Steinberg Media Technologies GmbH

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WaveLab Pro 9 の新機能

最先端の機能と直感的なアクセシビリティ。業界をリードする WaveLab が、最新バージョンでまた、オーディオマスタリングを再定義します。

ユーザーインターフェースの刷新から DAW との強力な連携機能、マスタリングプラグインセット MasterRig、そして Mid/Side 処理へのフル対応を果たした WaveLab Pro 9 は、あなたのクリエイティビティの可能性をさらに広げてくれるでしょう。

  • M/S (Mid/Side) 処理にフル対応: オーディオエディター / オーディオモンタージュ / マスターセクション / プラグインにおける多彩なオーディオ編集、処理、メータリング機能
  • Cubase / Nuendo* とのファイル交換機能: 編集やミックス中に WaveLab を強力なオーディオエディターとして使用、またはマスタリング時に簡単に Cubase / Nuendo プロジェクトに戻ることも可能
    * Cubase 8.5.10 以降が必要。Nuendo の対応バージョンは今後リリース予定(2016/3/15現在)
  • MasterRig - ハイエンドマスタリングプラグインセット: Equalizer / Dynamic EQ / Compressor / Limiter /  Saturator / Imager
  • 刷新されたユーザーインターフェース: リボン&タブレイアウトによる、さらに快適かつ素早い操作性
  • マスターセクション: 視認性を高めたメータリング、M/S モニタリング、チャンネル処理、12 エフェクトスロット
  • SoX Resampler / Multiband Expander / Multiband Envelope Shaper 搭載
  • 新しいウィンドウドッキングシステム: 好みや目的に応じて自由にカスタマイズ可能
  • WaveLab プロジェクトマネージャー: 大規模なプロジェクトでもオーディオファイルやオーディオモンタージュを効率的に整頓
  • その他の改良: クリップベースのセンドエフェクトオートメーション、プラグイン検索、命名ルール、より充実したレンダリング設定






Mid/Side (M/S) 処理にフル対応

オーディオモンタージュ / オーディオエディターでの M/S 処理

WaveLab Pro 9 はオーディオマスタリング工程に革命を起こす、Mid/Side 処理に完全対応したホストアプリケーションです。
L/R ステレオ方式と異なり、M/S 方式では音源の中央付近と左右両側を扱うため、音の広がりや中心となるパートなどを効果的に処理できます。
オーディオモンタージュ(波形を右クリック)、オーディオエディター(L/R と M/S ボタンで切り替え)両方で、オーディオ信号の Mid と Side 成分を直接処理可能。これにより、M/S によるスペクトラム編集、音量、ラウドネス解析をはじめ、これまで複雑な手順でしか成し得なかった処理が身近になります。

マスターセクション: モニタリング / 処理

音源の中央と両側の音を個別に視聴して確認する… こんなことも簡単に実現します。WaveLab Pro 9 ではマスターセクションに Mid または Side シグナルを選択できる機能を追加。ミックスの解析に、全く新しい視点をもたらしてくれます。そして何より素晴らしいのは、これからはマスターセクションのエフェクトラックにあなたのお気に入りのプラグイン(そのプラグインが M/S 対応でなくても)をインサートし、それぞれ個別に、Mid、Side、Left、Right またはステレオトラック全体にエフェクトを適用できるということです。

クリップ、トラック、出力エフェクト

WaveLab Pro 9 ではさらに、ツールウィンドウのエフェクトセクションにおいても、すべてのエフェクトスロットおいて Mid/Side 処理設定が可能です。ターゲットがクリップ、トラック、または出力のどれであっても、処理したいパートを選び、あなたの好きなプラグインを使って M/S 処理できるのです。

MasterRig プラグインでの M/S 処理

MasterRig のモジュールのうち、8バンド Equalizer、4バンド Dynamic EQ、4バンド Compressor、4バンド Saturator は M/S 処理に完全対応しています。これにより、シグナルの狙った帯域に正確に M/S 処理を施すことが可能です。

Cubase / Nuendo* との連携機能: 強力なミックス&マスタリングコンビネーション

WaveLab Ver. 9 では、Steinberg の DAW、Cubase および Nuendo との連携をこれまでになく強化しました。オーディオ素材を直接 Cubase / Nuendo と交換可能になり、互いの強みを組み合わせて最高のミックス / マスタリングチェーンを構成することができます。

* Cubase 8.5.10 以降が必要です。Nuendo の対応バージョンは今後リリース予定です(2016/3/15現在)。

WaveLab の機能を Cubase & Nuendo から使用

Cubase / Nuendo 上から直接、WaveLab のパワフルな機能 - レストレーション、編集、解析、マスタリング - を使用して、ミックスの最中でもオーディオイベントを磨きあげることができます。WaveLab での編集処理が完了すると、クリック一つで Cubase / Nuendo プロジェクト上のファイルも更新されます。

瞬時に DAW でのミックスに戻る

マスタリング工程の途中、ミックスに戻る必要を感じることもあるでしょう。たとえば、楽器ごとのバランスを変えたいというとき、マスタリングだけでは対処は難しいものです。Ver. 9 ではこんなとき、「編集」タブから簡単に該当する Cubase / Nuendo プロジェクトを開くことができます。シームレスにリミックスが可能なため、マスタリングのクオリティもさらに突き詰めることができます。







MasterRig

MasterRig をご紹介しましょう。Steinberg が開発したこの高性能プラグインセットは、あなたのオーディオファイルを最もクリエイティブな方法でマスタリングするためのツールです。
MasterRig は6つのエフェクトモジュールで構成され、最大8つのスロットに自由に配置できます。それぞれのモジュールはマルチバンドに対応し、さらに EQ、Compressor、Saturator はバンド毎の Mid/Side 処理も可能です。これにより、特定の箇所に対する極めて正確なマスタリング処理を可能にしています。

自由度の高さを誇る MasterRig は、ドラッグ&ドロップによる配置、順番変更に加え、お気に入り設定をシーンとして保存することで、モジュールの組み合わせの比較も素早く行えます。










生まれ変わったユーザーインターフェース

作業を効率化する新しい GUI

Ver. 9 ではユーザーインターフェースを根本から見直し、より素早く、快適な作業のための GUI に一新しました。
最も使用頻度の高い機能と波形エディターを中央のタブエリアに配置。また上部のツールウィンドウには多彩なメーターディスプレイ、エラー訂正機能、マーカーなどを装備します。マスターセクションもまたレイアウトを一新すると共に、機能を大幅に向上しています。
これに加えて、ウィンドウドッキングシステムも新しくなり、用途に応じたレイアウトのカスタマイズがさらに自由になりました。ウィンドウの透過率、スライド動作も設定可能です。

リボン&タブ レイアウト

WaveLab の中心エリアにはリボンバーを採用しました。タブを切り替えることで、WaveLab で頻繁に使用する、表示、編集、フェード、解析、レンダリングなどの機能に素早くアクセスできます。タブは内容ごとに分類され、動的に表示されます。また波形の近くにリボンバーが設置されているため、編集しながらのタブの切り替えもスムーズに行えます。

リボンバーのもう一つの利点は、すべての機能を固定表示できることです。ドロップダウンメニューでは選択するとすぐに隠れてしまう機能も、表示したまま作業を続けられます。また新しい「ファイル」タブメニューにより、プロジェクト作成時の各種機能の組み合わせや、書き出し時のフォーマットなども一望しながら設定できます。

プロジェクトを整理

WaveLab Pro 9 ではまた、プロジェクトで使用する数多くのオーディオファイルやオーディオモンタージュをそれぞれグループ化可能です。大規模なマスタリングプロジェクトにおいても、新しいプロジェクトマネージャーによってプロジェクト全体をツリー表示でき、ファイルグループ、オーディオファイル、オーディオファイルを見渡すことができます。

新しいドッキングシステム

毎日使うソフトウェアには、機能的なレイアウトであることが重要です。WaveLab Pro 9 は今日のマルチモニター環境にもよりマッチした、新しいウィンドウドッキングシステムを採用し、これまでより一層レイアウトの自由度を高めました。フローティングしているウィンドウをドラッグすると WaveLab は小さな矢印を表示し、どこにドッキング可能か示してくれます。また任意のメーターを選んで集中表示できるコントロールウィンドウも、最大で4つまで表示可能になりました。

マスターセクション

WaveLab が誇る高性能なマスターセクションもオーバーホールしました。エフェクトスロットは12に拡大。あなた独自のプラグインマスタリングチェーンを自由に構築できます。

さらに、すべてのプラグインスロットにチャンネル処理を Mid/Side を含んで独自に設定できるため、お気に入りのプラグインをステレオ、モノラル、M/S など自在に適用することが可能です。また、オーディオチャンネル全体のモニタリングも M/S に対応しました。

新しくなった Resampler により、ファイルを再生しながら直接、異なるサンプリングレートで聴き比べることができます。

テーマのカスタマイズ

自由度溢れる WaveLab 9 のインターフェースは、あなたの好みに合わせてウィンドウのサイズや位置、ワークスペースを変更できるだけでなく、カラーもカスタマイズ可能です。明るいグレーからブラック* まで、3種類のテーマからお選びください。さらに、オーディオエディター、オーディオモンタージュからメーター表示のほぼ全てに至るまで、個々の色合いも調整することができます。

* Black テーマは Ver.9.0.20 以降に搭載







素早いプロジェクト設定

ファイルタブ: WaveLab の中央窓口

Ver. 9 に新しく搭載した「ファイル」タブは、オーディオモンタージュ、オーディオエディター、一括処理、ポッドキャスト、オーディオ CD / DVD といったプロジェクトの作成や作業開始時に中心となる窓口です。さらにここにはレンダリング、読み込み / 書き出し機能や、DPP、XML、CD キューシートなどの様々な機能も統合されています。また、この中の環境設定には、WaveLab をニーズに合わせて設定できるさまざまな項目がグループ配置されています。

スタートアップダイアログ

WaveLab を起動すると開くスタートアップダイアログからは、新規プロジェクトの作成や既存プロジェクトのブラウズを、これまでになく簡単、スピーディに行えます。新規作成時には空プロジェクトまたはテンプレートからの選択、ファイルを開く際はこれまでの履歴やフォルダーブラウズ機能から効率的にあなたの求めるプロジェクトを開始できます。

プロジェクトマネージャー

大規模なプロジェクトではしばしば、複雑なファイル構造をわかりやすく整理整頓する必要が出てきます。

WaveLab Pro 9 に搭載するプロジェクトマネージャーは、オーディオファイルやオーディオモンタージュの整理のための強力な味方です。プロジェクトマネージャーはツリー構造を備え、どのファイルがどのファイルグループに属するか、命名ルール、変更の有無、などの情報を一望することができます。

さらに、プロジェクトマネージャーからのドラッグ&ドロップ操作でオーディオモンタージュにファイルを加えたり、新しいオーディオファイルエディターを開くこともできます。

追加プラグイン

WaveLab Pro 9 は、2つのマルチバンドプラグイン: Multiband Expander と Multiband Envelope Shaper を搭載します。また、SoX ベースの Resampler の搭載により、さらに高精度なリサンプル再生とレンダリングを実現します。

その他の改良

WaveLab 最新バージョンはこの他にも、毎日の作業を快適にする多くの改良点を備えています。

クリッププラグインのセンドオートメーション

クリップベースのエフェクトのセンドレベルに対し、WaveLab Pro 9 はエンベロープに基づきオートメーションを適用できるようになりました。これにより、クリップ / トラック / 出力に適用するエフェクトに、自由にオートメーションを書き込むことができます。

マルチレンダリング書き出し

WaveLab Pro 9 はオーディオファイル、オーディオモンタージュ、ファイルグループにおいてファイル書き出し機能を拡張し、複数のレンダリングを一度に行えるようになりました。作業の大幅な短縮化をもたらします。

レンダリングフォーマットの拡張

新たに、MP3、AAC の 5.1 ch サラウンド形式でのレンダリングに対応しました。


カスタマイズ可能なファイル命名規則

WaveLab Pro 9 はファイルのネーミングスキーム(命名規則)をカスタマイズ可能です。たとえば元ファイル名、アルバムタイトル、カウンターなど多くのルールに基づき、接頭辞や接尾辞を設定することで、ときに膨大な量になるオーディオファイルの区別もしやすくなります。