI ファイルとして書き出すことも、逆に SMF ファイルを読み込んで HALion Sonic で再生することも可能です。
メトロノーム
内蔵のメトロノームは、テンポキープの練習や、録音したアイデアを色々なテンポで聴いてアレンジを決める時などに役立ちます。
アンドゥ&リドゥ
HALion Sonic のほぼすべての操作はマルチステップで Undo/Redo でき、プログラムごとの編集履歴も自由に行き来できます。納得行くまでいくらでもパラメーターをいじり倒してください。





















