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Ruff & Jam

Jean Marie Moens & Luke Mourinet としても知られている Ruff & Jam は、才能に溢れたリミックスチームです。カイリー・ミノーグ、ロビー・ウィリアムス、シザー・シスターズ、ザ・キラーズ、シュガーベイブス、Sophie Ellis Bextor、ポリフォニック・スプリーをはじめとした多くのアーティストの作品に彼らの名前がクレジットされています。
エレクトロニックポップ、アーバン、ダンスの要素を取り入れて、それらをほど良くブレンドした彼等のスタイルは、著名なアーティストの作品ばかりでなく、彼等自身の作品も聴くことができます。また、フィルムスコアや作曲家としても素晴らしい才能の持ち主です。
今回は、彼等の制作環境の中でなぜ Cubase が中心的な役割を果たしているのかを聞いてみることにしました。

* 人生を音楽に捧げようと思ったきっかけは何ですか?

Luke:すべてはロンドンで始まったんだ。昼間はレコードショップで、夜になるとクラブでプレイみたいな生活をしていたんだけど、その時、音楽が自分にとって本当に大事なものなんだと確信したね。私は小さいころから音楽に囲まれて育ったわけだけど、父は素晴らしいサックスプレーヤーだったし、母はシンガーで、彼らはソウル&ジャズバンドを組んでいたんだ。だからきっと両親とその他のミュージシャンとのリハーサルが何らかの形で私に影響を及ぼしているんじゃないかな。でも自分はミュージシャンにだけはならないと思っていたよ。息子をミュージシャンにすることが父の夢だったのだけど、子供っていうのはそういうことに反抗するものだからね。「ボクがどうなって欲しい?それだけにはならないよ!」みたいにね(笑)

Jean-Marie:う~ん。音楽って新しい扉まで自分を導いてくれる宇宙であり、道みたいなものなんだよね。インスピレーションが尽きることがない源泉なんだ。私は今まで一度も音楽だけに身を捧げようと思ったことはないよ。只単に没頭しているだけなんだ。初めて出合った頃からずっと楽しんでいるよ。今の状況に至っている要因は、音楽を作り出す全工程の間には、自分の内面と触れ合う必要があったり、ある特定の思いや見解について他人と通じ合う必要があるよね。あなたも頻繁に自分の曲調を変えることあるよね?それって色々な個性の中で行なわれるギブ&テイクみたいなものだと思うんだ。そのような孤独感がとてもエキサイティングだと思う。そう思わない?音楽はメッセンジャーだと思っているよ。個々の曲は、私達すべてに対して特別な物語と感覚を伝えてくれる。私が殻に閉じこもっているように思わないでね。これだけ没頭してやっていることだから、このような言い方になってしまうけれども。

* 音楽に関するバックグランドについて教えてください。

Jean-Marie:16歳のときにバンドで歌ったのが最初の経験だよ。その頃は自分が正しいと思うことを歌にしていたよ。バッキング・ボーカルとして色々な場所をまわったり、その頃、曲も沢山書いていた。音楽業界には1994年頃、丁度 Luke と出会ったころに入ったんだ。彼は驚くべき才能の持ち主だったんだ。

Luke:10代の頃、ウィークエンドは DJ をしてたかな。後にフランスのマーケット用にプロダクションとリミックスを開始したんだ。その頃フランスの PWL でいくつか仕事をして、Jean-Marie と会ったベルギーに移ったんだ。

* 特に影響のあったミュージシャンはいますか?

Jean-Marie:もちろん!でもミュージシャンだけじゃなくて、ファッション、映画、テレビ業界など、すべてが音楽に大きな インパクトを持っていると思うんだ。MTV が始まった時に色々変ったよね。より広い分野の音楽にアクセスできるようになったんだ。音と映像がひとつになったし、異なる音楽文化が混ざりあって、アンダーグランド・ミュージックがいきなり大量に放送されるようになったしね。自分の振る舞いに影響を与えたシンガーと言えば、シンディ・ローパーのような人だね。バンドだとイン・エクセス、デュラン・デュラン、U2、カルチャー・クラブ、デペッシュ・モード、アンコール、ユーリズミックス、マドンナ…80年代の人たちばかりだね。オールドファッションのことだったら何でも聞いてね。でも80年代は今でも新しい感覚を持っているね。耳にも、脚にも気持ちいいパンチの効いたカクテルみたいだ。

Luke:スーパートランプと彼らのアルバム "Breakfast In America" かな。ボクの子供時代のサウンドトラックなんだ。9歳頃のことだと、それが唯一覚えているアルバムだよ。クインシー・ジョーンズとモーリス・ホワイト、ハービー・ハンコック、ジョルジオ・モルダー、シック、その後にデペッシュ・モード、ニルヴァーナ…ジャンルに関わらず好きだったよ。

* 音楽制作において Cubase はどのような役割を果たしますか?

Jean-Marie:ほとんどすべてだよ。シンプルなアイディアのスケッチから複雑なミックスの完成形まで、Cubase をすべての段階で酷使している。

* 最初に Cubase を知ったのはいつですか?

Luke:Atari の時代だから、かなり前のことだね。僕らのハードウェアユニットをコントロールするために使っていたんだ。私達に重要な変化をもたらしたのはスタインバーグがバーチャルインストゥルメントをサポートした時だと思う。

* Cubase が何故あなたにとって理想のプラグラムなのでしょうか?

Luke:Cubase を選んだのは紛れも無くすべての理由からだね。決して偶然使っているわけではないよ。当時は、もはやソフトウェアを無視することはできないと考えていたしね。自分が仕事の間にすることを考えている時に、バーチャルインストゥルメントとエフェクト、そしてアプリケーションをソフト内部で繋ぎあわすという考え方に未来を感じたんだ。僕らは強力な MIDI 機能と優れたオーディオ編集機能、スコア編集、映像とのリンク、高品質のオーディオクオリティがすべて1つのプログラムになったものを探していて、その勝者が Cubase だったということさ。
もちろん後に、いくつかの競争相手が技術的に追いついてきたわけだけれども、それらの機能を Cubase は何年にも渡って提供してくれているし、スタインバーグはその間にも新たな機能を Cubase に搭載して競争相手のさらに前に進んでいるよね。だから僕らは単に新しい機能だけを覚えて、作業を進めればいいんだ。何も最初からまったく新しいプログラムを憶える必要はないしね。
Cubase のスマートなインターフェイスも素晴らしい環境に寄与していると言えるね。ハイテクが満載にも関わらず、迷わずに済むんだ。恐らくこれはスタインバーグがミュージシャンのためのプロフェッショナルツールを何十年にも渡って作ってきた経験がなせる業だと思うよ。

* Cubase のどの機能が特に気に入っていますか?

Luke:語るには量が多すぎるけど、すぐに思いつくものとしてはオフラインプロセス、クロスフェード、プールウィンドウ、オートメーション…かな。

* Cubase ユーザーに対して何かチップスはありますか?

Luke:ショートカット!デフォルトで組まれているショートカットを憶えるよりも、自分なりの感覚で組みなおした方が便利だよ。「Cubaseに何かをさせるためにはどうするのか」ではなくて、自分でやりたいようにしてしまえばいいんだよ。

* Cubase が提供する可能性があなたの音楽に影響を与えましたか?

それはないな。でもそれは褒め言葉でもあるんだ。だって、高い可能性はプロフェッショナル・アプリケーションに期待することだからね。

* Cubase は今後どのようになって欲しいですか?

言い出すとわがままな子供みたいになるからやめておくよ。

* バーチャルインストゥルメントは頻繁に使用しますか?

バーチャルインストゥルメントに関しては妥協はしないよ。もしも注意を怠ったら凄まじい種類をインストールしなくてはならなくなるからね。種類が多すぎると実際には素晴らしい機能があったり、懐が深いタイプのものに関してもプリセットマシンとしてだけでしか使わなかったりするから。
1つのバーチャルインストゥルメントをちょっと工夫して使うだけで、ほかに例えば15種類のインストゥルメントを使わずに済むと思うし、いじっているうちに予想もしないような素晴らしい効果に出会えることもあるんだ。
だから、私達のセットアップに何か新しいものを追加する前に、そのクオリティ、イノベーション、フレキシビリティについてはよく吟味するようにしている。私達のすべての作品の中で VST インストゥルメントの音を聴くことができるよ。それらの音源はとてもフレキシブルなので、私達がやりたいことを実現するために、様々な方法で組み合わせながら使っているよ。可能性は本当に無限なんだ。すべてはどれだけあなたが特別なことを求めるかだね。

* 音楽制作をしていない時は何をしていますか?

Jean-Marie:読書したり、書き物をしたりをよくするよ。スポーツやガーデニングも好きなんだ。好きな人のために料理にも挑戦したりしてる。昔からの習慣からも逃げられないな。中古ショップに行ってレコードや CD を集めたりもする。

Luke:寝ること(笑)冗談だけど、実情とそんなに離れていないと思うよ。素晴らしい本を読むこと、古い映画を見ること、同じ考えや趣味をもった限られた範囲の友人との中身の濃い時間を過ごすこと、(あまり大人っぽくないから、できれば言いたくなかったけど)ゲーマー欲を満たすためにゲームをすることが好きなんだ。

* 今後の予定は?新しいプロジェクトは?次の作品は?

オザーク・ヘンリー(僕らのお気に入りのベルギーのアーティストの一人)のトラックをやる予定です。それと幾つかプランがあるけど、今は言えないんだ。決まり次第僕らの WEB サイトと myspace で発表するよ!

WEBサイト情報:   www.ruffandjam.com /   www.myspace.com/ruffandjam