64bit 版アプリケーションについて
2012/05/08 更新
Cubase 6、Nuendo 5 などの DAW ホストアプリケーション および HALion 4、HALion Sonic、The Grand 3 などのバーチャルインストゥルメントには、32bit アプリケーションに加えて 64bit OS 上で動作する 64bit ネイティブアプリケーションが用意されています。
- Mac OS X / Windows: Nuendo 5.5、Cubase 6、Cubase Artist 6、Cubase Elements 6、HALion 4、HALion Sonic 1.5、The Grand 3.1、WaveLab 7.2、WaveLab Elements 7.2
- Windows のみ: Nuendo 5.0 ~ 5.1、Cubase 5、Cubase Studio 5、HALion 3、HALion Player、HALion Symphonic Orchestra
* 個々の対応状況について詳しくは、製品の動作環境もご参照ください。
* 各 OS との対応表はこちらです。Windows 7 / Windows Vista / Mac OS X 10.7 / Mac OS X 10.6
* 各製品の最新版アップデータは、こちらの ダウンロードページ から提供しています。
Mac OS X 10.7 / 10.6 / Windows 7 / Windows Vista 64bit 版 共通
- メモリについて
64bit OS の最大の利点は、32bit OS より多くのメモリーをコンピューターに搭載できる事です。また 64bit ネイティブアプリケーションは、32bit アプリケーションより多くのメモリーを割り当てることができます。これにより特に、大容量のサンプルコンテンツを含む VST インストゥルメントを使った大規模なプロジェクトなどで、パフォーマンスが向上します。
- VST Bridge について
Steinberg の 64bit 版 DAW には、32bit 環境用にプログラムされた VST エフェクト、インストゥルメントを 64bit 環境で使用できるようにするための技術 VST Bridge が搭載されています。この機能はすべてのプラグインに正式対応するものではなく、お気に入りのプラグインが 64bit ネイティブ対応するまでの応急処置としてご活用ください。
Cubase 5/6、Nuendo 5 に標準搭載しているほとんどのプラグインは VST3 仕様で、64bit にネイティブ対応しています。VST Bridgeを介さず動作するため、より高いポテンシャルとクオリティを提供します。
Windows 7 / Windows Vista 64bit 版 OS の場合
- メモリについて
64bit 版アプリケーションでは 4GB 以上のメモリをアプリケーションに割り当てることができます。OS のエディションにより、最高で 128GB まで割り当て可能です。コンピューターに対してはメインメモリとして 1TB までインストールすることができます。コンピュータが認識できるメモリ容量の最大値は、使用するメインボード(マザーボード)によって異なります。
64bit 版の Windows 7/Vista で 32bit アプリケーションを使用することもできますが、その場合 32bit アプリケーションが使用できるメモリ容量は 4GB 未満です(Vista 32bit 版で 32bit アプリケーションを使用した場合の最大割り当て容量は2GBです)。 - ハードウェア ドライバーについて
システムにインストールされたすべてのハードウェアドライバーが確実に Windows 7/Vista 64bit に対応している必要があります。 - プラグインについて
ご使用になるプラグインが Windows 7/Vista 64bit にネイティブ対応しているか、ご確認ください。
Mac OS X 10.7 Lion / 10.6 Snow Leopard の場合
Mac OS X 10.6 以降では、CPU が 64bit 対応 (Intel Core 2 Duo 以降) であれば、64bit アプリケーションを動作させ、多くのメモリを割り当てることができます。一方、32bit アプリケーションの動作も可能です。
- アプリケーションのモード切替について
Mac OS X ではひとつのアプリケーションパッケージに 32bit / 64bit コンポーネントが含まれます。
Finder 上でアプリケーションのアイコンを選択し、「ファイル」メニュー >「情報を見る」を選択すると、モードの切り替えができます。「32 ビットモードで開く」の項目がある場合は、64bit ネイティブアプリケーションです。チェックを入れると 32bit アプリケーションとして、チェックを外すと 64bit アプリケーションとして起動します。 - カーネルのモード切替について
Mac OS X 自体は、32bit カーネルと 64bit カーネルを切り替えて起動することができ、カーネルがどちらのモードでも、32bit / 64bit アプリケーションの動作が可能です。
64bit カーネルの場合は、カーネル領域とユーザー領域間のメモリーデータのコピーなど、OS レベルでいくつかの処理が早くなります。Cubase 6 のような DAW アプリケーションでは、これによりオーディオドライバーとオーディオバッファー間のデータ転送がわずかに高速化しますが、通常体感できるほどの差ではありません。 - ハードウェアドライバーについて
32bit カーネルでは、ハードウェアデバイスのドライバーは従来通り動作します。一方 64bit カーネルの場合は、全てのハードウェアのドライバーが 64bit に対応していなければなりません。オーディオデバイス、MIDI デバイスのドライバーが 64bit に対応していない場合は、32bit カーネルモードで 64bit アプリケーションを使用してください。 - プラグインについて
32bit ネイティブの VST 2.4 プラグインをお使いの場合、VST Bridge によってプラグインを 64bit DAW 上で動作させる事が可能ですが、ブリッジ変換によるパフォーマンス低下や制限が発生します。主に VST2.4 プラグインをお使いの場合は、DAW アプリケーションも 32bit モードでのご使用をおすすめします。
PowerPC (PPC) バイナリのプラグインは、VST Bridge を経由しても使用することはできません。
VST Bridge を使用している場合、ブリッジ変換されているプラグインの GUI(プラグイン画面)は、図のような暫定表示になる場合があります。
VST Bridge 変換されるプラグインは、まとめて最大4GBというメモリー制限を受けます。


64bit 版の機能制限
現在、64bit 版では下記の制限があります。多くはサードパーティコンポーネントの制限によるものですが、真の 64bit 環境にはこれらコンポーネントも含めてトータルで 64bit に対応している必要があります。また、32bit と 64bit のコンポーネントの混在は不可能です (VST Bridge を除きます)。
- Apple QuickTime (Windows)
Apple からは現在、64bit 対応の QuickTime for Windows はリリースされていません。QuickTime ムービーの使用は、Nuendo / Cubase の 32bit 版でのみ可能です。
Apple QuickTime website
- ビデオコーデック (全般事項)
64bit 版の Nuendo / Cubase からビデオコンテンツを再生する為には、64bit 対応のビデオコーデックがインストールされている必要があります。詳しくはコーデックの作成元の情報をご参照ください。
- ReWire サポート
ReWire を使ったアプリケーションの連携は、Nuendo / Cubase の 32bit 版でのみ行えます。
* Cubase / Cubase Artist (V6.5) および Cubase / Cubase Artist / Cubase Elements / Cubase AI (V6.0.6) より ReWire 64bit に対応いたしました。
(2012/03/01、2012/03/14)
Propellerhead website
- スコアエディターからの楽譜印刷 (Mac)
Nuendo / Cubase を 64bit モードで起動しているとき、「ファイル」メニューには「印刷」メニューが表示されません。
スコアエディターから楽譜印刷を直接行いたい場合は、アプリケーションを 32bit モードで起動してください。
64bit モードで楽譜を印刷するには、楽譜を画像として書き出す必要があります。
1. 「スコア」のメニューで、ページモードビューを選択し、「ファイル」メニュー > 「書き出し」 > 「スコア」 から、楽譜画像の書き出しを行ってください。
2. 画像書き出しの完了後、Apple Preview などのアプリケーションを使ってプリントを行ってください。






