Nuendo 5.5 — Sharp like a razor
Nuendo 5 の最新バージョン 5.5 は、ポストプロダクションに携わるプロフェッショナルのニーズに応える24種以上もの新機能を搭載しました。
- Nuendo 5.5 アップデートは、すべての Nuendo 5 登録ユーザーの皆様を対象に ダウンロードページ から配布中です。
編集機能
マルチトラックでのオーディオクオンタイズ
Nuendo 5.5 ではオーディオ素材を MIDI 素材と同様にクオンタイズでき、ライブ録音したトラックのタイミング修正やグルーヴ変更も簡単です。たとえばマルチトラック録音したドラムパートの場合、キックやスネアなどトラック毎のヒットポイントを検出後、フォルダートラックの「グループ編集」機能とクオンタイズパネルの「スライスルール」により、優先したトラックのヒットポイントに従って全パートを正確に同じ位置でスライス。トラック間における位相の関係を保持したまま、切り刻んだドラムパートをまとめてクオンタイズできます。また、スライス間にワンクリックでクロスフェードを作成し、クオンタイズから生じる隙間を一瞬で埋めることもできます。
トラックエディットグループ
ギター、ベース、ドラム、アンビエントなどを録音する際、サウンドエンジニアは、いくつかのアンプやマイクからのシグナルを複数トラックに録音し、これらをミックスしてベストの結果を生み出します。Nuendo 5.5 のフォルダートラックに搭載された「グループ編集」機能により、関連するトラックを結合し、複数トラックにまたがるイベントをフェーズロックすることで、マルチトラック録音のひとつを選択するだけで同時に編集が可能です。スタジオで大幅な時間の節約となるでしょう。
オフライン処理の改善
オーディオリズムパートの差し替え
オーディオのヒットポイントから MIDI への変換機能により、ライブ録音したドラムやパーカッションサウンドの差し換えやダブリングも簡単に行えます。ヒットポイント検出後「MIDI ノートを作成」ボタンをクリックするだけで、Nuendo 5.5 は個別のヒットに対応する MIDI ノートを含む MIDI トラックを作成。その先、どのサンプラーやシンセを使うかはあなたの自由です。
マルチテイクコンピング
フォルダートラック上のデータ表示
élastique Pro によりさらに強化された Audio Warp
互換性の向上
Nuendo 5.5 では、Pro Tools など他の DAW とのファイル交換を想定し、オーディオファイルの読み込み/書き出し/トラック変換時にマルチチャンネルファイルからスプリットチャンネルへ分割する際に "_L" や "_R" など、指定した接尾語を付けることが可能です。
トラックノートパッドの書き出し機能
各トラックのノートパッドが記憶するすべての情報を、一つの整理されたテキストとして書き出す便利な機能が追加されました。
* 現時点では、英語テキストのみ対応です。
AAF ファイル対応強化
AAF ファイルを書き出す際、ステレオ / マルチチャンネルトラックは自動的にマルチモノトラックに分割されます。また Pro Tools と AAF ファイルを交換する際、イベントのボリュームを +12 dB に制限することで、クリッピングを回避します。最新の Avid Media Composer との互換性も追加されました。
ミキシング
生産性の向上
Mac 64bit ネイティブ対応
Mac OS X 10.6 / 10.7 64bit 環境のネイティブサポートにより、RAM にアドレスできる量がこれまでの2ギガバイトから1テラバイトへと大幅に増大。これにより Nuendo で使用できるトラック、プラグイン、サンプルの量も遥かに増大し、大規模なプロジェクトも余裕を持って扱うことができます。
* Mac 版 Nuendo 5.5.0 をネイティブ 64bit アプリケーションとして起動 する際、以下事項が制約されます: Rewire サポート (V5.5.3 にて対応)、楽譜印刷
* Mac OS X 10.6 で PPC バイナリプラグイン (例: DeClicker, DeEsser (SPL), DeNoiser, SurroundDither, Embracer, Monologue) を使用するためには、Rossetta のインストールが必要です。Mac OS X 10.7 では Rossetta をサポートしないため、PPC プラグインは使用不可能です。
最適化されたヒットポイント検出機能
オーディオのテンポ検出
レコーディングモード
環境設定で、MIDI トラックとオーディオトラックの録音可能設定を区別できるようになりました。これに伴い、トランスポートパネル上の録音モードの名称が変わりました。
ビデオエンジンのアップデート
Nuendo 5.5 はビデオエンジンをアップデートし、HD ビデオ再生がより滑らかになった他、Blackmagic、Decklink ビデオカードにも 64bit 対応しました。またビデオブースト機能により、シングルスレッドのコーデックに対するビデオ再生パフォーマンスがさらに向上します。
VariAudio を用いたオーディオ - MIDI 変換
Nuendo 5.5 が搭載する VariAudio の MIDI 変換拡張機能と Note Expression (NEK 5.5 に含まれます) を用いれば、生楽器の演奏のニュアンスを VST インストゥルメントを用いて再現することも可能です。単音オーディオ素材のピッチとボリュームカーブを Note Expression 経由で極めてリアルに MIDI 化。これまでになかった制作のあり方です。
MIDI ファイルのインポート
MIDI ファイルを読み込むと、トラックが自動的に HALion Sonic SE にアサインされ、GM サウンドで再生することができます。また HALion Sonic SE は16パートマルチティンバーモードで使用することもできます (NEK のみ)。
キーエディターにインスペクター搭載
ワークスペースの切り替え
ワークスペースの切り替えをキーボードショートカットで行えるようになりました。
Nuendo 5.5.3 の新機能
さらに簡単なテイク合成
プロユーザーのリクエストに応え、テイクコンピング機能をブラッシュアップしました。
専用のコンプツールにより、テイクの欲しい部分を選択するクリック&ドラッグ操作が一層簡単に。また、それぞれのレーンから新たなトラックを作成、オーバーラップ解決など新たなメニューも追加しました。完璧なトラックやダイアログへ、さらに近道です。
- コンプツール: テイクのクリック&ドラッグ機能
- クリーンアップコマンド: イベントのオーバーラップを解決
- レーンを新しいオーディオトラックにコンバート
- トラック、レーン独立のソロ機能
- エンジニアとのコラボレーションによる最適化
ワープクオンタイズ
ヒットポイント検出とオーディオワープを統合。クオンタイズパネルから、直接オーディオイベントのアタックをクオンタイズできるようになりました。スライスせずにワープクオンタイズすることにより、オーディオイベントはプロジェクトのテンポチェンジにも追従し、イベントがトラック上で散乱することもありません。
MIDI パートからグルーヴを抽出し、オーディオループに直接適用することも可能です。さらにトラックエディットグループ機能との組み合わせにより、ワープマーカールールによりトランジェントの優先順位を設定し、マルチトラックドラムに対し一括でワープクオンタイズすることもできます。
- ヒットポイントとオーディオワープを統合してクオンタイズパネルに装備
- ヒットポイントからワープマーカーを自動生成
- トラックエディットグループを活用したマルチトラッククオンタイズ
- MIDI のようにオーディオループやファイル全体を非破壊クオンタイズ可能
- オーディオイベント上で範囲選択した部分をクオンタイズ可能
ReWire 64bit サポート
Windows / Mac OS X の64bit 環境で ReWire に完全対応。
サードパーティー製アプリケーションから、ReWire 経由で最大256オーディオチャンネル、
数千の MIDI チャンネルを完璧に同期しながら Nuendo に取り込むことができます。























