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「デジタルサウンド講座」を覗く

大阪の郊外、“太陽の塔” がそびえる万博公園に、ユニークな活動を続けるライブラリーがある。写真・アートを中心とした資料約3万点を一般公開している NPO 法人「彩都メディア図書館」だ。ここではメディア表現にまつわるワークショップを定期的に開催しており、そのひとつ 「デジタルサウンド講座」 では、コンピューターを駆使した作曲と音楽プロデュースを学ぶことができる。講師を務めるのは今活躍中のサウンドクリエイター・江夏正晃ヲノサトルの両氏。「このソフトウェアを使えば、全くの素人が自由自在に音楽を作れるようになる」と、講座でのメインソフトウェアに選んだのが "Sequel 2" なのだ。Sequel 2 を使った「デジタルサウンド講座」ではどんな風に講義が行われているのか、2008年度受講生による作品合評会をのぞいてみることにした。

今回の課題は、与えられた30秒ほどの映像に音楽と効果音をつけるというもの。受講者それぞれが音なしの映像にイメージを膨らませ、音でそのイメージを具現化していく。 合評会の会場は図書館内のワークショップルーム。様々な年代の受講者はそれぞれ Sequel 2 のインストールされたノートパソコンを持参し、映像からどんなイメージを得たか、どのように音を構築したかなどを各自プレゼンしたあと、作品を再生する。

わずか30秒ずつ。けれど、そこにはまさに十人十色の音世界があった。同じ映像でも各人が得たイメージが全く違っているのが面白い。「お盆休みに田舎へ帰省」「銀河鉄道999のクリスマス」!? などなど。作品からは、それを音でどう表現するか、苦心と工夫を重ねたことが伝わってくる。エスニック調あり、ニュース番組のオープニング風あり、ちょっ と物悲しいサウンドありと、実に個性的で楽しい。また、音が加わることで映像が違う意味を持って見えてくる。そんな“音の持つ力”にも、改めて気づかされた。

講師からの 「専門家は絶対しないアプローチ、掟破りのミキシング(笑)だけどそこが面白い」 「同じ音域に音を集めず住み分けさせて」 「もっと映像とシンクロさせよう」 といったコメントには、全員が熱心に聞き入っていた。

 

敷居を飛び越えられる音楽制作ソフトウェア

Sequel 2 をメインソフトウェアに選んだ理由を江夏さんはこう語る。「Sequel 2 は抜きんでていますね。音素材を組み合わせることで、誰でも編集によってオリジナリティが出せる。Sequel 2 は音楽的なスキルというより、クリエイティビティを伸ばせるソフトだと思います

実際に、ほぼ全員が楽器未経験者で楽譜も読めない受講生たちが、たった1年後には、人によっては驚くようなハイクオリティな表現で講師を驚かせるという。専門的な技術がなくても、この "Sequel 2" を使えば自由に音楽制作ができる。「敷居を飛び越えられる」 のだ。
今回作品を発表した全員の表情からは、その嬉しさやワクワク感があふれていた。

「音楽に正解はない。自分のイメージに近づけばそれが正解。もっと自分を出して、好きな音楽をとことん作ってください」 (ヲノ)

たとえ楽器ができなくても、作曲も録音も演奏もできる。コンピューターと "Sequel 2" があれば、そこはもう高級機材の揃った音楽スタジオに比肩する環境が手に入る。誰もが自ら"音楽する"楽しさにハマってしまえる。気づけばもう、そんな時代が来ているのだ。

映像は骨で音は肉。音楽でどういうイメージを表現するか、具体的に肉付けをする。それが Sequel 2 のおかげで誰にでも可能になった。今回の講座では、みんなのイマジネーションでこれだけ多くのバリエーションが出るのか、と思い、とても面白かったです。 Sequel 2 は、自分がフィロソフィーをしっかり持って使えば、鬼に金棒のツールになると確信しました。

- 江夏正晃(デジタルサウンド講座講師)

Sequel 2 は音素材がたくさんあるから面白い。それらをとりあえず並べてみてからミュートで消してみたりとか、いろいろな使い方ができる。受講生の皆さんの作品は、意外な音と音とが結びついて、プロだったら作らないような新鮮なものが生まれたりするのが面白いですね。

- ヲノサトル(デジタルサウンド講座講師) 

 

▼ 「デジタルサウンド講座」 についてはこちらから
http://www.iminet.ac.jp/dss/

▼ この記事を掲載している雑誌「音遊人」はこちらから
http://www.yamaha.co.jp/fc/myujin/

▼ vol.2 - 「生活に音楽があふれる喜び」のページへ
http://japan.steinberg.net/jp/community/steinberg_stories/saito_digital2.html

 

この記事の掲載誌『音遊人』(みゅーじん)へのリンクは

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