Steinberg Media Technologies GmbH

Neuer Hoeltigbaum 22-32
22143 Hamburg

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オーディオ・モンタージュ

オーディオ・モンタージュは、WaveLab の非破壊編集・処理において中心的な役割を果たします。すべての編集作業は、リアルタイムにノン・ディストラクティブ処理されるか、またはオーディオ素材へレンダリングを行ないます。また、オーディオ・モンタージュ環境では、最高 8 チャンネルのマルチチャンネル・オーディオトラックにも対応し、さらに、ビデオトラックや DVD-Audio のスライドショー用ピクチャー・トラックもサポートしています。

オーディオ・モンタージュではオーディオファイルがいわゆるクリップとして表示されます。クリップとは、オーディオファイルの一部または全体をオーディオ・モンタージュ内に表示するウィンドウを指します。クリップのある部分を選択して、拡大・縮小したり、他のオーディオクリップ上に移動、ミックス、挿入することができます。
今回 WaveLab 6 では、複数トラックのクリップ編集をサポートし、マルチチャンネルプロジェクト内でリンクされたトラックの編集がより速く効率的になりました。ALT キーを押すことにより、クリップ上で行われた変更は選択中の他のクリップにも反映されます。(設定済みのフェード情報やボリューム、パンの設定が影響を受けることはありません。)このグルーピング機能により、プロジェクト全体を常に明確に把握することができます。

外部エフェクトハードウェアの統合

WaveLab 6 には、アウトボード・エフェクターをマスターセクションのオーディオシグナルチェインへ統合するシステムが新たに搭載されました。外部のエフェクト機器は、マスターセクションの希望の位置(スロット)へプラグインとして統合されます。WaveLab 6 は、最高 8 チャンネルの、ASIO 対応マルチチャンネル・オーディオデバイス入出力をサポートします。

WaveLab は、ハードウェアのレイテンシーを自動的に認識、補正し、タイムコードへの完璧な同期を図ります。また、ハードウェアへ送られるレベルは、”External Gear” のセンドレベルでコントロールします。

スペクトラム・エディタ

スペクトラム・エディタは、オーディオファイルの周波数情報を修復、編集可能な強力なレストレーション・ツールです。高精度なリニアフェイズフィルターにより、ごく微細な周波数帯も編集が可能になります。


スペクトラム・エディタでは、オーディオ素材をソノグラム表示し、周波数帯域ごとに時間の経過に合わせ、色や陰をつけて表します。またスペクトラム・エディタは、高精度処理およびマスターセクション処理の2種類の編集モードを装備しています。

直接処理(オフライン)

直接処理モードには、3 種類のフィルターが用意され、これらは 6 種類の方法で様々な作業に用いられます。ハイパス、ローパス、バンドパスフィルターを使用し、ソノグラム上の特定の周波数帯域の音を削減したり、フェードイン、フェードアウトさせたり、あるいは分散機能によって「ワイプオーバー」を行うことも可能です。また、フィルターの削減具合や強調度はユーザー定義が可能です。

マスターセクション処理

このモードでは、ディザリング・アルゴリズムやノイズシェイピングなどのマスターセクションプラグインを使用して、選択された周波数帯域を処理することができます。この編集ツールにより、定義された周波数帯域を例えば DeClicker やその他のレストレーション・プラグインへ送ることができます。また、ユーザーが定義した周波数帯域に対しダイナミクスをフルコントロールすることも可能です。

その他に、スペクトラム・エディタが提供する新たな編集処理では、ソノグラム表示内でオーディオ素材の中のある箇所を別の箇所へコピーすることができます。ソース/ディスティネーション機能により、適切な領域を素早く分離させ複数の異なる場所へコピーすることが可能です。置き換えられる領域は長方形を伸縮させることで選択することができ、選択された領域の移動やサイズ調節を素早く簡単に行うことができます。また、ステレオファイルの各オーディオチャンネルを独立して処理したり、両チャンネルを同時に処理することも可能です。

クリップベースのエフェクトとプラグインチェイン

WaveLab 6 では自由に定義可能なプラグインチェインを使用することができます。プラグインチェインは、WaveLab で使用可能なすべてのプラグインから成り立っており、オーディオモンタージュのプラグインページに好きなプラグインをドラッグ&ドロップすることで瞬時に作成することができます。プラグインチェインに含まれるプラグインの順序変更や、チェインからのプラグイン削除は、プラグインそのものを開くことなく行えます。プラグインはダブルクリックするだけで開いて編集を行うことができます。また、チェインはプリセットとして保存することができ、オーディオモンタージュのクリップやトラックを処理する場合にいつでも使用可能です。

プラグイン・エフェクトの掛け録り

WaveLab 6 では、マスターセクションのプラグインを経由してオーディオの掛け録りに対応しています。これにより、録音時、あるいは後の編集や処理用の素材を準備している時でも、EQ、コンプレッサー、ノイズゲートなどのエフェクトを使用することができます。

 

WaveLab は、マルチチャンネル対応の ASIO オーディオデバイスを使用して、最高 8 チャンネルまでのマルチトラック録音を行なえます。これによりミキサーサブグループの録音やサラウンドでの録音が可能になりました。WaveLab では、最高 384kHz までのサンプリングレートをサポートし、レコーディング・サンプリングレートは、使用するオーディオデバイスの AD コンバーターによってのみ制限されます。

ラウドネス補正対応のプラグイン・バイパス

オーディオ素材にプラグイン・エフェクトをかけるとシグナルのレベルやラウドネスが変化することがありますが、プラグインで処理されたシグナルとオリジナル素材を瞬時に比較することは難しい場合があるでしょう。WaveLab 6 では、このラウドネスの相異を自動的に補正するスマート・バイパス機能を新しく装備したことで、エフェクトの適応前・適応後を素早く簡単に A/B 比較することができます。また、スマート・バイパス機能は外部のエフェクトハードウェアをマスターセクションで使用している場合にも対応しています。

高度なクロスフェード

WaveLab 6 は、直感的に編集が可能なクロスフェード・エディタを搭載しました。オーディオ・モンタージュウィンドウで 2 つのクリップ重ねるだけで瞬時にクロスフェードが適応されます。また、クロスフェードの結果はクリップ上の波形にリアルタイムに反映されるため、狙った位置にすばやくフェードポイントを作成することが可能です。「波形にスナップ」や「フェードにスナップ」など、編集効率を向上させるたくさんの便利な機能を装備しています。

クロスフェードの左右の境界は、それぞれ個別に位置を調節できます。また、フェードの中央を基準としてクロスフェードの範囲を左右対照で同時に調整することもできます。さらに、フェード全体を波形に沿って動かすことも可能です。

マルチチャンネル編集

オーディオ・モンタージュ・ウインドウはサラウンド・フォーマットのレコーディングおよび編集に対応しています。5.1 チャンネル・フォーマットの場合、2 つのステレオファイル(L/R と SL/SR)および 2 つのモノラルファイル(C/LFE)としてインポートされ、各トラックをそれぞれ別々のオーディオアウトプットへ送ることができます。LEF チャンネルへルーティングされるオーディオファイルに対しては、ローパスフィルターをインサートエフェクトとして使用することもできます。

また、トラック上の全クリップを処理するのと同時に、複数のグローバルプラグインをロードすることができるほか、各クリップに対しボリュームやパンエンベロープをサンプル精度で調節することが可能です。マウスを使用してフェードを編集したり、あるいはユーザー定義のフェードカーブプリセットをロードしてフェードを調節することができます。

バッチ処理

パワフルなバッチ処理機能により、コマンド 1 つで様々な編集処理やファイルのリネームなどを多数のファイルに適応することができます。

リモートコントローラーの統合

WaveLab は、MIDI リモートコントローラーをサポートすることにより、各機能へ外部のコントローラからダイレクトにアクセスすることが可能です。ハードウェアへのパラメーターの割り当てが非常に柔軟に行うことができ、ユーザーによる定義が可能です。

リモートコントローラーから受信される入力 MIDI メッセージは、WaveLab 6 のあらゆるコマンドに割り当てることができ、WaveLab の機能をこれまでになく高いレベルで制御することができます。